登山記録写真 
 

東北
ー3

27 巻機山 まきはたやま 1,960m   2,008  平成20年10月21日(火)
 1,989  平成元年10月2日()
 単独
  F

27. 巻機山    

 2,008(平成20年)10月21日(火)  往複路 : マイカー マイカー: ≫ 、徒歩: →  晴れ・山頂 曇り
 練馬 IC  3:00 ≫  石打塩沢 IC 5:30 ≫ 6:00 桜坂駐車場 6:15 → 五合目焼松 7:00 → 六合目展望台 7:40 → 七合目 8:20 →  八合目 8:40 →  8:55 九合目:前巻機(ニセ巻機)(1,861m) 9:05 → 避難小屋 9:10 → 9:40 御機屋(巻機山) (1,962m) 9:50  → 最高地点巻機山1,967m) 10:10 → 10:20 牛ヶ岳 (1,962m)10:30 → 最高地点 →  御機屋 11:00 → 11:20 割引岳(1931m) 11:40 → 12:00 御機屋 12:20 → 前巻機 12:50 → 六合目展望台 13:40 → 14:40 桜坂駐車場 15:00 ≫石打塩沢  IC ≫ 練馬 IC 18:40

【 巻機山 】
 ・ 標高=1,967m。 
 ・ 巻機山(まきはたやま)は新潟県南魚沼市と群馬県利根郡みなかみ町の境の三国山脈にある標高1,967mの山。深田久弥の日本百名山の一つ。
 ・ 主要な登山道は南西側の南魚沼市清水から通じている。本峰 1,967m、牛ヶ岳 1,961.6m、割引岳(わりめきだけ) 1,931m、前巻機 または ニセ巻機 1,861m:清水からの登山道の九合目にあたる。
 ・ 狭義の説では、この割引岳から西北へ行った処の祠のあるピークが真の巻機山であるという。北西側の鞍部に避難小屋あり。
 ・ 越国境の山々の中でも、男性的と言える谷川連峰と比べて、巻機山は女性的な山である。山頂一帯にはなだらかな草原に池塘が点在し、花々が咲き乱れる。
 ・ 残雪とブナの新緑が鮮やかな春、高山植物と池塘、沢登りの夏、全山錦秋に染まる秋、豪雪と純白の冬と、四季折々に姿を変えて楽しませてくれる山である。
 ・ 森林限界を超える頂上付近は高山植物と貴重な池溏(チトウ:湿原にある小さな池状のもの)が見られる。
 ・ 一般・初級者コース (井戸尾根コース): 桜坂→80分焼松→60分 6合展望台→90分 ニセ巻機→30分 避難小屋→30分 山頂(登りの標準 約5時間弱)。
      巻機山登山のメインルートとして、古くから利用されている井戸尾根コースはよく整備されている。
 ・ 上級者コース : 沢コース(ヌクビ沢、割引沢)            
 ヌクビ沢コースと割引沢コースは天狗岩直下でコースを二分し、それぞれ稜線に抜けるルート。両方とも難易度は高く、体力及び技術を備えた上級者向けのコース。 
                                                          (〜フリー事典等より)   
 【山名の由来】  
 ・ この山には古くから機織りの守護神が祀られ、地元の人の信仰があついところから付けられた山名といわれる。
 ・ 古くから機織りの守護神として地元民に信仰された山で、それに由来する名前と思われる。 
 ・ 牧草が生え、放牧に適した山ということ。巻〜と書く山も同じ。

【 コメント 】
 ・ 久しぶりの巻機山、今回も一般的な井戸尾根コースの往復登山を選ぶ。
 ・ 塩沢石打ICで高速道を降り、カーナビに従って最初の信号を左折、7k程でT字路を右折して291号線に入り、10k程で清水、左巻機山の標識で左折、細い登り坂の舗装路を進むとやがて桜坂の駐車場に到着。 広い駐車場にはすでに10台近くの車が駐車。
 ・ 駐車場の先端にある登山届ボックスで記帳後、登山道へ入る。
 ・ すぐに井戸尾根コースとヌクビ沢・割引沢のコース分岐になり、井戸尾根コース側へ右折。
 ・ 途中“○合○尺”(三尺、五尺、七尺))の標識が立てられており、小休止のポイントになる。
 ・ ミズナラやブナ林を眺めながらの登りが続く。
 ・ 特にブナの純林は圧巻で、気持ちよい。白神岳のブナ林とは比較になりません。
 ・ 六合目の展望台で、ヌクビ沢や天狗岩の岩峰が目の前に望め、小休止。
 ・ 7合目手前から、ガレ場が多くなり、7合目から8合目にかけて、笹の道をジグザグに登る。
 ・ 丸太の長い階段を登り切ると、九合目のニセ巻機山(前巻機)に到着。
 ・ 前方左側に割引岳、正面右に巻機山が展望でき、小休止。
 ・ 前巻機と頂上との間の鞍部にH16年に改築された綺麗な避難小屋がありました。
 ・ 池塘が点在する中を登り終わると、「ニセ巻機山山頂」の“御機屋”(1,962m)へ出る。
 ・ 休憩後、牛ヶ岳へ向かう。ここからは雄大な景色を味わいながらのゆるやかな道を進む。
 ・ 花のシーズンをイメージしながら池塘の脇を通る木道を、気持ち良い気分に浸りながら軽快に進む。 
 ・  国土地理院の地形図に載っている巻機山本峰の最高地点(1,967m)へは、約10分で到着。
 ・ 青空に映える草紅葉や緑のササ原を眺めながら進む。
 ・ やがて「牛ヶ岳」に到着、標柱はなく表示板があるだけの狭い山頂ですが、割引岳方面の展望が素晴らしい。
 ・ 今来た道を引き返し、“御機屋”に到着。ここを標識の通り巻機山と信じて下山する人が多いみたいです。
 ・ 一旦下って、割引岳を登る。
 ・ やや広い割引岳の山頂からは谷川連峰や牛が寝そべったような姿の牛ヶ岳や巻機山や尾瀬方面の山々などが展望出来、ゆっくり休憩する。
 ・ 目的の三山を登頂し、下山開始。 
 ・ 雲が出始め紅葉した山腹の鮮やかな写真が残念ながら撮れずじまい。
 ・ 桜坂駐車場は「清水生産森林組合」で管理しており、平日でしたが駐車場を出て、数十m先に料金所があり、500円徴収されました。 シーズン中の週末は早朝で満杯になってしまうそうです。
 * 多種多様な高山植物が咲く季節に来年、登山してみたい。
 * 井戸尾根コースは特に危険箇所、迷路等なし。
 * 全行程対面者 約20人。

 桜坂駐車場 (下山時撮影)  登山カード記帳所  ヌクビ沢と井戸尾根コースとの分岐
 ナナカマド  割引沢方面の紅葉:五合目焼松付近より  ムラサキシキブ
 カエデの紅葉  幹が中空のブナ
 カエデ  八合目
 前(ニセ)巻機山  ナナカマドの実 前(ニセ)巻機山 → 巻機山 
 御機屋(巻機山) (1,962m)  御機屋 → 最高地点   〃   池塘
 御機屋 → 最高地点  〃  〃
 御機屋 → 最高地点  〃  〃
 御機屋 → 最高地点 最高地点巻機山1,967m  牛ヶ岳 (1,962m)
 ナナカマドの実
 「御機屋」に立てられている標識
 実際は1,962m
 巻機山 → 割引岳  割引岳(1931m)
 割引岳山頂より、牛ヶ岳(左)、巻機山。  駐車場より巻機山方面  関越トンネル出口の谷川岳PAの“谷川の名水”