中 部 -3 (63) |
63 | 蓼科山 | たてしなやま | 2,530m | 2010 平成22年 8月 4日(水) 2007 平成19年11月21日(水) 1996 平成 8年10月16日(水) |
単独 |
---|
63. 蓼科山
【 概要 】
・ 八ヶ岳中」信高原国定公園中部にある、標高2,530mの火山で、八ヶ岳連峰の一峰。
・ 円錐形の美しい山容から諏訪富士(すわふじ)とも呼ばれる。
・ 蓼科山は八ヶ岳連峰の北にあり、「諏訪富士」「女の神の山」と呼ばれ親しまれている。
・ 深田久弥の「日本百名山」、田中澄江の「新・花の百名山」で標高2530mの山頂からの展望や高山植物が楽しめる。
・ この山域では針葉樹林帯が帯状に枯れる縞枯れ現象が見られる。
・ 急登具合と道幅と岩岩なところ、眼下に見える景色の見え具合、なにもかもが男体山に似ている。
・ 八合目あたりまでは富士山型であるが、その上は鐘状火山の形式を示している。頂上は岩石が多く、蓼科神社の奥社がある。
・ 富士山、日本アルプス、浅間火山などが展望できる。山頂付近はハイマツが多いが、山腹はカラマツやダケカンバ、シラカバなどの樹林である。
・ 北東の裾野は東蓼科高原、南の裾野は蓼科高原とよばれる。
・ 山体は大体ツガの原生林に覆われているが、その中にもダケカンバが混生している。
・ 頂上近くなると、大部分ダケカンバになる。
・ 花はあまり多くはないが、将軍平から頂上にかけてミネザクラが多く、六月にはそれらがみごとに咲き競う。その他、ハクサンシャクナゲ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナ、コケモモなどがみられる。
・ 御泉水自然園:登山道入り口の少し手前にある整備された有料の自然園で、さまざまな高山植物の花が楽しめます。蓼科山の中腹、標高1,830mに広がる自然園は、約300種類の高山植物と、50種類の野鳥たちの宝庫です。その中を巡る全長10km、面積170haの散策コースも整備されてる。
【 山名の由来 】
・ タテ・タデは同じ、シナは階段状のこと。地形がそのような形状をしている高い山ということ。
【 登山コース 】
・ 蓼科温泉や大河原(おおがわら)峠からの登山コースがあり、約2時間の行程。
@ 蓼科山登山口〜頂上 ・・・ ビーナスラインの途中、南側にある“蓼科山登山口”から登る。アクセスが良い。
A七号目〜将軍平〜頂上 ・・・ 北面からのコース。最短コース。人気のコース。
B大河原峠〜将軍平〜頂上 ・・・ 北東面からのコース。
(フリー辞典等より)
蓼科山−3
女神茶屋(蓼科山7合登山口) ⇔ 蓼科山(ピストン) 標高 2,530m、登山標高差 ≒ 640m、 累積標高 ≒ 680m
行程 | 2010 平成22年8月4日(水) 晴 | 往復路 :マイカー | マイカー :≫ 徒歩: → | 単独 |
---|---|---|---|---|
@ | 永福 IC ≫ 山中湖 IC ≫ 花の都公園 ≫ 山中湖 IC ≫ 韮崎 IC ≫ ハイジの村(フラワーセンター) ≫ 須玉 IC ≫ 諏訪 IC ≫ 11:50 蓼科山7合目登山口 P 12:10 → 12:40 天狗の露地 → 13:00 将軍平 → 13:30 蓼科山 14:10 → 15:05 蓼科山7合目登山口 ≫ 諏訪IC ≫ 駒ヶ根IC ≫ 17:00 分杭峠 散策 ≫ 駒ヶ根 泊 |
【 コメント 】
・ 3年ぶりの蓼科山、いつも秋の登山でしたが、今回は真夏の登山。
・ 午前中、ヒマワリ畑の写真撮影のため、山中湖の“花の都公園”と、ヒマワリフォットコンテストが開催されている北杜市へ立ち寄ったため、最短コースで行ける“北登山口コース”で登頂。
・ 諏訪ICから約1時間で7合目登山口の駐車場に正午に到着。登山口前の駐車場は15台位で満車の状態でしたので、すぐ隣の広い駐車場に駐車、3台駐車中。
・ 蓼科山登山口駐車場は標高1,750m。立派なトイレもある。
・ 登山口入口の標識があり、蓼科神社の鳥居をくぐって登り始める。
・ クマザサの茂る歩きやすい登山道をしばらく進むと、大きな岩が多くなってくる。
・ シラビソなどの針葉樹林を進み馬返しを過ぎ、やがて天狗の露地に到着。
・ しばらくすると下界の展望が望め、女神湖がハッキリと見れる。
・ 相変わらず大岩のやや急な勾配を登りきると、前掛山と蓼科山の峠にあたる将軍平に到着。蓼科山荘があり休憩。
・ 急登がしばらく続き、ようやく山頂に到着。
・ 山頂は一面の岩の広場。
・ あいにく山頂付近はガス気味で、遠くの山は見えませんでしたが、本来なら360度の展望が得られる。
・ 山頂神社、小さな鳥居と祠があり、その先に展望盤が建っている。
・ 山頂に咲く花を撮影、休憩後下山開始。
・ このコースは岩が多い道でしたが、北八ヶ岳と違って岩に苔など生えてなく、滑り易いヶ所はなく、一気に下山完了。
・ 平日でしたが、夏休み中のため、子供連れ登山者もいました。
・ 明日、早朝にエネルギースポットで有名な駒ヶ根の“分杭峠”を散策後、木曾駒ヶ岳、宝剣岳 → 空木岳登山のため、駒ヶ根へ向けて出発。
・ 危険箇所・迷路等 : 特になし。 但し山頂はガスの場合方向注意。
・ 全行程対面者 :約20人、1団体20人。
白樺湖 | 白樺湖からの蓼科山 | 広い駐車場からの蓼科山(右)と前掛山 |
7合登山口 | 登山口 → 馬返し | 馬返し → 天狗の露地 |
天狗の露地 | 天狗の露地 → 将軍平 | 山頂直前 |
下界 縞枯れ状 | 山頂まで15分 | 山頂 |
山頂 | 山頂 | 山頂神社 |
アキノキリンソウ | ヤマハハコ | |
コイワカガミ | シシウド | 下界、女神湖 |
ナナカマド | 入道雲 | ヤナギラン |
蓼科山−2
女神茶屋(蓼科山登山口) ⇔ 蓼科山(ピストン) 標高 2,530m、登山標高差 ≒ 780m、 累積標高 ≒ 850m
行程 | 2007 平成19年11月21日(水) 晴 | 往復路 :マイカー | マイカー :≫ 徒歩: → | 単独 |
---|---|---|---|---|
A | 甲府昭和 IC ≫ 諏訪IC ≫ 7:30 蓼科登山口(女ノ神茶屋) P → 10:00 蓼科山 10:30 → 12:05 蓼科登山口 ≫ 諏訪IC ≫ 駒ヶ根IC ≫ 14:50 分杭峠 ≫ 駒ヶ根IC ≫ 高井戸IC |
【 コメント 】
・ 今回は、東京方面から実質的に最短コースで、冬季のメインコースである“女神茶屋コース”で登頂。
・ 諏訪ICからビーナスライン経由で、蓼科登山口へ向う。心配した積雪は、すずらん峠付近で約2cm位でしたのでチェーンなしで無事通過、蓼科登山口に到着。(但し夢の平方面の七合登山口へはチェーン必要)。
・ 蓼科山登山口駐車場は標高1,750m。(女ノ神茶屋の反対側約15台、周辺駐車場約十数台可)。
・ 駐車場前の道路を東へ進むと直ぐにバス停があり、その先左側に、登山口入口の標識があり、寺木場平のクマザサと白樺の林の中の登山道を進む。
・ ササの葉に少し雪あられが被っていましたが、足元は新積雪は2cm程度で、気持ちよく歩く。
・ 落葉したカラマツや、コメツガなどの樹林帯進む。
・ 少し登りが続くと再び緩やかになり、次の登りからは、両側に霧氷が着いた白樺やシラビソ林が現われる。
・ 雲が一気に消滅し、霧氷に覆われた樹木が素晴らしい様相を楽しませてくれる。
・ 2,113mの三角点を過ぎ、縞枯れのシラビソ林を過ぎ、ダケカンバの林になると次第に多量の霧氷に覆われ、足元には落下した霧氷が次第に多くなり約10cm位になる。
・ 再び急登となり、大きな石がゴロゴロした急な岩石帯の登山道となり、標高差約300mが頂上まで続く。
・ 振り返ると、下界にプール平や白樺湖方面が眺められ、中央アルプス、八ヶ岳などがよく見えてくる。
・ やがて森林限界に到達。森林限界を越えると岩場のみとなり、山頂まで大きな岩の連続。
・ 登山ルートは頂上付近を回りこんでいるので山頂へは直登せず、岩の印どおりに小屋方面に大きく巻いて登る。
・ 山頂直下の岩だらけの地帯には、ロープも張ってあるが、歩きにくい。良く目立つ黄色の矢印が多数マークされている。
・ 頂上を左上に見ながら、登山道は右の方に進む。大きな岩を乗り越えると、蓼科山頂ヒュッテが見えてくる。
・ 急に風が強くなり、防寒儀を着る。
・ 山頂は平らで、一面雪の原、大岩の頭部だけが露出した状態で、約100m位前方の方位盤を目指して、強風の中吹き溜まりに注意しながら進む。
・ 方位盤の横に到着。地形的に強風がまともに吹き付けるので、体感温度はマイナス20℃位に感じました。頂上の気温は-10℃位?。
・ 八ヶ岳連峰がはっきり見え、霧ヶ峰、高ボッチ、美ヶ原、中央アルプス、南アルプス、秩父山系方面が展望できました。
・ 中央にある蓼科神社奥宮の石祠を参拝後、下山開始。
・ 岩場の登山道は新雪(霧氷)で、踏む位置を水平確保できる為、アイゼンは装着せずに済みました。
・ 樹林帯に入ると山頂の強風が嘘だったかのように、ポカポカしてハイキング日和になりました。
・ 帰路、ビーナスラインからの蓼科山の写真を撮影、山麓の紅葉したカラマツも撮影。
・ 午後、エネルギースポットで有名な駒ヶ根の“分杭峠”を散策。
・ スパッツ:登山靴への雪侵入防止で必用。
・ 防寒用品 : 防寒用手袋、目出帽か耳当。
・ 簡易アイゼン: 念のため必携。
・ 危険箇所・迷路等 : 特になし。 但し山頂はガスの場合方向注意。
・ 全行程対面者 :1人。
登山口 → 蓼科山 霧氷 | 〃 | 蓼科山山頂直前 |
蓼科山山頂直前 | 蓼科山 山頂 | 〃 |
蓼科山 山頂 : 「エビのしっぽ」 | 蓼科山山頂 蓼科神社奥宮の石祠 | 蓼科山 → 登山口 : 霧氷 |
蓼科山 → 登山口 : 霧氷 | 〃 | 〃 |
蓼科山 → 登山口 : 霧氷 | 〃 | 蓼科山 → 登山口 : 白樺湖方面 |
蓼科山 → 登山口 : ササ原 | 〃 | 〃 サルオガセ |
蓼科山登山口 | 蓼科山登山口駐車場 | プール平付近より蓼科山 |
カラマツ林 | 諏訪湖SAより八ヶ岳連峰 |
63. 蓼科山−1 (2,530m) 登山標高差 登り ≒290m、下りり ≒1,180m
行程 | 1996(平成8年) 10月16日(水) 晴 | 往復路 :電車 | 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: → | 単独 |
---|---|---|---|---|
@ | 新宿 7:00 ⇒⇒ 9:08 茅野 9:48 ⇒ 10:35 ピラタス横岳ロープウエイ駅 10:40 → 10:47 山頂駅 11:00 → 坪庭 → 12:30 横岳 12:45 → 亀甲池 13:00 → 天祥寺原 → 14:30 蓼科山 14:45 → 蓼科登山口 15:40 → 16:15 プール平 16:58 ⇒ 17:40 茅野 17:49 ⇒⇒ 立川 |
コメント:
・ 今回は電車を利用しての日帰りの為、蓼科山をロープウエイを利用して登山。
・ ピラタス蓼科ロープウエイは、信州蓼科高原の八ヶ岳にあり、標高1771mの 山麓駅〜北横岳と縞枯山の稜線にある山頂駅(標高2240m)までを約7分間
で結ぶ100人乗りロープウエイ。
・ 坪庭は観光客が多かった。
・ 横岳山頂(2,473m)はマイナス1℃、樹氷が太陽光線で輝いて美しかった。
・ プール平付近の紅葉が真っ盛りでした。
1.坪庭 | 2.坪庭より蓼科高原 | 3.縞枯山 |
4.横岳山頂 樹氷 | 5.横岳山頂 樹氷 | 6.横岳山頂(2,473m)より蓼科山 |
7.亀甲池 | 8.蓼科山8合目より将軍平方面 | 9.蓼科山登山口 → プール平 |
10.プール平の唐松 | 11.プール平のシラカバ | 12.プール平のモミジ |