登山記録写真    
 

関 東
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68  金峰山  きんぷさん   2,599m  2,010 平成22年 6月 4日(金)
 2,006 平成18年10月27日(金)
単独
69  瑞牆山  みずがきやま  2,230m  2,006 平成18年10月27日(金

68.金峰山
【 概要 】
 ・ 金峰山(きんぷさん、きんぽうさん)は山梨県甲府市と長野県南佐久郡川上村の境にある標高2,599mの山で、奥秩父の主脈に属する山の一つ。
 ・ 奥秩父主脈西部にあり、その高さにおいては僅かに北奥千丈岳に劣るが、秀麗な山容と変化に富む山稜とによって、奥秩父の盟主ともいえる雄峰である。  ・ 北側から日本海側河川の千曲川の支流、南側から太平洋側河川の釜無川の源流(支流)を発する中央分水嶺である。
 ・ 山頂にはシンボルともいえる五丈岩が鎮座しており、周囲の山からもそれが望まれる。 山頂に、五丈岩という大きな岩がある。
 ・ 山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と呼び慣らわしている。
 ・ かつては修験道の信仰の山であった。
 ・ 古くから信仰の対象となり、蔵王権現を祀る。古くは金峯山と表記した。
 ・ 金峰山は古くから信仰の対象と成っており、五丈岩を巨大な岩が天から降ってきた祭壇とみなし、「この岩に頼めば、願いが叶えられる」と信じられた。 

【山名の由来】 
 ・ 奈良の吉野山の一峰、金峰山から蔵王権現を文祀したことによるという。幾日峰の別称もある。


【登山コース 】
 @ 長野県側から廻り目平キャンプ場を経由。
 A 大弛峠からピストン。大弛峠から金峰山までのコースタイムは往路約2時間30分、帰路約2時間。
* 大弛峠への林道川上牧丘線は12月1日から5月末日まで通行止め。
* 大弛峠の標高は、2360m。車道が越える峠としては、我が国トップクラスの高さ。標高差は239m。
               (〜フリー事典等より)

69.瑞牆山

【 概要 】
 ・ 瑞牆山(みずがきやま)は山梨県北杜市(旧北巨摩郡須玉町)にある標高2,230mの山で、奥秩父の山域の主脈の一つ。旧須玉町域の最北部にあたる。「瑞牆」とは神社の周囲の垣根のこと。
 ・ 全山が黒雲母花崗岩で形成される。南西部は風化や浸食の影響を受け、独特の岩峰が聳える景観を作っており、地元ではコブ岩と呼ばれる。
 ・ 深田久弥は、この山を「針葉樹の大森林からまるでニョキニョキと岩が生えているような」と表現した。鋸岩、大ヤスリ岩など、岩々に名前が付けられている。
 ・ 奇怪な岩峰の「大ヤスリ岩」が有名。

【山名の由来】 
 ・ 山稜を三分割する「みつなぎ」の転訛説や、崖を意味する「がき」に由来する。
 ・ 『甲斐国志』では、玉塁と呼ばれる金峰山に対し、瑞塁を呼び習わしたとする説が紹介されている。
 ・ 『日本の山々』の原全教氏によると、明治時代に山梨県の武田知事が名付け親だそうだ、とある。地元では瘤岩と呼んでいた。
 ・ 麓の金山平は、武田信玄の時代に金山があり、金山千軒と称された。
 ・ 古くからの信仰の山で、洞窟には修験者の修行跡や刻字が残り、山頂の西峰には弘法岩があり、空海開山伝説も伝わる。


【登山コース 】
 ・ 
増富温泉→瑞垣山荘→瑞牆山

《金峰山》 -3

行程  平成22年 6月4日(金) 晴   往復路  : マイカー マイカー: ≫ 、 徒歩: →
 永福 5:00 ≫ 勝沼IC 6:30 ≫  9:20 大弛み峠 P 9:30 → 10:00 朝日峠 → 10:25 朝日岳 → 11:05 賽ノ河原 → 11:15 金峰山 12:10 → 賽ノ河原 → 朝日岳 →  朝日峠 → 13:40 大弛み峠 P 14:00 ≫ 勝沼IC ≫ 高井戸 17:00

 コメント
 ・ 4年ぶりの金峰山登山。今度は一番楽な大弛み峠からの登山です。
 ・ 勝沼ICから411号線→140号→林道川上牧丘線を走っていくと、工事中で通行止め、10K戻って迂回路の牧丘役場まで戻って林道杣口(そまぐち)線で、ようやく1時間以上遅れて大弛み峠の駐車場に駐車。
 ・ 途中、ブナ、ナラ、カラマツ等の若葉が太陽光線を浴び、萌えるように輝いている光景に、何回も思わず車を止めて見入っていました。
 ・ 駐車場は平日でしたので、5台しか駐車していませんでしたが、週末は駐車場がすぐに約30台で満杯となり、部分的に広めの道路に駐車するようです。
 ・ 駐車場は整然と整備され、トイレも綺麗でした。
 ・ 東側の「国師ヶ岳」へセットで登る人もいますが、今回は到着が大幅に遅れたため、金峰山だけにしました。
 ・ 出発してすぐに、残雪が続いていましたが、ザラメ状のためアイゼン不要で、特に危険な個所はありませんでした。5月中旬まではアイゼン必要かも?。
 ・ 30分程、見晴らしのないシラビソの樹林帯の中の階段状の登り道を進む。
 ・ 一旦少しだけ下った小さな鞍部の展望のない朝日峠に到着。
 ・ 更に20分程進み標高2500m付近になって、やっと森林限界を超え樹林が途切れ展望がきいてくる。快晴なら富士山が見えるはず。 岩場が現れ、展望が良くなり2,579mの朝日岳に到着。
 ・ 朝日岳は樹林に囲まれ展望はありませんが、少し進むと展望が開け、鉄山から金峰山まで続く稜線が見事に見渡せました。
 ・ 一旦ガレ場の急坂を下り、鉄山を北側に巻き、ハイマツ帯を進んでいくと、岩がゴロゴロした賽ノ河原に到着。
 ・ 賽ノ河原からは特徴的な水牆山の岩峰や八ヶ岳がクッキリト見渡せ写真撮影。
 ・ 10分程で巨岩がゴロゴロした金峰山に到着。
 ・ シンボルの五丈岩が全貌を現し、大きく聳え立っている。山頂からの展望はバツグンで、360度の大展望を味わった後、すぐ西隣にある“五丈岩”に向かう。
 ・ 五丈岩は、(高さは5状(約15m)あるので名づけられた)自然に形成された大岩が積み上がったような岩。
 ・ 1分程で広場に到着。ここにも立派な山頂の標識と、大理石作りの立派な方位・俯瞰図がある。
 ・ 前回と同様、五丈岩へ登り始めましたが、7割位のところで足場が見つからづ下降時の体制確保が危険なため引き返しました。
 ・ ロープ、ザイル等装備して登り終わった人がいました。
 ・ 西方面には、特徴的な岩峰の瑞牆山(2230m)が太陽に照らされて浮き上がって小さく見え、その背後には八ヶ岳の主峰群がはっきりと見渡せる。
 ・ 北方には奥秩父の山々が続いて見え、展望のよさを満喫。
 ・ 充分景色を堪能した後、下山開始。
 ・ 下山は、往路を約1時間半で一気に戻る。

 アヤメ  : 塩山 → 大弛峠  ショウブ : 〃  〃
 林道川上牧丘線 : 大弛峠 前  〃   桐の木の花  〃
 〃  藤の花  〃  〃
 〃  〃  〃  下弦の月
 〃  〃 ツツジ  〃
 〃  大弛峠 → 朝日峠  朝日峠
 朝日岳直前  朝日岳  朝日岳 → 賽ノ河原
朝日岳 → 金峰山山頂  〃   五丈岩  賽ノ河原
 金峰山五丈岩前広場   金峰山山頂より水牆山  金峰山山頂直下のトンネル
 金峰山山頂  〃  〃
五丈岩  金峰山山頂直下  金峰山山頂
  大弛峠    シャクナゲ : 大弛峠 付近    ツツジ  ; 〃


《金峰山・瑞牆山
行程  平成18年10月27日(金) 曇、晴間   往復路  : マイカー マイカー: ≫ 、 徒歩: →
 高井戸 3:30 ≫ 韮崎IC ≫  6:10 瑞牆山荘先 P 6:30 → 7:10 富士見平小屋 7:15 → 8:40 瑞牆山 9:00 → 9:50 富士見平小屋 10:00 → 大日小屋 →  砂払いの頭 → 12:45 金峰山 13:15 → 14:20 大日小屋 → 15:15 鷹見岩 15:30 → 16:00 富士見平小屋 → 里宮神社  → 16:30 瑞牆山荘先 P 16:45 ≫ 韮崎IC ≫ 高井戸 19:40

《瑞牆山》
 コメント
 ・ 韮崎ICから県道141号線、23号線(増富ラジウムライン、舗装された林道を快適に走り、約33k50分位で、瑞牆山荘先の駐車場に駐車。
 ・ 平日の早朝の為、手前の駐車場にまだ2台のみ。周辺計約200台駐車可能。
 ・ 単独の先客と話しながらが、富士見平小屋まで同行。広く歩きやすい、明るい登山道を登る。
 ・ 紅葉が最盛期。晴れ間があるが早朝の為、日差しが木々をまだ照らさないので写真は撮らず。
 ・ 富士見小屋西側からは、山荘西側からの瑞牆山登山道を登る。後で登る金峰山は、小屋前からの東側への登山道を進む。 
 ・ 見通しの悪い登山道を下る。途中、樹林の切れ目が天鳥川の手前に2箇所あり、荒々しい瑞牆山の岩肌を望めた。
 ・ 天鳥川渡川後、急登となり、大ヤスリ岩等が見えてくる。
 ・ 特徴的な大きな大ヤスリ岩を左に巻いて、大ヤスリ岩見下ろせる登山道を急登。
 ・ 広い岩からなる山頂に到着。大パノラマを満喫。
 ・ 八ヶ岳、南アルプス、富士山、金峰山、大日岩など見えた。特に八ヶ岳がハッキリ望めた。富士山は雲に隠れ中間部分のみの展望。
 ・ 山頂の東側は絶壁、真下を覗き込むと足がすくむ。
 ・ 帰路、往路を引き返す。
 ・ 急坂の岩場は乾いていたので、一気に下る。濡れている時は、スリップに注意必要。
 ・ 富士見平小屋周辺のカラマツの紅葉が見頃。富士見平小屋〜瑞牆山間の紅葉写真撮影適地は天鳥川渡川地点のみでした。
 ・ 富士見平小屋から次の目的地、金峰山へ。
 ・ 金峰山登頂後、富士見平小屋に戻ると、ほぼ快晴になったので富士見平から、林道経由で駐車場にもどる。
 ・ 途中、絶好の撮影場所(里宮神社入口から少し上流、電波塔すぐ先)から瑞牆山を撮影。あいにく山頂部分のみガスがかかって晴れませんでしたが、カラマツの紅葉が見事でした。
 ・ 都心から近い百名山だけあって、平日でも結構登山客がいました。
 ・ ぬかるみ、下草等なく、スパッツ不要でした。
 ・ 登山道は明瞭、特に危険箇所はありませんでしたが、急坂の岩場の下りは注意が必要です。
 ・ 標高差 ≒ 720m 累積差≒850m

 【注意点】
 ・ 雨天増水時は、天鳥川渡川に注意。大雨時は危険。
 ・ 急坂岩場でのスリップに注意。

 ・ 全行程対面者 :  小グループ 約20人、単独:約10人。

1.瑞牆山登山口 2.富士見平小屋 3.富士見平小屋 〜 天鳥川 より 
4.富士見平小屋 〜 天鳥川苔生した岩 5.大ヤスリ岩 6.大ヤスリ岩
7.大ヤスリ 〜 岩瑞牆山 8.瑞牆山 山頂より、金峰山方面 9.
10.瑞牆山 山頂より富士山  11.瑞牆山 山頂 12. 瑞牆山 山頂より八ヶ岳
13.天鳥川渡川地点〜大ヤスリ岩 14.天鳥川渡川地点〜大ヤスリ岩 15.天鳥川渡川地点より
16.富士見平への林道より瑞牆山 17.富士見平への林道にて 18. 〃

金峰山》-2

【コメント】
 ・ 都心から近い百名山だけあって、平日でも結構登山客がいましたが、瑞牆山よりはやや少なめでした。  
 ・ 富士見平小屋から金峰山方面への道を進み、木の根が露出した登山道を進み、大日小屋の前に到着。
 ・ 縦八丁のやや急登を登ると、大きな特徴的な大日岩の下に到着。
 ・ 展望の無い密生した樹林の中を進む。
 ・ 砂払いの頭を過ぎ、展望の利く稜線歩きとなる。
 ・ 大きな花崗岩の間の通り抜けや、よじ登りがありますが、特別危険箇所はありません。
 ・ やがて巨大なモニュメントの“五丈岩”が眼前に迫ってくると金峰山小屋との分岐があり、一息で山頂に到着。
 ・ 一時ガスに覆われましたが次第に晴れ間が出てきて、展望を味わえた。
 ・ 特徴的な“五丈岩”に登っていた若者がいました。 当方は降りる時危険と判断、登りませんでした。
 ・ 帰路、展望バツグンの穴場、“鷹見岩”に立ち寄り素晴らしい展望を味わうことが出来ました。
 ・ “鷹見岩”へは、本道から往復約20分。 天候が良ければお勧めです。

 ・ ぬかるみ、下草等なく、スパッツ不要でした。
 ・ 登山道は明瞭、特に危険箇所はありませんでしたが、急坂の岩場の下りは注意が必要です。
 ・ 富士見平小屋からの標高差 ≒ 800m  瑞牆山荘からの標高差 ≒1,190m

 【注意点】
 ・ 急坂岩場でのスリップに注意。
 ・ 全行程対面者 :  小グループ 約15人、単独:約5人。

1.大日岩 2.大日岩 〜 砂払いの頭の樹林帯 3. 〃
4.苔生した倒木 5.砂払いの頭 〜 千代の吹き上げ 6. 〃
7.千代の吹き上げ 〜 金峰山 8.五丈岩 9.金峰山頂上
10.金峰山頂上 11.金峰山頂上東側にある潜り抜け道。 12.千代の吹き上げ
13.鷹見岩より瑞牆山 14.   〃  15.〃 砂払いの頭方面
16.鷹見岩より金峰山方面 17.  〃 18. 大日小屋 〜 富士見平小屋
19.  〃 20. 〃

67.〜69 甲武信岳、金峰山、瑞牆山 -1   

行程  平成6年5月31日(火)〜6月1日(水)   往復路  : 電車  マイカー: ≫ 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
@ 川崎 5:18 ⇒⇒ 6:11立川 6:23 ⇒⇒ 6:40 高尾6:45 ⇒⇒ 8:35 韮崎 8:58 ⇒ 10:03 増富温泉 → 木賊 → 瑞牆山荘 11:10→ 11:45 富士見平 → 12:45 瑞牆山 13:15 → 16:10 金峰山 → 17:00 朝日岳 → 17:50 大弛み小屋 泊
A 大弛み小屋 4:45 → 5:00 北奥千丈岳 5:15 → 5:25 国師岳 5:40 → 9:35 甲武信岳 9:50 → 11:15 西破風山 → 11:55 雁坂嶺 12:10 → 14:40 新地平 ⇒  15:35 塩山 15:48 ⇒⇒ 17:20 立川 ⇒⇒川崎

 コメント
  ・ 秩父連山の明峰 西側から、“瑞牆山”、“金峰山”、“甲武信岳”を縦走、シャクナゲ・ツツジを鑑賞できた。
  ・ シャクナゲの最盛期は6月上旬。
  ・ 全コース登山道は明瞭、瑞牆山は岩場があり、かなりの急登がありますが、補助的にハシゴ、ロープがあり、特別危険箇所はありません。

1.瑞牆山 山頂 (2,230m) 2.瑞牆山 → 金峰山 : アズマシャクナゲ 3. 〃  アカヤシオツツジ
4.金峰山 五丈岩   (2,595m) 5.北奥千丈岳山頂より 金峰山 6.雁坂嶺
7.甲武信岳(2,475m) 8.倒木(国師岳 → 甲武信岳間) 9.雁坂峠 付近