登山記録写真    
 

南アルプス 77 甲斐駒ケ岳 かいこまがたけ 2,967m 2.009 平成21年10月23(金)
2.007 平成19年10月 7(日)
単独

77.甲斐駒ケ岳        (2,967m)   

《甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)》 2,967m
 ・ 赤石山脈(南アルプス)北端に位置する標高2,967mの山で、峻険な山容をもち、半ば独立峰のような姿勢で屹立する日本アルプス屈指の名峰。
 ・ 日本百名山、日本百景の一つにも数えられている。
 ・ 山体は白い花崗岩から成り、白く輝かせた岩肌は荒あらしく勇雄しい、女性的なやさしさのある山容の仙丈ケ岳とは対照的な山で南アルプスの貴公子とも呼ばれている。
 ・ 古くから信仰の山として栄え、山道にも祠や石碑、不動尊、仏像などが置かれている。また山頂には駒ヶ岳神社があり広々とした山頂からの眺望は360度の絶景。
 ・ 国土地理院は80年後の1987年、標高の再測量を行い、それまでの2,966メートルから1メートル高く修正。
 ・  「駒ヶ岳」の名を冠する山は全国に18山あるが、その中ではこの甲斐駒ヶ岳が最高峰。
 ・ 山梨県の西域に連なる南アルプス連峰の北の主峰をなし、標高2,967メートルに及ぶせん(閃)雲花こう岩から成る山地。
 ・ 甲斐駒ケ岳は富士山とともに古代より人々が畏敬の念を抱き信仰の対象としてきた霊山。
 ・ 甲斐駒の登山口にあたるこの地に里宮として建立されたのが「駒ケ岳神社。
 ・ 白い頂きのピダミダルな山容が特徴で、この山も古くから信仰の山であった。そのため今でも黒戸尾根には、信仰にまつわる多くの石碑や石仏が残っている。
 ・ 江戸時代の文化年間に信州(長野県)の人、今右エ門の次男、権三郎〔後の弘幡行者(こうばんぎょうじゃ)・開山威力不動明王〕によって開山。
 ・ 北西側は断層がい(崖)で、急斜面を呈し、釜無川に低下する。この花こう岩の貫入は地質上、中生代白亜紀とされ、造山運動を激しく受けて、いまなお高く険しい山岳をつくる。周囲には、壮年期の地形が発達し、谷壁も急で、山頂やや南には摩利支天の奇峰がそばだつ。
 ・ 伝統的には東側の黒戸尾根をたどるコースが使われていた。登り口は2つに分かれているが、そのいずれも起点が神社(竹宇駒ヶ岳神社と横手駒ヶ岳神社)となっていることも、信仰の山ならではである。2つの道は笹平で繋がり以降は一本道となる。ただし、このコースは登山口が海抜700〜800mの人里であるため、山頂との標高差が2,200mもあり、日本でも有数の体力を要する(五合目手前の「刃渡り」、七合目手前の鎖場以外は、技術的にはあまり困難なところはない)ルートであるため、近年は南アルプス市営バス、伊那市営バスの通っている北沢峠(海抜2,032m)からのコースを辿る登山者が多い。
 ・ 。
 ・ 深田久弥が「日本アルプスで一番代表的なピラミッドであると述べている名峰・秀峰。
 ・ 山頂に一等三角点が設けられたのは1891(明治24)年7月。新田次郎の『点の記』の題材となった北アルプス剣岳への設置は、16年後の1907(同40)年。
 ・ 北沢長衛は南アルプス開拓の祖といわれ、多くの登山道を切り開き、南アルプスの素晴らしさを世に知らしめた人物で、長衛小屋の近くにはレリーフもある。
 
 《登山のメインコース》
  @ 藪沢コース : 北沢峠 〜 大平山荘 〜 馬ノ背ヒッテ 〜 仙丈岳。
  A 尾根コース : 北沢峠 〜 五合目:大滝ノ頭 〜 小仙丈岳 〜 仙丈岳。
 双児山・駒津峰を経由する尾根道と、仙水峠を経由する谷筋のルート
 ・ 1997(平成9)年、山梨百名山に選定。                                                 (〜フリー事典等より)

【 山名の由来 】
  ・ 駒の神様を祀っていることから駒ケ岳となった。
  ・ 聖徳太子に献上された天津速駒(あまつはやこま)という白馬がこの山で生まれたのに因んで「駒ケ岳」と称されるようになったと伝えられてる。
  ・ 山の容を駒の頭に見立てたことに由来する。
  ・ 駒の頭の容に見立てたことにより、駒の神様がいると信じられ、駒ケ岳となった。
  ・ 伝説の神馬(建御雷神:タケミカヅチカノカミ)天津速駒という白馬が住んでいたことから命名、古代から名馬の産地から命名、駒は巨摩、高麗で、山ろくに住んだ渡来人から命名。        以上の諸説がある。
 * 【摩利支天】(まりしてん) ・・・ (梵語 Mar#ci) 常にその形を隠し、障難を除き、利益を与えるという天部。

甲斐駒ケ岳-2

行程  2.009 平成21年10月22日(木)23(金)  往復路:マイカー  :マイカー  ⇒ 、タクシー ≫、徒歩: → 単独 標高差:930m
@  永福IC 4:20  ⇒ (中央自動車道) ⇒ 甲府南IC 6:20 ⇒ 7:00 芦安P 7:30  ≫8:20 広河原 9:00 ≫ 9:25 北沢峠 9:40 →  13:20 仙丈岳 山頂 13:40 → 16:00 北沢峠:長衛荘 泊  
A 北沢峠:長衛荘 5:50 → 6:25 山水小屋 → 7:00 仙水峠 7:10 → 8:30 駒津峰 8:40 → 10:00 甲斐駒ケ岳 山頂 10:30 → 双児山 11:25→ 12:30 北沢峠 12:55 ≫ 13:20 広河原 13:30 ≫ 14:10 芦安P 15:30 ⇒ 甲府南IC 16:20 ⇒ 高井戸IC 18:30

【コメント】 
 ・ 紅葉の盛りの9月下旬に予定していましたが、天候不順と仕事の都合等で10月下旬になってしまいましたが、まだスーパー林道の夜叉神峠付近から北沢峠付近の紅葉が見頃とのことで、ようやく22日から1泊で、仙丈岳と甲斐駒ケ岳の山行に行きました。
 ・ 一昨年は黒戸尾根からのピストン。 今回は久々の北沢峠からのピストン。
 ・ 以前は当時は広河原までマイカーで行けましたが、現在は年間を通して夜叉神峠までしか行けません。バスか乗り合いタクシー利用です。
 ・ 広河原に通じる県営林道南アルプス線(芦安〜広河原間)及び県道南アルプス公園線(奈良田〜広河原間)では自然環境の保全と安全確保のために年間を通してマイカー規制中。
 ・ 芦安側からの林道南アルプス線は2004年から、奈良田からの南アルプス公園線は2005年から、災害復旧・安全対策工事のためにマイカー規制を実施。
 ・ 2,007年の工事終了後、2,008年からは環境保護の名目でマイカー規制が継続。 (芦安側600台、奈良田側200台、戸台口210台の無料駐車場設置。)
 ・ 早朝、首都高の永福ICから入り、中央高速〜甲府南ICで降り、カーナビに従って南アルプス市の芦安駐車場へ向かう。
 ・ 芦安付近は狭い道路でしたが早朝の為、対向車は1台もなく、予定より早く到着。数か所ある広い駐車場は平日とあって10台程度の駐車、ガラ空き状態。
 ・ 始発のバスより少し早く出発する乗り合いタクシーに乗り、広河原へ約40分で到着。 (週末と8月3週迄は5:10発、以降は7:40発)
 ・ 乗合タクシー料金はバスより100円だけ高い1,100円。他に100円の自然公園維持のための「利用者協力金」が徴収される。
 ・ かなり年配の地元の運転手が色々と案内しながら運転。景色のよいところでは止まりながら説明し途中、紅葉の展望所では写真撮影のため小休憩。
 ・ 終点直前の広河原と北沢峠との分岐点で下車して散策することを勧められて下車。
 ・ 北沢峠行きのバス発車までの30分間付近を散策、野呂川に架かる長い吊り橋を渡り写真撮影。
 ・ 真っ青に晴れ渡った空に聳える薄っすらと雪をかぶった北岳と紅葉した山麓が眩しく目に入りました。
 ・ 広河原からの村営バスに乗り(5人)、約20分強で北沢峠に到着。(この区間は終日バスのみの運行)
 ・ バス停前の長衛荘で今夜の宿泊手続きを済ませ、不要な荷物を預けてから、9時40分に仙丈岳目指して出発。
 ・ 仙丈岳登頂後、16時に長衛荘到着。
 ・ シーズンオフのため5人のみの宿泊。 広々とした小屋での久々の自炊を楽しむ。
 ・ 食後、外へ出て空を見上げると満天の星、ただ周囲の樹林に囲まれ頭上周辺だけの眺め、シンシンと冷えるのですぐに小屋内へ。
 ・ 小屋内は薪ストーブが赤々と焚かれ、テレビを見ながら山の本類を見た後、就寝熟睡。
 ・ 翌朝、5時前に起床、食事を済ませ、快晴で明るくなってライトが不要になった日出10分前の5時50分に出発。
 ・ 林道を南下、沢沿いに入り北沢長衛小屋そばのテント一張を過ぎ、北沢沿いに進み仙水小屋に到着。
 ・ コメツガやシラビソの原生林の中を進みやがて、露岩帯に出る。振り返ると朝日にピンクに染まった仙丈岳の前衛部が見える。
 ・ 白く聳える魔利支天が真近に見える。
 ・ ここから駒津岳まで約500mの登りで、コメツガやシラビソの原生林の中のやや急登が続く。
 ・ 展望のない樹林帯を登っていくとやがてダケカンバに植生が変わり、ハイマツ帯に変わり駒津岳に到着。
 ・ 駒津岳からは真正面に駒ケ岳が素晴らしい。北西方向に鋭く尖った鋸岳や八ヶ岳、僅かに中央・北アルプスの山並が見渡せた。
 ・ ここから狭い尾根道を進む。アップダウンを繰り返し、六方石のコルの先で、巻き道との分岐があり岩稜直登コースを進む。
 ・ ペンキマークを頼りに足場を確保しながら登る。あまりマークがないのでコース選択が慎重になる。ガスや雨天時は危険な感じです。やがてやや緩やかになり山頂に到着。
 ・ 標高2,967mの山頂からの展望は素晴らしく、北岳、鳳凰山を真近に、八ケ岳、中央アルプス、槍などの北アルプス、南アルプスの山並まで眺望が堪能出来ました。
 ・ 山頂には不動明王が祀られており、山や大自然への感謝をしました。
 ・ しっかり展望を満喫後、下山開始。 下山は巻き道を進む。 直登コースの下山もマークが少なく、足場確保確認に時間がかかりそうで、巻き道のほうが早く安全に下山出来るようでした。
 ・ 下山すぐに黒戸尾根へ分岐を見送り、美しい白砂のジグザグの下り斜面を面白いように一気に下る。
 ・ 白く聳える魔利支天への分岐を見送り、六方石のコルの前で、直登との分岐と合流、駒津岳に到着。
 ・ ここからハイマツの稜線でゴロ石の歩き難いガレ場を鞍部まで下り、双児山へ登り返す。何度かアップダウンがあり結構時間がかかる。
 ・ 12時55分発のバスに間に合うようにジグザグの森林帯の中の道をやや急ぐ。
 ・ 広葉樹がほとんどなく展望もないので休憩なしで一気に下ると意外と早く屋根が見え12時30分に長衛荘そばのバス停に到着。
 ・ 預けていた荷物を受け取り、小屋前のベンチで休憩、5分前にバスが到着。 行きに往復1,5000円キップを買っておいたので先に乗車、定時に出発。
 ・ 10人弱の乗車で、35分で広河原に到着。 すぐにキップを買い乗り合いタクシーに乗車、芦安まで行く。
 ・ 途中、広河原〜夜叉神トンネル出口間のスーパー林道を紅葉散策している観光客が10名ほどいました。 
 ・ タクシー乗車の6人のうち二人が途中の夜叉神峠で下車、マイカー駐車中の車が十台ほどあり。
 ・ 芦安到着後、まだ時間が早いので、「南アルプス芦安山岳館」をじっくり見学しました。(200円)
 ・ 2003年3月に開館。  常設展・・・南アルプスの自然を知るコーナー。キタダケソウなど高山植物、植生、動物、地質、山脈の成り立ちなどの紹介。
                 企画展 ・・・ 不世出のアルピニスト「加藤慶信氏」の追悼展。 
                 北岳のハイビジョンビデオ上映。
 ・ 日帰り温泉もありましたが、今回は入らず帰宅、平日のため高速道も渋滞なく、7時過ぎには帰宅。


【注意箇所】
  ・ 六方石のコルの先の、巻き道との分岐の岩稜直登コース。 ペンキマークが少なく、ステップ確保が難しい個所がある。特に下りの場合は分かりずらいと思われます。時間的にも登りでも、巻き道と変わらないようです。
   他の個所では、特別危険箇所はありませでした。
  ・ 対面者: 約10人。

仙水小屋 仙水小屋 → 仙水峠  : 駒津岳方面   〃
 仙水小屋 → 仙水峠  : 仙丈岳方面  仙水小屋 → 仙水峠   〃
 仙水小屋 → 仙水峠   〃  : 仙丈岳方面 駒津岳山頂 :駒ヶ岳方面
駒津峰山頂 : 鋸岳方面 駒津峰 → 六方石  六方石
 直登コース  : 鋸岳方面 甲斐駒ケ岳 山頂  〃 
甲斐駒ケ岳 山頂  〃   祠  甲斐駒ケ岳 山頂  : 富士山
甲斐駒ケ岳 山頂   駒形神社奥の宮  : 富士山  駒形神社奥の宮から駒ヶ岳山頂
駒ケ岳 → 駒津峰  〃  〃   魔利支天への分岐
  直登コース、 分岐点   〃  付近より駒ケ岳  〃  鋸岳方面
  駒ケ岳 → 駒津峰  : 駒ヶ岳   〃 鋸岳方面  駒ケ岳 → 駒津峰  : 駒ヶ岳
 駒津峰  : 氷河原  駒津峰 → 双児山 : カラマツの紅葉   〃
 双児山 → 北沢峠 : コケ  広河原の山  広河原 → 夜叉神峠 : 周辺の紅葉

甲斐駒ケ岳-1

行程  2,007 平成19年10月7日(日)  快晴 往復路 : マイカー  車:⇒、 徒歩: →  標高差:2,200m
 永福IC 3:00 ⇒ 韮崎IC 4:50  ⇒ 5:20 竹宇駒ケ岳神社P  5:40  → 7:15 笹ノ平 → 8:35 刀利天狗 → 9:15 五合目小屋跡 → 10:05 七合目小屋 → 11:55 甲斐駒ケ岳山頂 12:40 → 13:50 七合目小屋 → 16:00 笹ノ平 → 16:50 竹宇駒ケ岳神社P ⇒ 韮崎IC ⇒ 下高井戸IC

【 コメント 】
  ・ 久々に駒ケ岳神社からの黒戸尾根コースで、甲斐駒ケ岳を日帰りで登る。
  ・ 山麓の駒ケ岳神社から黒戸尾根を延々と登るコースは、馬場島〜剱岳コースとほぼ同じキツイコース。
  ・ 竹宇駒ケ岳神社(標高約775m)登山口から標高差約2,200メートル。日本最大級の登り。
  ・ 昔は多くの登山者が利用していたが、現在は楽に登れる北沢峠コースが主流。
  ・ このコースは玄人好みの道。急登・難関と呼ばれる所にあえて挑む人たちも多いようです。
 
『 三大急登 』 
  @ 飛騨山脈: 烏帽子岳へのブナ立尾根コース  高瀬ダム1,270m ⇒ 烏帽子小屋 2,520m
                                        (約1,250m/3.3km=380m/k)
  A 甲斐駒ケ岳への黒戸尾根コース   (約2,200m/8km=280m/k)
  B 上越:谷川岳への西黒尾根コース。 土合 750m ⇒ トマの耳 1,963m (約1,210m/7km=170m/k)
 
『 標高差第一位 』
  @ 剱岳への早月尾根コース
     : 馬場島760m ⇒ 2,998m(標高差=2,240m =210m/k)、累計≒2,400m/10.5km
  A 甲斐駒ケ岳への黒戸尾根コース
     : 竹宇(ちくう)駒ヶ岳神社 775m ⇒ 2,967m (標高差=2,200m =280m/k)、累計=2,300m
 
  ・ 日帰りの場合、道の駅「白州」で車中泊するのが主流のようですが、約6時間の睡眠なら車中より自宅のほうが熟睡できるので、20時に就寝。2時に起床し、出発。
  ・ 須玉ICまでだと僅かに100km超えるのでETC半額割引の利く韮崎でICを下り、20号線でカーナビに従って順調に目的地に到着。
  ・ 5時過ぎに竹宇駒ケ岳神社Pに到着。3連休の日曜日とあって広い駐車場は八割がた埋まっていました。綺麗なトイレ完備。
  ・ 真っ暗な中、準備をはじめ、5時40分、急速に明るくなりライト不要な状態で出発。
  ・ 皇太子様の駒ガ岳登頂の記念碑がある。駐車場から進入禁止の未舗装の車道を進むと、竹宇駒ガ岳神社があり、安全を祈願。
     (竹宇の神社は2002年の春先、焼失したが05年夏に再建。)
  ・ 広いキャンプ場がありこの季節でもかなりの利用者がいました。
  ・ 尾白川の吊り橋を渡って登山道に入る。 
  ・ 黒戸山の登りは比較的穏やかで歩きやすい。十二曲がり、粥餅石を過ぎ、笹ノ平に到着。
  ・ 笹ノ平は笹が下生えの樹林帯。途中からは笹が刈り込まれていました。 南ア独特の長く深い樹林のアプローチ。白砂の上に腐葉土が積もっていて柔らかく、気持ちよく登る。
  ・ 八丁登りを過ぎ、前屏風ノ頭(標識なし)を過ぎ、刃渡り、しっかりとした鎖があり安心して通過。初めて樹林から出て展望が見られる。
  ・ 刃渡りの岩場辺りから鎖場が現れ、岩場の鎖、ハシゴの連続になる。新しい梯子等整備されており危険な箇所はありませんでした。
  ・ 一旦約100m下って五合目の鞍部となる。鞍部手前に以前あった五合目小屋跡を通過。
  ・ 屏風岩前後に急登があり、ほぼ垂直な岩に取付けられたハシゴを慎重に登る。 最近までは、ハシゴはなく、ロープ(その後クサリ)鎖にすがって懸垂状態で登りました。この場所がこのコース最大のポイントで、当時の記憶が懐かしく蘇ってきました。
  ・ 七丈第一小屋前に到着。唯一の小さな営業小屋前に流しがあり、2個蛇口が設置されており、冷たく美味しい水でした。まさに「南アルプスの天然水」。水質検査表(飲料合格)が掲げられ飲み放題。
  ・ 直ぐに第二小屋、テン場(3張りあり)を通過、ハシゴ、鎖場の急登を通過して8合目。
  ・ 例年より10日以上遅れている紅葉、ようやく色付いた木々を撮影。
  ・ 登山道沿いには信仰の山を伝える石造物がいたる所にあり、その多さに驚かされる。
  ・ 昔の修験道者達が、20〜40kg位ありそうな石碑を、よくもこんな厳しい山に担ぎ上げたものだと関心、よほどの体力以上に強靭な意志がなければ設置できないと思われます。ハシゴ等整備されてない危険な急な岩場を貧弱な履物で、よくもこんな高い場所まで担ぎ上げたものだとつくずく関心しました。
  ・ ハイマツの中を登り切ったピークが8合目御来迎場。鉄剣が立っている。以前あった石の鳥居はない。 数多くの石碑が林立し、山岳信仰の力を肌で感じる。
  ・ 北・東方の展望が迫る。 甲斐駒ケ岳山頂から切れ落ちる赤石沢奥壁も迫力あり。
  ・ 鎖場や岩場を越え登り切り、北沢峠からの登山道合流地点に到着。
  ・ 約6時間半で山頂に到着。休日とあって広い山頂には約50人位の登山者が休憩中。写真を撮るのも順番待の状態でした。
  ・ 頂上には大きめの「皇紀2,600年建立」の祠が目立つ。
  ・ 晴天に恵まれ、仙丈ヶ岳や富士山、八ヶ岳連邦等の展望が得られました。
  ・ 最高位置である円錐状の岩の頂部に這い上がり、記念撮影。(立ち上がるのは危険ですので自信のある方のみ、自己責任で)
  ・ いつまでも居たい気持ちですが、暗くなる前に到着したいので、45分間のひとときを過ごして下山開始。
  ・ 9割以上ほとんどの人が北沢峠に向って下りて行きました。

  ・ このコースは良く整備され、天候の良い涼しくなった初秋なら日帰り登山はさほど難しくないようでした。
  ・ 紅葉は山頂付近で始まったばかり。
  ・ 全般的に急な岩場にはハシゴやクサリがあり、特別な技量は不要でした。但し雨天時等は滑りやすいハシゴ等に注意が必用と思われます。
    約30年程前に登頂した時は、ハシゴがなくロープ1本でほぼ垂直の岩壁を腕力で登る場所が1ヶ所ありました。
  ・ 展望があるのは、山頂付近と八合目以上と刀利天狗付近のみでした。
  ・ このコースは高山植物が少なくお花畑はないようです。
  ・ 駒ケ岳神社〜駒ケ岳分岐、行程間対面者 : 単独:約10人。グループ 10人。

1.五合目付近、苔の生した樹林帯 2.刀利天狗より八ヶ岳連峰 3.刀利天狗より鳳凰三山
4.刀利天狗(とりてんぐ付近より) 5.屏風岩付近   6. 〃
7.屏風岩前の垂直ハシゴ 8.キノコ ? 9.紅葉が始まったナナカマド〜七丈第一小屋 
10. 西方面の山 七合目→八合目 11.八ヶ岳連峰  〃 12.鳳凰三山    七合目→八合目  
13.   〃 ハシゴ 14. 〃    15. 八合目付近より  甲斐駒ケ岳
16.八合目御来迎場  鳥居の残柱 17.  〃 より 甲斐駒ケ岳 18. 八合目 → 九合目
16.八合目 → 九合目  17. 〃   甲斐駒ケ岳 18. 〃
19. .八合目 → 九合目 20.二本の鉄剣。 後方、オベリスクと富士山 21.ウラシマツツジ(別名アカミノクマコケモモ)
22.甲斐駒ケ岳西峰。神社本社。 23.甲斐駒ケ岳 山頂 24. 〃  遠方、鳳凰三山、富士山
25.甲斐駒ケ岳 山頂より仙丈ヶ岳方面 26.頂上の祠   27.西方面
28.甲斐駒ケ岳 山頂  29.急速に雲が湧き出る 30.竹宇駒ケ岳神社