登山記録写真 
 

 東 北
 (10−11)
10  岩木山  いわきさん 1,625m 2008 平成20年10月3日(金)
2001 平成13年10月13日(土) 
単独
アルプス
11  八甲田  さっこうださん 1,585m 2008 平成20年10月3日(金)
2001 平成13年10月14日(日)
単独
アルプス

   10. 岩木山    (1,625m)      平成20年10月3日(金) 晴

行程  2,008(平成20年)10月1日(水)〜4日(土) 往復路 : 飛行機  飛行機 : ≫≫≫、 レンタカー:⇒、 徒歩: →
@ 羽田 7:20  ≫≫≫ 8:35 青森 9:10 ⇒ 12:10 恐山 訪問 13:40 ⇒ 17:30  弘前 泊
A 弘前 5:00  ⇒ 千畳敷  ⇒ 8:20 白神岳登山口 → 白神岳登山 → 13:30 白神岳登山口 ⇒ 北金ヶ沢大イチョウ ⇒  17:00 弘前 泊 
B 弘前 5:00  ⇒ 5:30 岩木山スキー場P 5:50 → 姥石 6:40  → 焼止り7:20 → 8:55 岩木山 山頂 9:15 → 姥石 10:40  → 11:00 岩木山百沢スキー場P 11:10  ⇒ 12:40 酸ヶ湯温泉P 12:50 → 上下毛無袋 14:00 → 大岳避難小屋 14:35 → 14:50 → 八甲田大岳 山頂 15:20 → 八甲田清水 → 16:45 酸ヶ湯温泉P 17:00 ⇒ 18:45 弘前 泊 
C 弘前 7:30  ⇒ 9:00 奥奥入瀬ブナ巨樹探索 10:30  ⇒  奥入瀬渓谷散策  ⇒  十和田湖湖畔散策  ⇒ 新郷村(大石神ピラミッド探検) ⇒ キリストの墓 訪問  ⇒ 三沢空港 19:20 ≫≫≫ 20:20 羽田

 【 岩木山 】
 ・ 標高=1,625m。 
 ・ (いわきさん)は青森県弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する標高1,625mの成層火山(コニーデ型)。
 ・ 円錐形の山容から津軽富士とも呼ばれる。
 ・ 津軽平野の何処からでも見ることができる独立峰で青森県の最高峰。
 ・ 活火山。 (直近では1863年に噴火)であり比較的新しい山。
 ・ 山岳信仰の山。 山頂には岩木山神社奥宮がある。
 ・ 昔は姥石(うばいし)から先は女人禁制。
 ・ 徒歩での登山は、鰺ヶ沢、赤倉、百沢、嶽、弥生コースなどの登山道があり、どの登山道も古くからお山参詣に使用された。
 ・ 百沢コースは岩木山神社を経るため、お山参詣では一番多く利用されている。
 ・ 津軽岩木スカイラインの自動車道が昭和40年8月に開通。八合目まで車で登れるため、最近は最も多く利用されている。 
   〜 営業時間は8:00〜16:20、1,750円普通車。 更に鳥海山(9合目)までリフトが運行されている。 

 【山名の由来】
  ・ 「イワキ」には元来、「天然または、人口の石の城」という日本語の意味がある。  「神の山」という日本語の意味もある。
  ・ アイヌ語説=「イワーケ(岩・所)」がなまったという説。 及び 「カムイ-イワキ(神の住む所)」からきた説。
  ・ アイヌ語の「イワ」には、祖先の祭場のある神聖な山を指していたらしい。

 【岩木山神社】
 ・ 藩政時代は岩木山三所大権現といい、別当には岩木山光明院百沢寺をおき神仏混淆で、百沢寺には寺領四百石を与えていた。
 ・ 明治初年の神仏分離により、寺院と神社がわかれることになったため、寺院は廃され、津軽総鎮守、国幣小社岩木山神社と改められた。
 ・ 本尊の岩木山三所大権現は御宮殿(厨子、県重宝)に入れられたまま弘前市西茂森の長勝寺に移され、百沢寺本坊は社務所となって現存している。
 ・ 岩木山の頂上にあるのが本宮で、百沢の方は下居宮とよばれた。明治以降は、宇賀能売命、顕国魂命、大山祗命、坂上刈田村麻呂命、多都比姫命の五神が祭られている。
                                                      (〜フリー事典等より)
【 コメント 】 
 ・ 7年ぶりの岩木山、今回は単独。 明日の天気予報があまり良くなさそうなので岩木山登頂後、八甲田山登山するため、岩木山はやや快速登山。
 ・ 一番多く利用されている岩木山神社先からの百沢コースから登頂。
 ・ 百沢スキー場の超広大な駐車場はシーズンオフのため閉鎖中、すぐ前の空きスペースに駐車する。
 ・ 晴天の中、紅葉が始まったコナラやミズナラなどの雑木林の道を進む。
 ・ 鼻こぐり、七曲、姥石(うばいし)、カラスの休場等妙な名前の場所を通過、焼止り避難小屋先の坊主ころがしあたりから本格的な紅葉と好展望が得られた。
 ・ 「錫杖清水」で、痛い程冷たく美味しい清水をたっぷり飲む。
 ・ V字形の谷の前方に御倉石の黒々とした尖がった槍ヶ岳の穂先のような岩が見え始め、急な登り道を進む。
 ・ V字形の谷後方を振り返ると、百沢スキー場と駐車した車が確認でき、弘前の町もハッキリ展望が得られた。
 ・ 種蒔苗代(たねまきなわしろ)と呼ばれる火口湖に出て、池の左を一登りで稜線鞍部の鳳鳴ヒュッテに到着。
 ・ ここでスカイライン八合目からの道が合流。 スカイラインから登ってくる約10台の乗用車が駐車場に駐車。リフトが運転開始された。
 ・ すぐに山頂到着。頂上はゴロゴロした大きな岩で覆われ、中央に四角錐の形をした標高1,625mと書かれた標識と鐘のあるコンクリート製のモニュメントがある。
 ・ 山頂からの展望は良好で、八甲田山、岩手山、八幡平や白神岳や、千畳敷等の海岸も見え満喫。
 ・ 山頂の岩木山神社奥宮にお参りし、下山。
 ・ 快晴で太陽高度が高くなるに従って空の青さが一段と増し紅葉が映える登山道を下山。

 ・ 百沢コース登山道 : 全般的に良く整備された明瞭な歩きやすい道。終盤部分的に岩山。 
 ・ 危険箇所 : 百沢スキー場 → カラスの休場の七曲り付近1ヵ所、強風雨天時注意。
 ・ 全行程対面者:約20人。

鰺ヶ沢付近より夕暮れの岩木山(10/2 16:48) 10/3: 百沢スキー場 → カラスの休場  七曲り付近の危険箇所
 焼止り付近    坊主ころがし → 錫杖清水
 アザミ  ヤマハハコ
 錫杖清水 (痛いほど冷たく、美味しい) 錫杖清水付近
錫杖清水付近 紅葉したチングルマ。  錫杖清水 → 鳳鳴ヒュッテ
 種蒔苗代  〃
岩木山直下  〃
 岩木山 山頂  岩木山神社奥宮
岩木山 山頂より、西方:リフト方面 岩木山 山頂
岩木山 山頂より東方 岩木山 → 
 錫杖清水付近  〃
 焼止り付近
 ナナカマドの紅葉  カエデ
 「姥石
 登山口すぐ先  岩木山百沢スキー場より
 岩木山百沢スキー場 下山到着   岩木山全景  岩木山百沢スキー場より登山開始  日の出 5:50

 11. 八甲田山

 【 八甲田山 】

 ・ 一般的には八甲田連峰最高峰の大岳を「八甲田山 八甲田大岳」と呼ぶ。
 ・ 八耕田山、萢(やち)耕田山などの別名がある。
 ・ 八甲田山とは北八甲田連峰と南八甲田連峰の総称であり、八甲田山という山は存在しない。
 ・ 八甲田山は青森県の中央部に位置する火山群で、脊梁火山列の北端にあたる北八甲田火山群と櫛ヶ峰火山群の総称。
 ・ 八甲田火山のカルデラに生じた中央火口群を指す。主峰大岳に、前嶽、田茂岳、赤倉岳、井戸岳、石倉岳、高田大岳、雛岳の八つの峰の総称。
 ・ 標高 1,584m。 
 ・ 一般的には八甲田連峰最高峰の大岳を「八甲田山 八甲田大岳」と呼ぶ。
 ・ 八耕田山、萢(やち)耕田山などの別名がある。
 ・ 八甲田山とは北八甲田連峰と南八甲田連峰の総称であり、八甲田山という山は存在しない。
 ・ 八甲田山は青森県の中央部に位置する火山群で、脊梁火山列の北端にあたる北八甲田火山群と櫛ヶ峰火山群の総称。
 ・ 一般的に北八甲田山が登山やスキーの対象となっている。
 ・ 八甲田山の名前は、明治35年(1902年)に起きた日本陸軍第八師団の青森歩兵第五連隊第二大隊の遭難事件で全国で有名になった。
 ・ 210人の将兵のうち生存者はわずか11人と言う、指揮官の無謀と無知、記録的な寒波が生んだ遭難事件。新田次郎の「八甲田山死の彷徨」と言う小説には事件の詳細を描いている。慰霊碑は北八甲田山北麓にある。
 ・ 厳冬期のアオモリトドマツに着氷して出来る樹氷が有名。
 ・ 一般的に北八甲田山が登山やスキーの対象となっている。
 ・ 登山コース 
  ⇒  @ ロープウェイを利用して登る赤倉コース、 A 酸ヶ湯温泉からの仙人岱コース、 B 酸ヶ湯温泉からの毛無岱コース等がある。
 ・ 
標準的な周回コース: 酸ヶ湯温泉から仙人岱を通って八甲田大岳へ登り、帰りは大岳鞍部避難小屋(大岳ヒュッテ)から上毛無岱と下毛無岱を通って酸ヶ湯温泉へ戻るコース。
 ・ 登山口の酸ヶ湯温泉には、名物の混浴大浴場「千人風呂」がある。

 【山名の由来】
 ・ 八つの峰と所々に発達する高層湿原を田とみなして「八甲田」と呼ぶ。
 ・ 北八甲田8峰の各所に「神の田」という湿地があり、「八神田」から八甲田を当てたとする説。
 ・ 萢(湿地)高田山から転じた説。

                                                      (〜フリー事典等より)

   11. 八甲田山  - No2.   (1,585m)      平成20年10月3日(金) 晴

行程 B  2,008(平成20年)10月3日(金) レンタカー:⇒、 徒歩: →
B 弘前 5:00  ⇒ 5:30 岩木山スキー場P 5:50 → 姥石 6:40  → 焼止り7:20 → 8:55 岩木山 山頂 9:15 → 姥石 10:40  → 11:00 岩木山百沢スキー場P 11:10  ⇒ 12:40 酸ヶ湯温泉P 12:50 → 城ヶ倉温泉分岐 → 13:30 下毛無袋 → 上毛無袋 14:00 → 大岳避難小屋 14:35 → 14:50 八甲田大岳 山頂 15:20 → 八甲田清水 → 16:45 酸ヶ湯温泉P 17:00 ⇒ 18:45 弘前 泊 

【 コメント 】 
 ・ 素晴らしい秋晴れと紅葉真っ盛りの岩木山登山に引き続き、同様に紅葉等素晴らしい八甲田山を、標準的な酸ヶ湯温泉からの毛無岱コースで登る。
 ・ 城ヶ倉温泉分岐付近からの紅葉を見ながら、下毛無岱、上毛無袋と続く草紅葉の湿原の中を前方に聳える大岳等を眺めながら進む。
 ・ シーズン中とあって、平日でも多くの登山者と出会う。時間的に全員が下りで、1本の木道のため約10〜20m毎にあるすれ違い用複線木道で、その都度待機。
 ・ 上毛無袋への急で長い階段の最上部手前からの、下界の池溏が点在する広大な湿原のパノラマに思わず見入る。
 ・ 大岳避難小屋で小休憩後、目の前の大岳に登る。
 ・ 後ろを振り返ると北方正面の井戸岳と大岳避難小屋がはっきり見える。
 ・ 15分で誰もいない山頂に到着。大パノラマを満喫。
 ・ 八甲田清水を通過、仙人岱湿原の木道を進み、紅葉が美しい地獄湯ノ沢を下る。
 ・ 今回は、さほど硫黄臭は感じませんでした。
 ・ ほどなくして酸ケ湯温泉に到着。
 ・ 今回は時間がないので酸ヶ湯名物の混浴大浴場「千人風呂」はパス。弘前へ戻る。

 ・ 周回コース登山道 : 全般的に良く整備された明瞭な歩きやすい道。 
 ・ 危険箇所 : 特になし。 無風状態時の地獄湯ノ沢では、火山性ガスに注意。  
 ・ 全行程対面者:約60人。

 酸ヶ湯温泉登山口  城ヶ倉温泉分岐付近
 城ヶ倉温泉分岐付近  城ヶ倉温泉分岐付近
 城ヶ倉温泉分岐付近  城ヶ倉温泉分岐付近
 城ヶ倉温泉分岐付近  城ヶ倉温泉分岐付近
 城ヶ倉温泉分岐付近  城ヶ倉温泉分岐付近
円錐形の高田大岳
草紅葉の始まった下毛無岱から見上げた大岳   〃
 下毛無岱  〃
  下毛無岱  〃
下毛無岱の池溏 湿原に池溏が点在する下毛無岱。
 上毛無岱からの大岳  大岳への登山道
 高田大岳山頂   広々とした高田大岳山頂
 高田大岳山頂から北方、井戸岳。 手前残雪。  頂上直下のきつい登りの途中から見下ろした鏡沼
鏡沼  チングルマ等の紅葉
仙人岱の木道より見上げた小岳(1478m)  仙人岱
 地獄湯の沢上部  硫黄臭が漂う硫気地熱地帯・地獄湯の沢
 地獄湯の沢下部  〃
  酸ヶ湯温泉登山口 : 湯の沢口  〃

   11. 八甲田山 - No1.     (1,585m)      平成13年10月14日(日) 晴

行程  2,0015(平成13年)10月14日(日)〜15日(月) 往復路 : 飛行機   飛行機 : ≫≫≫、 ロープウエイ : ≫≫、 バス:⇒バス:⇒、 徒歩: →
@ 羽田 7:40  ≫≫≫ 9:00 三沢 ⇒ 岩木山 ⇒ 17:00  八甲田山荘 泊
A 八甲田山荘 8:20 →  8:30 ≫≫ 8:40 山頂公園  →  田茂萢岳 → 八甲田大岳山 山頂 12:00 → 八甲田清水 → 14:40 酸ヶ湯温泉  ⇒  蔦沼一周 ⇒  温泉 ⇒  18:30 青森 20:30 ≫≫≫ 21:40 羽田

 コメント: 
  ・ 今回は、アルプス社のツアーでの山行、たまには行程等まかせっきりの気軽な山行も、それなりにいいものでした。
  ・ 岩木山へは、8合目駐車場から僅かで山頂往復。ガスで展望なし。
  ・ 八甲田ロープウエイからの眺めは、一気に高度があがって、展望のきいた車窓から紅葉の色合いの変化を満喫できた。
  ・ 紅葉は真っ盛りでした。
  ・ 八甲田大岳山山頂付近だけは、砂が飛んでくるかなりの強風。
 

1.八甲田スキー場方向 2.八甲田大岳→ 八甲田清水 3.酸ヶ湯温泉
4.八甲田ロープウエイからの眺め 5.八甲田清水 → 酸ヶ湯温泉 6.蔦沼