登山記録・写真         
  

上信越 30  谷川岳  1,977 m 7: 2021年 (令和 3年) 10月18日(月)
6: 2018年 (平成30年)  5月29日(火) 
5: 2016年 (平成28年)  7月11日(月)  
4: 2016年 (平成28年)  5月29日(日) 馬蹄形日帰り
3: 2009年 (平成21年) 10月29日(木)  
2: 1997年 (平成 9年) 10月20日(月)  
1: 1996年 (平成 8年) 10月23日(水)  
 単独
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  30.谷川岳 (たにがわだけ)  

【 谷川岳 
 ・ 谷川岳は群馬県と新潟県の県境に位置し、谷川連峰の中心にそびえる急峻な岩壁に囲まれた山。
 ・ 谷川岳は群馬・新潟の県境にある三国山脈の山。頂部は二峰に分かれており、それぞれ「トマの耳」(1,963m)、「オキの耳」(1,977m)と呼ばれる。
 ・ 群馬・新潟県境、谷川連峰の中央に聳え、オキノ耳・トマノ耳の2つのピークをもつ。標高は2000mに満たないが、群馬県側は雪崩による浸食作用がマチガ沢、一ノ倉沢など急峻な谷を刻み高山の様相を見せる。
 ・ 谷川岳という山は、地図の上では2つの耳のように見える頂(左:トマの耳、右:オキの耳)のことを指す。天神峠の展望台からは谷川岳を間近に見ることができる。
 ・ 周囲の万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰という。広義には、一ノ倉岳などの周囲の山域も含めて「谷川岳」と呼ぶこともある。
 ・ 谷川岳というピーク名はなく、国土地理院の地形図では、茂倉岳(1978m)、一ノ倉岳(1974m)、オキノ耳(1977m)、トマノ耳(1963m) の各ピークを谷川岳の1峰としているようです。
 ・ 最高峰は、広義の意味では茂倉岳の1,978m、狭義の意味では真近に見えるトマの耳の1,963m、現場の標識は、“オキの耳”に《谷川岳山頂1,977m》、“トマの耳”に「谷川岳トマの耳」と記されていました。他の山の標識は谷川岳山頂とは記されていませんでした。従って当HPでは谷川岳の標高は1,977mとしました。(諸説があり混乱しそうですが)
 ・ 谷川連峰とは谷川岳を中心に、清水峠から三国峠までの上越国境の山岳をさす。
 ・ 谷川岳は、トマノ耳とオキノ耳と呼ばれる二つのピークを持つ双耳峰。 麓の月夜野あたりからはこの「耳二つ」が顕著に望まれる。
 ・ 一ノ倉沢などの谷川岳の岩場は、その険しさから剱岳・穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングのメッカとなっている。
 ・ 一ノ倉沢は本州でもっとも標高の低い越年雪渓。
 ・ 谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しく、遭難者の数は群を抜いて多い。
 ・ 谷川岳の標高は2000mには及ばないが、その地理的特性から、北西の季節風による多くの積雪をもたらし、群馬県内でも有数の豪雪地域となっている。
 ・ 谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しい。
 ・ 気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となるために、比較的低い標高でも高山植物が観察できます。
 ・ ロープウェイを使って、一般コースの谷川岳(トマの耳・オキの耳)までの天神尾根コースは、首都圏から近いこともあって多くの登山者が訪れている。
 ・ 谷川岳はスキーのメッカでもある。谷川岳天神平スキー場は関東でもっとも有名なスキー場のひとつ。
 ・ 白毛門は谷川岳の撮影ポイントの一つ。また谷川岳は高山植物の種類も多く、季節には天神平周辺をはじめ、登山道や山頂付近で観察することができる。
 ・ 年間4万人を越える登山者が訪れている。
 ・ 谷川岳は上級登山者向きの山と考えられていますが、ロープウェイを利用すれば手軽に登山できるコースも数多くあることから最近は中高年層をはじめ一般登山者に人気があります。
 ・ 谷川岳を巡る登山コースは、初級者向けの一の倉出合周辺の散策コースや、断崖絶壁を登る上級者向けのコースまでバラエティに富んでおり、老若男女が楽しめるすばらしい山。 
 ・ 岩場の多い険しい登山道のため危険個所が多く存在しており、山岳地帯特有の急激な気候変化も影響し、岩場からの滑落事故や道に迷って行方不明になるなどの遭難者が後を絶たない。
 ・ タイミングが良ければ、一ノ倉沢の展望所で、山裾の緑から中腹の紅葉、頂の白い雪と、見事な三段染めを鑑賞できる。
 ・ 白毛門は谷川岳の撮影ポイントの一つ。また谷川岳は高山植物の種類も多く、季節には天神平周辺をはじめ、登山道や山頂付近で観察することができる。 
 ・ 谷川岳ロープウェイ ・・・ 
   土合口駅 から 天神平駅 までの 2,300m。 3分間隔、・ 所要時間は片道通常約15分 〜 最速7分。 定員:22名。
   土合口駅 標高 746m、JR東日本上越線土合駅より徒歩15分。     天神平駅:標高1,319mm。  天神峠ペアリフト:天神峠展望台(標高1,502m) 
    2,060円(ロープウェイ 大人往復)、片道:1,230円)   運行時間 : 平日=8時〜17時。 休日=7時〜17時。
    駐車場 ・・・ 6階建で、約500台駐車可一日 普通車:500円:5〜11月 (平成30年)
 ・ 天神平観光リフト ・・・  片道:410円、往復:720円    天神平駅(標高1,319m)と天神峠駅(標高1,502m)を結ぶ距離約500m弱、標高差183m、乗車時間約6分で夏は観光用、冬はスキー用として利用。  
 *谷川岳/谷川岳ロープウェー株式会社 

【 白毛門 】 (しらがもん 1,720m)
 ・ 白毛門とは冬の山腹にあるジジ岩、ババ岩に雪が付いて、氷門のようになり、白髪頭の ように見えるところから命名されたと言われています。
 ・ 谷川岳の東北、湯檜曽川を挟んだ向かいに位置する。谷川岳東方の土合から北へ漸次標高を上げ、一つ目の峰に白毛門、その先、笠ヶ岳・朝日岳へと続く。山名の由来は、山頂付近のジジ岩・ババ岩が冬期に雪で氷門のようになり、山頂部分が白髪頭のように見えるため白毛門と名づけられたらしい。
 ・ 谷川岳の展望台といわれるだけあって、正面の谷川岳が、左から西黒沢、マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢と屏風のように迫ってきます。さらに一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、蓬峠が続き、白毛門からなだらかな稜線が延びる笠ガ岳、朝日岳、東には至仏山、燧ケ岳、日光白根山などの尾瀬の山々、南には赤城山、榛名山、妙義山の上毛三山と飽のこない360度のパノラマが展開されています。 

【 登山ルート 】
 参考HP⇒谷川岳

 @ 天神尾根コース : 土合口(山麓駅) → ロープウェー → 天神平 → ペアーリフト → 熊穴沢避難小屋 → 谷川岳山頂(トマの耳→オキの耳)戻る。
   谷川岳ロープウェイ山頂駅から約2時間20分。
 A 西黒尾根ルート : 登山指導センター → 西黒尾根登山口 → 鉄塔広場 → ラクダのコル → ザンゲ岩 → 谷川岳頂上(トマの耳→オキの耳)戻る。  約4時間。
 B 厳剛新道ルート: 登山指導センター → マチガ沢出合巌剛新道登山口 → ザンゲ岩 → 谷川岳頂上(トマの耳→オキの耳)戻る。
 C 谷川連峰主脈縦走路
  C-1:(平標登山口(954m) → 平標山 → 仙ノ倉山(2,026m) → 万太郎山 → 谷川岳 → 土合駅(663m))。
   C-1の標高差=約1,360m、累計登標高=平標発約2,200m、土合発:約2,500m、歩行距離=約21Km。
   * コースタイム(CT)=15時間35分。 
 C-2:(平標登山口(954m) → 平標山 → 仙ノ倉山 → 万太郎山 → 谷川岳 → 一ノ倉岳 → 茂倉岳 → 矢場ノ頭 → 土樽駅(610m)。
   C-2の標高差=約1,420m、累計登標高=約2,700m、歩行距離=約26Km。
   * コースタイム(CT)=15時間35分。
 D 馬蹄形縦走路 (土合橋白毛門 P(685m)→ 白毛門 → 笠ヶ岳 → 朝日岳 → 清水峠 → 七ツ小屋山 → 蓬峠 → 武能岳 → 茂倉岳 → 一ノ倉岳 → 谷川岳(1,977m) → 土合橋白毛門 P)。
   ※ 健脚向けの谷川岳馬蹄形縦走コースは、日本百名山の谷川岳を含め、群馬百名山の名峰6峰が含まれる、贅沢な9峰充実縦走コース。  
   * 標高差=約1,290m、累計登標高=約3,000m 、歩行距離=約28Km。
   * コースタイム(CT)=17時間20分。
   * 登山者に人気の縦走コース。馬蹄形縦走は、体力、気力、天候が揃わなければ成功しない。
   * 足に自信がある人は一度は歩きたいと思っている人気のコース。
   * 日本のトレイルランシーンのパイオニア鏑木 毅の著著『全国トレランコースガイド』では、紹介されるコースなかで、最難関のレベルとされている。
    トレイルランニングでのコースタイムは「9時間40分」とされ、このコースを「一日でできれば一人前」のトレイルランナーと解説されている。

【 山名の由来 】 ・・・ たくさんの谷や川の源頭を持つ谷川連峰の主峰と言う意味。

【 花 】
 ・ 5〜6月:アズマシャクナゲ、ムラサキツツジ、コイワカガミ、ユキワリソウ。
 ・ 7〜9月:キオン、ヤマアジサイ、オオバギボウシ、シブツアサツキ、ジョウシュウオニアザミ。
  (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

『 参考HP 』
 ・ 谷川岳 - Wikipedia   
 ・ 谷川岳登山指導センターから谷川岳・一ノ倉沢の情報  
 ・ 今日の谷川岳 
 ・ 谷川岳 | 山の最新情報、登山情報 - ヤマレコ 
 ・ 谷川岳の紅葉情報 | 紅葉名所2015 - Walkerplus  
 ・ 土合山の家: 【公式サイト】谷川岳登山 天神平スキーの宿  
 ・ 谷川岳の登山!ハイキング初心者コース?ベテランコースまでを紹介

 ・ 群馬県 - 谷川岳登山の留意点
* 関東・甲信 高原・山の天気 - てんきとくらす [天気と生活情報]
* トップページ/谷川岳ロープウエー株式会社

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【 谷川岳 】-7

行程  令和 3年(2021)10月18日(月) 快晴後曇り   往復路 =マイカー :≫、 ロープウエイ:⇒⇒ :、リフト:⇒ 、徒歩: →  標高差約1,200m
@  練馬IC 3:45 ≫ 水上IC 5:30 ≫  5:50 谷川岳インフォメーションセンター P 6:15 → 6:30 西黒尾根登山口 → ラクダの背 8:30 → ガレ沢のコル → 10:00 トマの耳 → 10:35 オキの耳:谷川岳 山頂 → 10:50 奥の院  → 引き返し → 奥の院  → 11:30 オキの耳 → 11:45 トマの耳 → 13:15 RW 天神平駅 ⇒⇒ RW駅 13:50 → 14:00  IC P ≫ 水上IC ≫ 練馬IC 15:00

【 コメント 】
 ・ 今年のアルプス登山は、コロナと天候不順で、日帰りでの木曽駒と御嶽山だけでしたので、紅葉狙いの手頃な山として、谷川岳としました。
 ・ 晴天を狙って、前回、5月末の高山の花撮影時と同じコース(石黒尾根〜谷川岳〜一ノ倉〜茂倉岳途中迄)としました。
 ・ 早朝自宅を出発、水上ICを降り、一般道を進むと、かなり低い中腹以上の山並みが、なんと真っ白でビックリ。 白色の雲に覆われてるのかと思いましたが、紛れもなく冠雪状態でした。
 ・ 谷川岳インフォメーションセンター 駐車場に6時前に到着。 未だ3割程度の駐車率。
 ・ 今朝はこの秋一番の冷え込みのようで、しっかり防寒着を羽織っての出発。
 ・ まださほど紅葉していない(広葉樹が少ない)西黒尾根を延々と登る。
 ・ 1時間程登ると、真っ青な空に紅葉した樹木が輝く素晴らしい景色が迎えてくれました。 更に、白銀に輝く谷川連峰が引き立ててくれました。
 ・ ガレ沢のコルで、雁号新道分岐点に到着。厳剛新道入口はロープ閉鎖されてました。
 ・ 高度が上がるにつれ、積雪が増えてきましたが、岩場の雪は極わずか、土の登山道は新雪のため、アイゼン不要でした。
 ・ 快晴微風の為、暑くなり、シャツ一枚だけにして丁度良かったです。
 ・ やがて、石積方位塔が見え、肩の小屋をパスして、スリップに注意しながら、ヌカルミや雪解け水を避けながら進む。
 ・ 霧氷樹氷のように低木の枝に氷の花が咲いたようで、神々しい風景を堪能しながら、岩場を登り詰めると、トマノ耳に到着。 先客数人。
 ・ 標識を入れての絶景写真を撮る。
 ・ 充分撮影後、オキの耳へ向けて出発。 
 ・ 周辺の山頂付近に急速にガスが湧き始めましたが、展望は充分で、山頂で撮影。
 ・ 奥の院へ向けて出発。
 ・ オキノ耳を振り返ると、多くの人が山頂にいました。
 ・ 奥の院を過ぎた後の下りでは、下りの日陰の岩場の一部分は、凍結した氷や、踏み固められた雪で、スリップ気味になり、足がかり確保に全神経を注ぎました。
 ・ 登山者も一気に減って、前後に誰もいなくなりました。
 ・ 予定していた一ノ倉方面山頂にガスが覆い始めたのと、この先の登山道の氷結が心配になり、安全第一、引き返すことにしました。
 ・ オキの耳、トマノ耳共、平日にもかかわらず、大勢の登山者でした。
 ・ 下山コースも、予定を変更して、ロープウエイで下山することにしました。
 ・ まだ多くの登山者が登ってくる中、譲り合ったり、すれ違ったりしながら、川のようになった登山道を下り、ロープウエイが混まないうちに下山。
 ・ 10分ほど並んで満員で乗車。
 ・ 車内からの風景は、さほど紅葉が見れませんでした。
 ・ 予定より早く下山出来たので、インフォメーションセンターを見学しました。(無料、約20分)
 ・ まだ新しく、谷川岳の情報を有益に知ることが出来ました。
 ・  
 * 危険個所等
  積雪時、雨天時等は、岩場のスリップに注意。 特に早朝、凍結箇所。

 水上からの谷川連峰  モルゲンロート :インフォメーションセンターPにて。  インフォメーションセンターP
 天神平 望遠  西黒登山道入口  紅葉
 紅葉した葉に新雪  紅葉  〃
 天神平  オキの耳 & トマノ耳  〃
 笠ヶ岳方面  谷川連峰& アニマル・ ピカチュウ軍団  ナナカマド
 ラクダの背  ガレ沢のコル、 厳剛新道 分岐点  山頂方向登山道
 〃  霧氷  霧氷
 石積方位塔  〃 氷雪が纏わり付く  霧氷
 トマノ耳(1,963m)  〃  〃& アニマル・ ピカチュウ軍団
 霧氷  〃   トマノ耳方面
 霧氷  オキの耳(1,977m)  万太郎山方面
 オキの耳  オキの耳& アニマル・ ピカチュウ軍団  奥の院
 〃  オキの耳方面  〃 山頂方位盤
 肩の小屋  万太郎山  〃 ナナカマド
 〃  〃  滝
 イワカガミの紅葉 & 雪  天神平  〃 シンボル: 谷川の鐘

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【 谷川岳 】-6

行程  平成30年(2018) 5月29日(火) 晴後曇り   往復路 =マイカー :≫、 ロープウエイ:⇒⇒ :、リフト:⇒ 、徒歩: →  標高差約1,200m
@  練馬IC 5:45 ≫ 水上IC 7:15 ≫ 7:45 谷川岳RWP →  RW駅 8:03 ⇒⇒ 8:15 RW 天神平駅8:30 ⇒ → 8:37 天神峠展望台駅 8:30 →  熊穴沢避難小屋 9:20  → 10:20 肩の小屋10:50 →  10:55 トマの耳(1,963m)  → 11:10 オキの耳(1,977m) → 12:10 一ノ倉岳(1,974m) 12:10 → 茂倉岳途中 → 12:40 一ノ倉岳(1,974m) → オキの耳(1,977m) → トマの耳(1,963m) 14:00 →  15:20 RW 天神平駅 → 15:40 谷川岳RWP 15:40 ≫ 水上IC ≫ 練馬IC 18:30

【 コメント 】
 ・ 谷川岳連峰への登山は、いつも紅葉の時期が主体でしたが、前回、5月末に登った時は、丁度高山の花が綺麗に咲いていたので、今回もタイミングを狙っていました。
 ・ 登山道の残雪がなくなって安全な状態になってきたので、梅雨が始まる前の都合の良い日がマッチしたので、出かけました。
 ・ 今回は、来週参加する「柴又100Kウルトラマラソン」の最後のトレーニング(1週間前では遅すぎですが)と、花の写真撮影を兼ねて、膝に負担がかからないように、往復ロープウエイ利用で計画を立てました。
 ・ 早朝5時前に自宅を出発。 関越道で水上ICから291号清水街道を約14キロ、土合駅を過ぎ、土合橋先の谷川岳ロープウェイ案内通りに走り、ガラ空きの駐車場に到着。
 ・ 急いで準備、すぐに3Fからエレベータで6Fのロープウェイ乗り場へ移動、8時直前から窓口が開き、往復切符を2,060円で購入、乗り場へ移動、8時3分に乗車。
 ・ 当方以外に3名のグループが乗車、定員22名ですが、ゆったり座わって景色を見るには、8名以内なので、週末はきつそうです。
 ・ 土合口駅から、天神平駅(標高1,319m)までの 2,300mを、3分間隔で通常約15分、最速7分で運行。
 ・ 快晴の真っ青な空に、新緑が眩しい景色を堪能しているうちに到着。
 ・ 天神平駅前の広場に、記念撮影用のモニュメントがあり、リフトと白毛門方面を入れて撮影。
 ・ 天神峠ペアリフトチケット410円で購入、天神平駅(標高1,319m)と天神峠駅(標高1,502m)を結ぶ距離約500m弱、標高差183m、乗車時間約6分。
 ・ 天神峠展望台にも記念撮影用のモニュメントがあり、白毛門方面を入れて撮影。 
 ・ 登山道わきには、随所に綺麗なピンク色のイワカガミや、イワウチワ、ショウジョウバカマ、タチツボスミレ、ナエバキスミレ、シャクナゲ等の他、シラネアオイ、ムラサキヤシオ、イワナシ、タムシバなどの高山の花が咲いており、楽しませてくれました。  
 ・ 熊穴沢避難小屋を過ぎると、やや歩きにくい登りとなり、展望の効いた“天狗の溜まり場”に到着し、小休憩。
 ・ 高度が上がるにつれ、丁度見頃になったシャクナゲが多くみられるようになり、花と残雪の山々を背景に写真を沢山撮りました。 
 ・ やや急登後、雪渓が現れ、約80mのザラメ状の残雪で、傾斜があるので、しっかりとツボ足跡を、キックしながらストックを使い慎重に登りました。
 ・ すぐに肩の小屋に到着、展望を楽しみながら休憩。 
 ・ 残念ながら、快晴だった空が一面薄雲に覆われ、日差しはありますが、コントラストの効いた綺麗な写真は、帰り迄撮れなくなりました。
 ・ 出発後すぐに、誰もいないトマの耳に到着。
 ・ 写真撮影後、すぐにオキノ耳目指して出発。
 ・ 10分弱で到着。10名ほど、昼食休憩中でした。
 ・ 西方の平標山・仙ノ倉方面、北方の一ノ倉岳方面の展望を眺めながら、涼しい風に吹かれながら、休憩。
 ・ 予定の茂倉岳迄行くので、長居せず出発。
 ・ ほとんどの人がオキノ耳で引き返すようで、一ノ倉方面へ向かっている登山者は一人も見えませんでした。対向者は3名程いました。
 ・ シャクナゲの他、チングルマやハクサンイチゲなども少な目ながら咲いていました。
 ・ 奥の院を過ぎ、ノゾキを過ぎ、急登を登り返すと、一ノ倉岳に到着。展望がないのですぐに茂倉岳へ向けて出発。
 ・ 下りきった先に大きな雪渓があり、西側が雪庇状、東側が急斜面で、ザラメ状の為、軽アイゼンの効き目が不十分なようだったので、危険と判断、潔く引き返しました。
 ・ 昨年の巻機山での滑落肋骨骨折の件が、脳裏に浮かびあがり、即決引き返しました。  ⇒ ※ 
巻機山 〜花園&滑落自力生還!!骨折初体験記 - 2017年07月19日
 ・ 肩の小屋先の、熊穴沢避難小屋迄は、往路を引き返し、天神峠をバイパスして天神平駅へ向けて出発。
 ・ 14時になったので、オキノ耳には、1カップルしかいませんでした。
 ・ 肩の小屋直下の雪渓は、朝よりツボ足跡がハッキリ出来ており、簡単に降れました。
 ・ 下山するにつれ、日差しも時々あり、次第に蒸し暑くなり、雪解けの水が増えてました。
 ・ 天神平駅に到着、すぐに乗車。 ロープウェイでの下山は、久々で、たまにはいいかも。
 ・ 予定通りの山行、まずまずの天候と期待通りの花を見れ、感謝です。
 ・ 帰路、ほとんど渋滞もなく、予定通りの時間に帰宅出来ました。
 ・ 次回は、紅葉の10月上旬、馬蹄形を白毛門からの半時計廻りで、肩の小屋宿泊、星空の写真撮影目的で予定しています。


 水上からの谷川連峰  ロープウェイ   天神平
 〃  〃 案内板  リフトから
 〃 白毛門  〃   〃 
 天神平  〃  〃 天満宮
 天神峠  〃   〃
 〃  〃  〃
 シラネアオイ & 白毛門  ショウジョウバカマ  ウラジロヨウラク
 タムシバ  谷川岳連邦  イワウチワ
 熊穴沢避難小屋  アカヤシオ  マイズルソウ
 イワカガミ  シャクナゲ  オオバキスミレ
 スミレ  イワカガミ  シャクナゲ
 ザンゲ岩方面  オオバキスミレ  タムシバ
 ミヤマダイモンジソウ  肩の小屋直下の雪渓(約80m)  〃
 肩の小屋前: 石積方位塔  〃 谷川の鐘、 平標山・仙ノ倉方面  〃
 平標山・仙ノ倉方面 & ペット軍団   西黒尾根方面  シャクナゲ & オキノ耳方面
 シャクナゲ  オキノ耳  〃
 ハクサンイチゲ & オキノ耳方面  谷川岳縦走路  〃
 シャクナゲ  
 シャクナゲ  奥の院  〃
 チングルマ  シャクナゲの蕾  ハクサンイチゲ
 スミレ  シャクナゲ  ノゾキ & 一ノ沢雪渓
  一ノ倉岳 方面 & ペット軍団   一ノ倉岳 & シラネアオイ  一ノ倉岳 & シャクナゲ
 一ノ倉岳  一ノ倉岳 → 茂倉岳 雪渓  〃  引き返し地点。
  一ノ倉岳 & 避難小屋  雪田 & ペット軍団  肩の小屋前分岐点 & ペット軍団
 イワナシ  オノエラン  天神峠 & リフト
 シラネアオイ  天神平  タニウツギ & 土合駅舎

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【 谷川岳 】-5

行程  平成28年(2016) 7月11日(月) 曇り   往復路 =マイカー:≫、徒歩:→、バス: ⇒、 電車: ≫≫ 標高差 約1,300m 累積標高差 約2,700m 歩行距離 約26Km
@  練馬IC 2:40 ≫(関越自動車道)≫月夜野IC 4:10 ≫ 5:00 平標山登山口 5:10 ≫ → 6::10 鉄塔台地 6:20 → 6:50 松手山 → 8:00 平標山 8:10 → 8:40 仙ノ倉山 8:50 → 9:30 エビス大黒の頭 → 毛渡乗越 → 11:10 万太郎山 11:15 → 12:00 大障子ノ頭小屋 → 12:50 オジカ沢ノ頭 → 13:40 肩の小屋 13:50  → 14:05 谷川岳山頂(オキノ耳) 14:20 → 15:05 一ノ倉岳 → 15:25 茂倉岳 → 16:25 矢場ノ頭 → 17:30 登山口 → 17:55 土樽駅 18:06 ≫≫ 18:21 越後湯沢駅 18:45 ⇒ 19:19 平標山登山口 → 19:22 平標山登山口 P 19:35 ≫ 月夜野IC ≫ 練馬IC 22:10

【 コメント 】
 ・ 谷川岳連峰への登山は、いつも紅葉の時期でしたが、今年の春5月に早春花を求めての山行で、健脚登山者に人気のある「谷川岳馬蹄形縦走コース」(日本百名山の谷川岳を含め、群馬百名山の名峰6峰が含まれる、贅沢な9峰充実縦走コース)を日帰り山行してきました。
 ・ 今回は、谷川連峰主脈縦走路の日帰り登山を計画、日照時間の短い秋では難かしいので、花の百名山で人気のある「平標山」からの縦走登山としました。
 ・ 谷川連峰縦走路として、「平標登山口→平標山→仙ノ倉山→万太郎山→谷川岳→一ノ倉岳→茂倉岳→屋場ノ頭→土樽駅)としました。
 ・ 一昨年の平標山登山時の満開のお花畑を満喫できた時より一月以上遅いため、お花畑はあまり期待せず、風景を楽しむ山行と決め、出発。
 ・ 練馬ICから関越道を休憩を含め、1時間半後に月夜野ICで降り、17号線を三国峠を越え苗場スキー場の先の元橋駐車場に5時に到着。
 ・ 平日のため3台しか駐車してませんでした。
 ・ 登山届をポストに入れ、一昨年と全く同じコースを行く。  
 ・ 無風で蒸し暑い樹林帯の急登を団扇で扇ぎながら登る。
 ・ 約30分程登ると、視界が開け、振り返ると下界に雲が流れ、苗場スキー場方面が朝日を浴び、幻想的な景色を眺め一息入れ、更に登ると大きな鉄塔が立つ小さな広場の鉄塔大地に到着、心地よい風を受け小休止。
 ・ 鉄塔台地からは再び樹林帯の中のやや急登となり、所々に花期が終わったアカモノやイワカガミ、タニウツギ、シャクナゲなどが散在する登山道となり、朝露の笹や下草で靴が濡れながら進むとやがて松手山が前方に見え、右手には平標山へと続く気持ちよさそうな尾根が続いているのが見えると30分程で松手山に到着。  
 ・ 小休止後、次第に森林限界を越えると笹原の登山道となり、咲き終わった状態のヤマツツジや赤い実をつけたアカモノ(イワハゼ)を見ながら登る。
 ・ 振り返ると特異な形の苗場山が見える。前方に一ノ肩と呼ばれるピークが見え、平標山はその先で見えませんが、山頂方面の上空は雲が流れて展望も利かない状況。 
 ・ 数回ピークの右側を巻き、やがて平標山頂上に到着。
 ・ 残念ながら雲で周辺の山々の展望が利かない。東方のみ、赤い屋根の平標山ノ家へと続く木道が見えるくらいなのですぐに仙ノ倉山へと出発。
 ・ この先から仙ノ倉岳まで連続して植物保護の為のロープが左右に張られた大敷石や以前より大分痛んだ木の階段を下る。
 ・ 平標直下は、一昨年5月末は一面のお花畑が満開状態で素晴らしかったでしたが、今回は完全にシーズンオフでハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、チングルマ、ヨツバシオガマ、マイヅルソウ、などの早咲きの花は一輪も咲いていませんでした。
 ・ 代わってニッコウキスゲだけが目立って咲いていました。
 ・ ウラジロヨウラクやベニサラサドウダン、などの樹木の花も僅かしか残っていませんでした。 
 ・ アップダンウ後、仙ノ倉山頂上に到着しましたが、天気予報どうりに晴れてきません。
 ・ 山頂には、立派な方位盤があるので晴れ渡れば山座同定が確認できますが、残念ながらイマイチでした。
 ・ 晴れてれば、北方には万太郎山、奥に茂倉岳・一ノ倉・谷川岳などが見え、日光方面や巻機山も見れますが。
 ・ 休憩後、万太郎山へ向けて出発。
 ・ 仙ノ倉山から先、恵比寿大黒方面は人気がなく、山頂から数分東側へ下ると、下草が生い茂り足元が見えないので、注意深く進む状況が延々と続き、一度草でスリップしましたが、支障なくより慎重に下りました。
 ・ この区間、視界が良ければ、エビス大黒の頭の険しい稜線の続く岩綾が見ものでしたが、見れず残念。
 ・ シラネアオイの群落もすっかり終わってましたが、鮮やかな黄色のニッコウキスゲの群生や丁度満開のシャクナゲが結構咲いてました。
 ・ 下草に覆われた登山道のアップダウンを数回繰り返して恵比寿大黒に到着。
 ・ この先も数回アップダウンしながら単純320m下って最低鞍部の1,568mの毛渡乗越へと進むと、作業員が下草やササで覆われて足元が見えない登山道を、エンジンカーッタでニッコウキスゲを残して綺麗に刈っていました。
 ・ 刈り取られて絨毯みたいになった葉っぱの登山道を下った後、前方に雄大に聳える1,954mの万太郎山目指して登る。
 ・ 山頂で一休み後、ようやく歩き易い登山道になり、アップダウンを繰返し、岩場の急坂を上り下りしてオジカ沢の頭を通過すると、前方下方に優雅に延びるなだらかな登山道が見え、更に遥か前方に谷川岳肩の小屋が見えてきて予定の時間で通過できたので一安心。
 ・ 一登りで、ようやく5名ほど休憩中の登山者がいた肩の小屋に到着、記念の鐘を撮影。 
 ・ すぐにトマノ耳へ登り、やや展望が利いてきた周囲の山を撮影、小休憩。
 ・ 若干予定の時刻より遅れてますが、焦らずに隣のオキノ耳へ移動、記念撮影。
 ・ 一旦下って、登り返し山頂らしくない一ノ倉岳に到着。
 ・ 谷川連峰主脈縦走路最後の茂倉岳への展望が利いた登山道を気持ちの良い風に吹かれながら進む。
 ・ 茂倉岳山頂で、先月歩いた「反時計回りの馬蹄形コース」と分かれて、初めて歩くニッコウキスゲやハクサンフウロウ等が咲き誇る茂倉新道を進む。
 ・ 1時間で矢場ノ頭に到着。 土樽迄1時間40分の表示板があり、時間的余裕が余りないので、すぐに下山開始。
 ・ ここから樹林帯となり、松等の大木の根っこがむき出しで非常に歩き難い登山道が延々と続く下山道を慎重に休まず、登山口まで一気に下ったので、膝の疲労が蓄積、少々出来た余裕の時間を使って一休憩し回復しました。
 ・ 電車の発車時間の10分前に無人の土樽駅に到着。 時刻通りに電車が到着、最後尾に乗車して、車内で車掌さんからキップ購入、越後湯沢駅に予定どうりに到着。
 ・ 新幹線駅だけあって立派な構内、改札口を出て、右側東口へ進み、右側のエスカレータで1Fへ降りたところの先頭のバス停が、西部クリスタル行きのバス停。
 ・ そばのベンチで休憩、発車の10分前にバスが到着、3名の乗車で予定どうり、19時19分に平標登山口バス停に到着、私のみの下車。
 ・ 2台駐車している駐車場へ戻り、一服後出発。
 ・ 出口は無人でしたので、駐車料金をポストに投函、ガラ空きの17号線、月夜野ICから練馬ICまでスムースに走り、無事我が家に到着。
 ・ 本日の長かった「谷川連峰縦走路」完登無事達成しました。
 ・ 今回の「谷川連峰主脈縦走路土樽駅コース」は、「谷川岳馬蹄形縦走コース」より距離・累積標高差のレベルは1ランク緩い(危険個所レベルはほぼ同じ)ですが、平標登山口駐車場へ戻る為の土樽駅発の電車の最終が18時06分なので、休憩時間を考慮すると、実質的難易度は若干緩い程度と思われます。
 ・ 登山時期の気温によって疲労度が大きく異なり、今回は5月の快適な気温の馬蹄形縦走と違い、やや蒸し暑い区間が多かったので疲労感が強く、土樽駅ゴールの時間を気にしながらの山行になったので実質的には前回より厳しかったです。
 ・ 谷川岳連峰への登山は、残雪が消え高山の花畑が見れる6月上旬と、紅葉真っ盛りの10月中旬頃が最適なので、次回はこの期間の山行(馬蹄形ルート、谷川連峰主脈縦走路土合コース)を予定します。
* 《 谷川連峰主脈縦走路 》
  : 平標登山口(954m)→平標山→仙ノ倉山→ 万太郎山 →谷川岳→一ノ倉岳→茂倉岳→矢場ノ頭→土樽駅(610m)。
  ・ 標高差=約1,420m、累計登標高=約2,700m、歩行距離=約26Km。 
* 土樽駅→越後湯沢 240円。 バス 越後湯沢→平標山登山口 600円。 駐車料金=600円。
  ・ コースタイム(CT)=15時間35分。    今回の山行時間=14時間50分。  CT比=95%。  花の写真を100枚以上撮ってた為、予定より時間がかかりました。
* 《 谷川岳馬蹄形縦走コース 》
  ・ 馬蹄形縦走路 (土合橋白毛門 P(685m)→ 白毛門 → 笠ヶ岳 → 朝日岳 → 清水峠 → 七ツ小屋山 → 蓬峠 → 武能岳 → 茂倉岳 → 一ノ倉岳 → 谷川岳(1,977m) → 土合橋白毛門 P)。
  ・ 健脚向けの谷川岳馬蹄形縦走コースは、日本百名山の谷川岳を含め、群馬百名山の名峰6峰が含まれる、贅沢な9峰充実縦走コース。  
  ・ 標高差=約1,290m、累計登標高=約3,000m 、歩行距離=約28Km。
  ・ コースタイム(CT)=17時間20分。
  ・ 登山者に人気の縦走コース。馬蹄形縦走は、体力、気力、天候が揃わなければ成功しない。
  ・ 足に自信がある人は一度は歩きたいと思っている人気のコース。

* 危険箇所・注意点  オジカ沢の頭前後の岩場。
* 晴れて暑くなると時期的に小さな虫が多いので、虫よけスプレーかシール、ネットがあると良い。
* 松手山前後等、ヌカルミが少々あるので、ショートスパッツ必要。


 平標登山口のアジサイ  〃 カシワバアジサイ  〃 オオキンケイギク  
 平標登山口のオオマツヨイグサ  平標登山口の注意書  〃
 登山口 → 松手山 : ウツボグサ  〃 苗場スキー場方面  アザミ
ギンリョウソウ(ユーレイタケ)  送電線鉄塔  クルマユリ
 松手山 1,614m)  アカモノ(イワハゼ)の実  オオカメノキの実 :松手山方面
 ヨツバヒヨドリ  クルマユリ  クルマユリ&オオバギボウシ
 ハクサンフウロウ  チチコグサ  平標山 山頂 (1,984m)
 平標山 山頂にて、新道方面(北方)  オノエラン  チングルマの穂
 (ネバリノギラン)  ニッコウキスゲ  カラマツソウ
 ハクサンシャクナゲ  ニッコウキスゲ  ウラジロヨウラク
 このコースのシンボル  ヨツバシオガマ  エゾウサギギク
 ウラジロヨウラク  シャクナゲ  深山金梅(ミヤマキンバイ)
 ハクサンフウロウ  エビス大黒ノ頭避難小屋(定員3人)  〃 コカブトムシ
 エビス大黒ノ頭(1,888m)  ニッコウキスゲ  シャクナゲ
 ウツボグサ  ニッコウキスゲ  エビス大黒ノ頭→1,560mの最低鞍部
 万太郎山方面  エンレイソウの実   〃
 モミジの種   マルバダケブキのつぼみ  シシウド
  ニッコウキスゲ  越路避難小屋(定員5名)&トリアシショウマ
 ゴゼンタチバナ  万太郎山頂(1,945m)  大障子ノ頭
オジカ沢ノ頭方面 :ウサギギク  万太郎山方面、振り返る  大障子避難小屋・オジカ沢ノ頭方面
 大障子避難小屋(定員7名)  大障子避難小屋&万太郎山  ハクサンフウロウ
 ジョウシュウオニアザミ  赤谷川本谷雪渓  一面の笹原
 オジカ沢ノ頭避難小屋(定員2〜4人)  オジカ沢ノ頭  オジカ沢ノ頭→谷川岳
 シャクナゲ  ナナカマド  谷川岳肩の小屋方面
 ニッコウキスゲ  ハクサンフウロウ:オジカ沢ノ頭方面振り返る。  ミネウスユキソウ
 タテヤマウツボグサ  クサモミジ  谷川岳肩の小屋前
 谷川岳肩の小屋の鐘   谷川岳肩の小屋方面  ニッコウキスゲ
 谷川岳トマノ耳(1,963m)  トマノ耳&シシウド  ハクサンフウロウ
 シシウド  谷川岳オキノ耳(1,977m)  富士浅間神社奥の院
 富士浅間神社奥の院  ヨツバシオガマ  タァネバラ
 ハンゴンソウ  ニッコウキスゲ  イブキジャコウソウ
 シシウド&オキノ耳バットレス  ノゾキ:一ノ倉沢&白毛門方面  ノゾキからの一ノ倉沢の雪渓
 一ノ倉岳(1,974m)  一ノ倉岳避難小屋(定員3名)  茂倉岳(1,978m)
 マルバダケブキ  ハクサンチドリ
 茂倉岳避難小屋(定員20名)&ミヤマキンポウゲ  タカネコンギク(類似の花=ヨメナ、ノコンギク)。 矢場ノ頭(1,490m)
 茂倉岳新道登山口P  土樽駅、蓬新道分岐点  土樽駅ホーム


 
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【 谷川岳 】-4: 馬蹄形 日帰り
行程  平成28年(2016) 5月29日(日) 快晴のち晴れ   往復路 =マイカー :≫、 徒歩: → 標高差約1,200m
@  練馬IC 3:00 ≫ 前橋IC 4:40 ≫ 5:00 白毛門登山口駐車場(700m) 5:10 → 7:35 白毛門(1,720m) → 8:30 笠ヶ岳(1,852m) → 9:40 朝日岳(1,945m) → ジャンクションピーク(1,930m) → 11:00 清水峠(1,450m) → 七ツ小屋山(1,675m) → 12:20 蓬峠(1,529m) → 13:10 武能岳(1,760m) → 14:35 茂倉岳(1,978m) 14:45 → 15:00 一ノ倉岳(1,974m) → 15:50 オキの耳(1,977m) → 16:05 トマの耳(1,963m) 16:20 → ラクダのコル → 新道 18:05 → 18:40 白毛門登山口P 18:50 ≫ 水上IC ≫ 練馬IC 21:00

【 コメント 】
 ・ 谷川岳連峰への登山は、紅葉の時期が主体でした。 都心に近い花の百名山で人気のある「平標山」へは何度も出かけましたが、主峰の「谷川岳」へはいつも秋でした。
 ・ 是非花の最盛期に訪れたいと思っていましたが、用事や天候不順等で行けませんでしたが、この度、残雪が少なくなりアイゼン不用、山頂付近のシャクナゲやイワカガミの群落が満開となり、各種の条件が調ったので、谷川岳を日帰り周回してきました。
 ・ 「谷川岳馬蹄形」を周回。
 ・ 「谷川岳馬蹄形」とは、谷川連峰を馬の蹄のごとくグルっと周回するコース。 周回路の形が馬のひづめ“馬蹄”の形に似ている事からその名がつけられました。
 ・ 累積標高 約2,780m。 歩行距離 約26Km。 コースタイム約17時間(17h20m)。
 ・ 登山コースは、土合橋の白毛門登山駐車場 ⇒ 白毛門 ⇒ 笠ヶ岳 ⇒ 朝日岳 ⇒ 清水峠 ⇒ 蓬峠 ⇒ 茂倉岳 ⇒ 一ノ倉岳 ⇒ 谷川岳 ⇒ 西黒尾根 ⇒ 土合橋と谷川連峰をグルット反時計回りに周回するコース。
 ・ 山と高原地図のコースタイムでは一周するのに約17時間。
 ・ 白毛門から登れば、下記の理由で、特に朝日を浴びた谷川岳が見れるので、反時計回りとしました。
  @ 「白毛門」へと登る最初の急登で自分の体調をチェックする事ができ、もし1周周りきれる体調ではないと判断したら、そこで直ぐに引き返す事が出来る。
  A 朝日に照らされた谷川岳の大展望が得られる。
  B 最後の「谷川岳」から下る際に、17時迄に天神平に到着出来れば、ロープウェイ利用で下山出来る。
 ・ 今年の谷川岳は、積雪が少なく雪解けが早く、気温も高かった為、花の開花が早く、シャクナゲやイワカガミ等見頃を迎えているとの情報を得て、天気予報が良い5月最終日曜日に急遽登山実施です。
 ・ 20年前に一泊二日で、時計回り登山をしましたが、今回は来週参加する「柴又100Kウルトラマラソン」の最後のトレーニング(1週間前では遅すぎですが)を兼ねて、日帰りで計画を立てました。
 ・ 早朝2時過ぎに自宅を出発。 関越道で水上ICから291号清水街道を約13キロ、土合駅を過ぎ、土合橋の手前のスポーツショップMAXの手前を右折、すぐに白毛登山駐車場に到着。 
 ・ すっかり明るくなった5時に50台は駐車できそうな広々とした20台ほど駐車してる状況で、入口側に駐車。
 ・ 直ぐに準備後、登山届けを登山口にあるポストに入れ、出発。
 ・ 出発してすぐに8m程の鉄橋を渡り、5分弱で急登の登山道が始まる。
 ・ 最初から急登の連続で、ブナの新緑の中の尾根沿いのジグザグを登り、木の根っ子の梯子のような登山道をひたすら登る。
 ・ 白毛門までは一挙に標高を1,000m登るので、序盤はスローペースで徐々に並みのペースへアップしましたが、ロングコースなので息が苦しくならないペースを厳守しながら登りました。
 ・ 早朝は気温10℃と冷え込んでいましたが、樹林帯の中は無風状態で、暑くなりシャツ姿で、ウチワで扇ぎながら登りました。
 ・ 標高を上げるにしたがって徐々に視界は開け、樹林の隙間からモルゲンロートの朝日に染まった谷川岳を垣間見ながら、黙々とかなりの急登を進む。
 ・ やがて、ヒノキのウロの小広場があり、一服。 更に登り最初のピーク「松ノ木沢ノ頭」に到着。
 ・ 朝日に照らされる谷川岳東面を眺めながら小休憩。
 ・ 次のピーク「白毛門」の山頂を前方に見たり、西側を見渡すと谷川岳東面の岩場なども見ながら登る。
 ・ 途中までにあったシャクナゲは開花終了状態でしたが、高度があがって山頂に近づくと、紅色の鮮やかな大輪のアズマシャクナゲに出合え、早速写真に収める。
 ・ やがて「白毛門」(1,720m))に到着。 山頂からは、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、眼下には土合、その上にはロープウェイと天神平、当方には武尊、日光白根山、燧ケ岳、至仏山など、更にはやや霞んだ富士山までも確認出来ました。
 ・ ほぼ予定の時間で到着出来、体調も良好だったので、最初の計画通り、このまま馬蹄形コースを進むことにしました。
 ・ 白毛門の山頂から目の前の笠ヶ岳へ一旦50m程降下、登り返して「笠ヶ岳」(1,852m)の山頂へ。 
 ・ 「笠ヶ岳」の山頂でも高展望が得られ、西側に連なってる谷川連峰を眺めながら一休憩。
 ・ 直下にあるドラム缶風の避難小屋を通過、100m程登り、ノコギリ状の連続小ピークを越えると「朝日岳」(1,945m)に到着。
 ・ 途中、コイワカガミが散々咲いており、ウスユキソウやベニアズマシャクナゲ、ムラサキヤシオツツジも少々出合えました。
 ・ 大パノラマの朝日岳山頂で小休憩後、前方に高山植物の宝庫である干上がった地塘が広がる登山道を進み、「ジャンクションピーク」と呼ばれる分岐に到着。巻機山へと続く稜線がある。
 ・ ジャンクションピークから清水峠へは、約500mを一気に下る。
 ・ 「清水峠」へと下るトレイルは数ヵ所ガレた部分があり、斜面に延びる狭い登山道が滑り易く、トレイルのすぐ横が崖になっている個所もあり、ストックで注意しながら通過。
 ・ 高度を下げると樹林帯となり、急に蒸し暑くなる。
 ・ 送電線の鉄塔と避難小屋が眼下に見える歩き易い登山道を進む。
 ・ 道脇には、遅咲きのカタクリと実をつけたカタクリの群生や赤く紅葉した葉っぱから伸びたピンクの可愛い集合花のコイワカガミや、ピンクの小柄な小輪のハクサンコザクラに似た濃いピンクの丸みを帯びた花弁のユキワリソウなどを見ながらの気持ちの良いコースを進む。
 ・ 地塘群を過ぎると、やがて鉄塔の真下を過ぎ、清水峠に到着。
 ・ 大きな三枚のプロペラの方位計が立っており、手前の小屋が白崩避難小屋、奥がJR東日本の送電線監視所(登山者は入れない)でした。
 ・ ほぼ馬蹄形コースの中間地点。ほぼ予定の時刻で到着、疲労度もまだ半分以下の感覚で一安心。
 ・ キムジシロの花畑で一服後、予定どうりの馬蹄形コース後半へのルート目指して出発。
 ・ この先の小高い丸みを帯びた七ツ小屋山に続く登山道を、ユックリ目のペースで登る。
 ・ 笹原の丘越えに“上越のマッターホルン”の異名を持つ鋭鋒「大源太山」を眺めながら進み、七ツ小屋山の山頂を過ぎると「蓬峠」までは気持ちの良い稜線トレイルとなり、早足で笹原の谷川方面の景色を眺めながら進む。
 ・ 青紫の大きな花のシラネアオイとコバイケイソウやユキワリソウなどが沢山咲いた、地塘もある小さなアップダウンを繰り返す登山道を写真を撮りながら順調に進む。
 ・ やがて「蓬ヒュッテ」に到着。 体調が悪い場合はここから新道経由で土合へエスケープできますが、体調が良いので稜線上を進む「武能岳」への登山道を進む。
 ・ 「蓬峠」から「武能岳」の山頂まで、標高差が230mですが、笹原や草原の中をマイペースで登り、山頂に到着。
 ・ 1,760mの「武能岳」から1,594mの笹平まで若干の崩壊地がありましたが危険な程ではない急坂を下ってから、1,977mの「茂倉岳」迄、約400m程の後半の最大のアルバイト区間ですが、比較的緩やかな傾斜と、笹原の展望のきいた区間だったので気持ち良く山頂に到着出来ました。
 ・ この区間も丁度満開のアズマシャクナゲが沢山咲いており、谷川岳バックに写真を思う存分何枚も撮りました。
 ・ 日曜日の好天にもかかわらず、朝日岳以降、対面者はわずか数名で静かな登山を満喫です。
 ・ 茂倉岳の山頂の分岐を15分程進み、狭い山頂の一ノ倉岳に到着。
 ・ 一ノ倉岳から一旦約100m程の急坂を下って、岩場を登りながら「谷川岳」の二峰に分かれている頂部の一つ“オキの耳”のピークに向かう。
 ・ 茂倉岳から一ノ倉岳への途中、残雪個所が少々残っていましたが、ザラメ状で難なく通過。
 ・ 眼下の展望スリルのある“ノゾキ”で小休憩後、やがて鳥居の立つ奥の院を過ぎ、直ぐに誰もいない谷川岳のオキノ耳(1,977m)に到着。
 ・ 予定より若干遅くなりましたが、天候も薄雲が広がる程度で、適度な風で、予定の暗くなる前に土合橋にゴール出来るメドがつき、一安心。 疲労が溜まってきた感じの為ここでも休憩。
 ・ “オキの耳”から“トマの耳”の間には短い上り下りがあるだけで、10分弱で到着。
 ・ 馬蹄形谷川岳コース上の山々登頂完了、後は無事に下山するだけ。
 ・ 一般の登山者は、谷川岳山頂から天神尾根を天神平への良く整備された登山道を歩き、ロープウエイで土合へ下山しますが、17時の最終発車時刻までに天神平駅に到着できないので、最初の計画通り巌剛新道経由で下山することにしました。
 ・ 「谷川岳」の山頂から「土合」へと下りる部分を探してると肩の小屋前に戻ってしまい、標識を確認、やや広い雪渓沿いにロープが張られ、ロープに沿って足跡があり、進んでいくと西黒尾根の表示があり一安心。
 ・ 谷川山系の岩石は花崗岩系が主流で、比較的新しい時代に地下深部から貫入してきた花崗岩系の岩石によって変成作用を受けて硬化した蛇紋岩、玄武岩が多い。
 ・ 西黒尾根上部も蛇紋岩で、多数の登山者の足を置く部分は、ツルツルに磨かれており、濡れてなくても滑り易いので注意しながら下る。
 ・ 延々と続く非常に歩き難い角ばった石と滑り易い岩を避けながら、やや急坂を下り、やがて「ラクダのコル」に到着。
 ・ 膝がガクガクになる前にいったん休憩、まだ沢山余っているペットポトルの微炭酸の飲料水を飲み、甘納豆を食べてから暗くならないうちに到着すべく、左への巌剛新道分岐へ下山再開。
 ・ 樹林帯に入る直前に4ヶ所のクサリ場がありましたが、難なく通過。
 ・ 樹林帯内は無風状態となり、ウチワを取り出し扇ぎながらストックで調子を整えながら1時間以上、単調な歩き難いやや急なジグザグ道を黙々と下り、飽きてくる頃、ようやく傾斜が緩く岩もなくなり歩き易くなってきました。
 ・ ようやく舗装された林道に到着、左方向へ少々進んだ後、登山道の新道下山口から登山道へ入り、ゆるやかな道を進む。 終盤登山道が浅い河川のなかへ延びてましたが、置き石伝いに渡り、そのまま直進し舗装路に合流。
 ・ 間もなく街道に合流、土合橋を渡り左折、目の前の数台しか駐車していない駐車場に到着。
 ・ 約13時間の長かった一日、予想以上に多くの花に出合え沢山写真を撮り、素晴らしい山行を満喫、予想以上に登山者の少ないルートで、大自然を満喫、充実した山行に大満足でした。
 ・ 今回の馬蹄形縦走、谷川連峰の中では、花の百名山の「平標山〜仙ノ倉山にかけての稜線」についで、素晴らしい体験が出来感謝です。
 ・ 山の醍醐味を味わい、荘厳、優雅な谷川連峰と綺麗な花々がいっぱい詰まった素晴らしい谷川岳馬蹄形縦走路の完登、心に残る山行となりました。
 ・ 錦の絵のような真っ赤に燃えた紅葉のシーズンの写真を見ていたら、次回はもう一度、同じルートで訪れたい気持ちになりました。

* 注意点
 ・ 「谷川岳馬蹄形」ルートの日帰り山行は、残雪がなくなる6月初旬から猛暑前で花のシーズンが終わる7月初旬迄の、明るい時間帯が最も長い期間の好天日が最適。
 ・ 例年、5月いっぱいは残雪があるようで、軽アイゼンが必要。エスケープルートも残雪でルートが不鮮明のようで要注意。
 ・ 谷川山系の岩は、濡れると滑り易い蛇紋岩が多いので、降水時は不向き。
 ・ 充分な水分携行、エスケープルートの事前確認を。
 ・ 天候の急変、雷雨、突風等に注意。
 ・ 熊出没情報にも注意。
 ・ 日帰りでの時計回りは難あり。


 水上からの谷川岳  土合からの谷川岳  土合橋の白毛門登山口駐車場
 PR  馬蹄形概念図  白毛門登山口 → 白毛門
白毛門登山口 → 松ノ木沢の頭 : 谷川岳、マチガ沢。    オキの耳、               マチガ沢      
 白毛門登山口 → 松ノ木沢の頭  タニウツギ  天神平ロープウエイ駅&スキー場
白毛門登山口 → 白毛門 :白樺林  クサリ場  谷川岳方面
 ベニサラサドウダン。 (ウラジロヨウラク?)。  ヤシャブシ  松ノ木沢の頭(1,484m)
 アカモノ  白毛門山頂方面  モミジの若葉
 七ツ小屋山 山頂方面  マイズルソウ  コイワカガミ
 ナラ、ブナ等  タテヤマリンドウ  谷川岳方面
 谷川岳方面  シラネアオイ  ムラサキヤシオツツジ 
 七ツ小屋山山頂方面  ナエバキスミレ  アズマシャクナゲ
 白毛門山頂(1,720m)  〃  ミツバオウレン
 オオカメノキ(ムシカリ):七ツ小屋山山頂方面。   〃  タムバシ
 ムラサキヤシオツツジ   笠ヶ岳方面  ヒメイワカガミ
 ショウジョウバカマ  ハクサンシャクナゲ  ミツバオウレン
 ムラサキヤシオツツジ   オオカメノキ(ムシカリ)  笠ヶ岳(1,852m)
 茂倉岳方面  谷川岳方面  笠ヶ岳→朝日岳 :  笠ヶ岳方面 
 笠ヶ岳  蓬峠方面   谷川岳方面
 谷川岳方面  笠ヶ岳避難小屋  〃内部
 笠ヶ岳→朝日岳 :笠ヶ岳方面  〃 : ショウジョウバカマ : 朝日岳方面。  オオカメノキ(ムシカリ)
 ハクサンシャクナゲ: 朝日岳方面  笠ヶ岳→朝日岳 :朝日岳方面  笠ヶ岳→朝日岳 :笠ヶ岳方面
 コイワカガミ  ハクサンシャクナゲ  ハクサンシャクナゲ
 朝日岳方面  アズマシャクナゲ  マメザクラ
 一面のシャクナゲ群生地  アズマシャクナゲ   朝日岳
 オオカメノキ(ムシカリ)  朝日岳方面  アズマシャクナゲ
 ホソバヒナウスユキソウ  チングルマ  朝日岳 山頂(1,945m)
 朝日岳 山頂(1,945m)  〃  〃 祠
 朝日岳  〃  ユキワリソウ
 朝日岳分岐点  巻機山方面  ジャンクションピーク
 清水峠:送電線監視所と白崩避難小屋(手前)、 イワカガミ  オオカメノキ
 ムラサキヤシオツツジ   〃  〃
 大源太山  タテヤマリンドウ  地塘
 カタクリ  清水峠:送電線鉄塔  清水峠:白崩避難小屋前から朝日岳方面
 清水峠:送電線監視所  清水峠 分岐点  キジムシロの花畑
 キジムシロ  シラネアオイ  清水峠→七ツ小屋山 :清水峠方面
 清水峠 → 七ツ小屋山 :七ツ小屋山方面残雪。 七ツ小屋山(1,675m):馬蹄形コースの時間的中間地点。  シラネアオイ&七ツ小屋山
 七ツ小屋山 → 蓬峠 :七ツ小屋山方面 : 湿原。  〃 : コバイケイソウ  〃 〃
 七ツ小屋山 → 蓬峠 :コバイケイソウ  大源太山方面  蓬ヒュッテ
 土樽・土合方面分岐点:蓬峠。 馬蹄形コースの精神的中間地点。   ミヤマキンポウゲ : 蓬峠付近。      蓬峠付近。
 〃 : カラマツソウ  〃 : ミヤマキンポウゲ  蓬峠 → 武能岳 : 万太郎方面
 武能岳(1,760m)  武能岳 → 茂倉岳 : コイワカガミ  〃 : ゼンマイ
 武能岳 → 茂倉岳 :ユキワリソウ  〃 : ハクサンイチゲ & 武能岳  〃
 武能岳 → 茂倉岳 :ユキワリソウ  〃  ハクサンイチゲ
 アズマシャクナゲ&茂倉岳  茂倉岳(1,978m) : 万太郎山方面  ハクサンイチゲ&万太郎山方面
 茂倉岳 → 一ノ倉岳 : 残雪  一ノ倉岳(1,974m)  谷川岳&アズマシャクナゲ
 一ノ倉岳 → 谷川岳 : 谷川岳オキノ耳バットレス。      谷川岳&アズマシャクナゲ  〃
 ノゾキ  シンセン岩峰  〃 クサリ場
 谷川岳 奥の院  〃:浅間神社の鳥居  谷川岳:オキノ耳(1,977m)
 谷川岳(トマノ耳)方面  茂倉岳(1,978m)と一ノ倉岳(1,974m)(右)  アズマシャクナゲ&
 東尾根方面  谷川岳肩の小屋  谷川岳:トマノ耳(1,977m)
 谷川岳:トマノ耳(1,963m) :オキノ耳方面。 谷川岳肩の小屋前の分岐点: 石積方位塔  雪渓
 谷川岳肩の小屋前の西黒尾根下山口への雪渓横断。 谷川岳分岐点  マチガ沢
 巌剛新道クサリ場  谷川岳方面  巌剛新道からの谷川岳マチガ沢雪渓
 巌剛新道登山口: 旧道マチガ沢出合。  新道マチガ沢出合。 案内板  マチガ沢登山口

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 谷川岳 】-3

行程  平成21年(2009)10月29日(木) 快晴   往復路 =マイカー :≫、 徒歩: → 標高差約1,200m
@  練馬IC  4:30 ≫ 前橋IC 6:20 ≫ 7:50 赤城山ビジターセンタP 8:00 → 駒ヶ岳 9:10 →  赤城山(黒檜山) 山頂 10:15 → 赤城神社 10:45 → 赤城山ビジターセンタP 11:30 ≫ 土合 → マチガ沢 展望所 ≫ 16:00 水上温泉 拍
A  水上温泉 ≫ 5:50 登山指導センター先 P 6:05 → 6:10 西黒尾根登山口 → ラクダの背 7:45 → 7:50 ガレ沢のコル → 9:00 トマの耳 9:10 → 9:15 オキの耳:谷川岳 山頂 9:25 → 10:30 一ノ倉岳 10:35 → 10:55 茂倉岳 11:20 → 一ノ倉岳 11:40 → 12:30 オキの耳 12:40 → 12:50 トマの耳 13:00 → ガレ沢のコル 13:45 → 西黒尾根登山口 → 15:10 登山指導センター先 P ≫ 水上IC ≫ 練馬IC 17:30

【 コメント 】
 ・ 花の百名山でもある谷川岳に、花の最盛期の7月に予定していましたが、天候不順と仕事の都合等で行けず、今度は紅葉の盛りの10月上旬に予定していましたが、またも天候不順と仕事の都合等で10月下旬になってしまいました。 
 ・ 中腹は紅葉が終わりのようでしたので、1泊で赤城山とセットで行きました。
 ・ 赤城山を午前中で登り終え、一ノ倉沢からの谷川岳の紅葉の写真を撮りに291号線を走り、途中土合駅で懐かしい土合駅舎を撮影。周囲の山々はちょうど紅葉の見ごろでした。
 ・ 谷川岳ロープウエイそばを通過し、谷川岳登山指導センター先の解放されているゲートを通過、谷川岳ロープウェイバス停から0.5車線の舗装された旧国道291号を約3.5km先まで頻繁に下りてくる対向車に注意しながら走る。
   (シーズン中の週末は車両交通規制がある ⇒ ttp--www.town.minakami.gunma.jp-news-tani-tra(20090625).pdf
 ・ 途中多くの散策観光客(20人位)が歩いて行きました。一ノ倉沢へは路線バスが走っていないため、谷川岳ロープウェイ駅から徒歩(片道50分)となります。
 ・ 途中マチガ沢の駐車場で駐車、撮影後、国道終点の一ノ倉沢出合いの展望所に到着。駐車場は平日でしたが約7割方10台位埋まっていました。
 ・ 正面奥にそそり立つ一ノ倉沢が迫って見える。下から見上げる岩壁は圧倒的な威圧感で迫り、手前の錦の紅葉と沢の雪渓?が見事なコントラストを見せてくれました。(写真ではやや逆行気味のため鮮明さがありません)。
 ・ 谷川岳の北側に刻まれた渓谷で、日本有数の大岩壁、ロッククライミングのメッカで、目を凝らしてシッカリ見入ると、岩壁の迫力が良くわかり、ここを登る気は起きません。
 ・ 十分堪能後、今夜の宿、水上温泉へ戻る。
 ・ ロープウェイの運行時間は、平日が8時からと遅いため、西黒尾根からの登山としました。
 ・ 翌朝、まだ暗い5時半出発、谷川岳登山指導センター先の解放されているゲートを通過、西黒尾根登山口の手前にある、まだ1台も駐車していない無料駐車場に到着。(約10台可)(標高780m)。 
 ・ 準備をしていると数台一ノ倉沢方面へ通過して行きました。朝日のあたる谷川岳の写真撮影で、山頂で会った写真家が今朝の谷川岳の写真は快晴ではあったが、平凡で面白みのない写真しか取れなかったと話しかけてきました。本当は雲が滝のように流れ落ちるような写真を狙っていたようです。
 ・ 国道291号を僅かに歩くとすぐに左側に西黒尾根登山口に到着。
 ・ 巌剛新道は濡れた岩があり歩き難く人気のある石黒尾根から登る。
 ・ 樹林帯の中のやや急登を登り続けると10分強でJRの送電線鉄塔の広場に出て、小休止。
 ・ 次第に高度を上げ北東方向の白毛門が木々の間からはっきりと見えてくる。
 ・ やがて岩場が多くなり、かなり急な岩登りが数か所ありましたが、急登ヶ所にはしっかりとクサリがあり、足場もしっかりしており緊張せず簡単に登れました。
 ・ ラクダの背に飛び出ると、突然視界が開け、トマノ耳や天神尾根がしっかりと見え気分が高揚してきました。
 ・ 約5分でガレ沢のコルに到着。右からの厳剛新道と合流する。
 ・ 再びやや急登、北側右前方に東尾根のシンセン岩峰が目に留まる。 やがて前方にトマノ耳とオキノ耳の山頂が見える、天神尾根との合流点にある大きな標識のある塔が目に入り、尾根に到着。
 ・ すぐにトマの耳に到着。 標高はトマノ耳が1963m、オキノ耳が1977mなので、オキノ耳の方が14m高い。三角点はトマノ耳にある。
 ・ 山頂からの展望はバツグンで、北方はこれから向かうオキの耳、一ノ倉岳、茂倉岳への美しい稜線が何処までも続いている。東側は湯桧曽川を挟み真近に白毛門、朝日岳、燧ヶ岳、至仏山など山々が見え、南方向には榛名山、その奥に富士山、更に西側に万太郎山、その右奥に苗場山、妙高・火打などの山々が確認できる。
 ・ 写真撮影後、隣のオキの耳へ行き休憩、どちらの山頂もやや狭いですが、数人しかいなかったのでゆったりと休憩。
 ・ 撮影後、一ノ倉岳へ出発、すぐに富士浅間神社奥宮の鳥居をくぐり、途中一の倉沢を俯瞰できる“ノゾキ”で、下界を覗く。 昨日今立っている場所を撮影した「一の倉沢出合」が足元に見え、駐車場の車がケシ粒のように小さく確認できました。
 ・ やせた岩稜を進み、平坦で小さな避難ドームのある一ノ倉岳に到着。
 ・ 更に隣の茂倉岳へのゆるやかな登山道を20分ほどで到着。花の時期ならチングルマやハクサンコザクラ、ハクサンイチゲなどの花畑が見られるようで、いつも秋しか来ていない谷川岳へ、次回は7月に登山することに決めました。
 ・ 今日の登山は此処まで、帰路は往路をピストン。 周囲の景色は同じでも進行方向が逆で太陽光線の位置も変化しているので、往路とは違った気分で戻る。
 ・ 正午を過ぎ、オキの耳・トマの耳では団体さんや個人観光客で混雑していました。
 ・ 山頂からの山並をしっかり堪能してから、下山開始。右下前方の赤い屋根の肩の小屋を見て左の西黒尾根に向かう。
 ・ 分岐点の道標の警告板に“初心者 下山不向き 中級者以上(健脚者向き)”と書かれていました。
 ・ ザンゲ岩を過ぎ、“氷河の跡”と呼ばれる岩場の下りが続く。
 ・ 黒く光った石が数か所あり、濡れている場合は非常に滑りやすいようで雨天時の下りは特別注意が必要。
 ・ 連続したクサリ場を一気に下り、巌剛新道を左に分ガレ沢のコルを直進、ラクダのコルを通過、樹林帯を下る。
 ・ 連続した下りを早足で下る。 いつも通り、ピッチを狭く膝に衝撃がかからないように注意して下りますが、さすがに1時間以上休まず下り続けると膝の保持力が低下してくる感じになり、休憩する。
 ・ 視界が開けた鉄塔下で最後の小休憩をとり、登山口に到着。 
 ・ 駐車場に1台駐車していました。(昨日は4台)
 ・ 帰路は平日のため高速道路は順調に走行、都心部もさほど渋滞なく予定より早く帰宅できました。

【注意箇所】
  ・ 犠牲者のほとんどは一ノ倉沢などのロッククライミングや冬山の事故によるもので、ハイカーの多くは天神平までロープウェイを利用し、天神尾根を往復することで安全・簡単に登山できる。
  ・ 石黒尾根の岩場はクサリがあり、特別危険な個所はありませんでしたが、黒く光った石が数か所あり、濡れている場合は非常に滑りやすいようで注意が必要。
  ・ 降雪・雨天・雷雨時は危険、晴天時に延期しましょう。
  ・ 対面者: 団体: 約30人、小グループ、個人 計約50人。石黒尾根では登り2人、下り3人。


水上周辺の山 土合駅 周辺の山々 土合駅 白毛門方向
土合周辺の山々  〃  〃  白毛門方向
マチガ沢出合より、マチガ沢周辺 マチガ沢出合より、マチガ沢・一ノ倉岳方向  〃  一ノ倉岳方向
マチガ沢出合より、マチガ沢・一ノ倉岳方向終点。 、マチガ沢出合より、マチガ沢・一ノ倉岳方向  土合より白毛門方向
西黒尾根登山口 登山口 〜 ラクダの背  : 白毛門方向  〃   〃
西黒尾根: ラクダの背手前  〃  〃
 〃 谷川岳(トマの耳→オキの耳方向)  〃 〃  ラクダの背
 東尾根 ガレ沢のコル → 天神尾根合流点 天神尾根合流点 直前
天神尾根合流点 方位・標識  〃  肩の小屋、天神尾根方向 トマの耳 山頂、 三角点
トマノ耳からオキノ耳(谷川岳)方向 トマノ耳から万太郎山・仙ノ倉山への稜線 オキの耳山頂
オキの耳山頂より一ノ倉岳方向 一ノ倉岳山頂 一ノ倉岳山頂より茂倉岳方向
茂倉岳 茂倉岳方向 茂倉岳方向(左)・一ノ倉岳(右)
茂倉岳方向(左)・一ノ倉岳(右) “ノゾキ”より真下の下界、一ノ倉沢駐車場 ノゾキより、トマノ耳・オキノ耳(谷川岳)方向
オキノ耳付近 オキノ耳先の奥社の鳥居(富士浅間神社) オキノ耳より万太郎山方向
トマの耳よりオキの耳 西黒尾根直下よりトマの耳
合流点→ガレ沢のコルより、トマノ耳(左)オキの耳(右)。ガレ沢のコル付近  〃  より西黒尾根
 〃  西黒尾根 厳剛新道分岐点 西黒尾根登山口
サラサドウダン アカモノ、別名:イワハゼ   イワカガミ
ジョウシュウオニアザミ サラサドウダン ススキ
ブナ


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   川岳−2         (1,963m)      平成9年10月20日(月) 快晴、    単独

行程  平成9年(1997)10月20日(月)  快晴   往復路 =電車 : ⇒⇒、 徒歩: → 標高差約830m  単独
@ 東京 7:37 ⇒⇒ 8:59 越後湯沢  ≫  和田小屋 10:00 → 下ノ芝 →  12:30 苗場山 山頂 13:30 →赤湯温泉 山口館 泊 
A 赤湯温泉 6:00 → 7:00 林道終点 → 8:30  元橋 → 8:35 平標登山口 → 9::50  平標山の家 → 10:25 平標山頂 → 11:15 仙ノ倉山 → 11:50 エビス大黒の頭  → 毛渡乗越 12:30 → 万太郎山 13:35 → 大障子ノ頭小屋 14:20 → 中ゴー分岐 15:45 → 16:10 肩の小屋  → 谷川岳山頂 16:30  → 17:00 ラクダノコブ  → 18:30 林道 →19:10 土合 20:42 ⇒⇒ 21:08 越後湯沢 ⇒⇒  23:06 東京 

コメント:
  ・ 秋晴れの2日間、素晴らしい紅葉を満喫出来た。
  ・ 苗場山 山頂付近の広々とした池塘は気持ちが良かったので1時間近く昼寝出来た。
  ・ 赤湯温泉 山口館で宿泊。露天風呂で汗を流す。
  ・ 翌日も快晴、写真を撮りながら足早に谷川岳へ向かう。
  ・ 途中、平標・仙ノ倉山・万太郎山等の雄大な山を縦走。
  ・ 土合で一泊する予定でしたが、本日営業休止とのことで、やむなく最終の電車で帰宅することにした。

1.和田小屋より、神楽スキー場 2.和田小屋より、神楽ガ峰 3.上ノ芝付近
4.雷清水より苗場山 5.苗場山山頂付近の広々とした池塘 6.苗場山山頂
7.赤湯付近 8.赤湯 ⇒  元橋 9.赤湯 ⇒  元橋
10.赤湯 ⇒  元橋 11.平標山 山頂より、仙ノ倉山方面 12.仙ノ倉山 山頂
13.エビス大黒の頭より、毛渡乗越・万太郎山。 14.万太郎山方面 15.谷川岳、肩の小屋

 川岳ー1 (1,963m)   

行程  平成8年(1996)10月23日(水)〜24(木) 快晴   往復路 =電車 : ⇒⇒、バス: ⇒、ロープウエイ:≫、徒歩: → 標高差約   m     単独
@ 東京 6:14 ⇒⇒ 7:25 上毛高原 7:40 ⇒ 8:49 ロープウエイ駅 ≫ 9:00 天神平駅  11:40 谷川岳 12:10 → 一の倉岳13:00 → 13:30 茂倉岳 → 武能岳 → 蓬ヒュッテ 泊
A 蓬ヒュッテ 6:30 → 7:00 七つ小屋山 → 清水峠 7:50 → 朝日岳 9:40 → 笠ガ岳 → 11:40 白毛門 → 14:30 土合 15:23 ⇒ 上毛高原 16:44 ⇒⇒ 18:00 東京

コメント:
  ・ 好天に恵まれた快適登山、縦走路 約6〜0℃。
  ・ 山頂付近の日陰に5cm程度の積雪。歩行に影響なし。
  ・ 展望良好。
  ・ 蓬ヒュッテに8人泊。夕朝食付。
  ・ 清水峠 → 朝日岳間、雄大な展望。
  ・ 全般的に危険な箇所は無し。登山道も明瞭。
  ・ 紅葉は標高約600〜1,300m位が良好。
1.谷川岳山頂 2.谷川岳山頂 3.ブロッケン : オキノ耳にて
4.一の倉岳山頂よりオキノ耳、トマの耳 5.一の倉岳山頂 6.茂倉岳山頂
7.蓬ヒュッテの夕日 8.七つ小屋山より谷川岳 9.七つ小屋山
10.清水峠 11.池ノ窪より谷川岳 12.清水峠 → 朝日岳
13.松ノ木沢の頭、. 14.大滝 15.松ノ木沢 →
16.松ノ木沢 → 17.白毛門沢合流 → 土合 18.土合駅