北アルプス | 56 | 常念岳 | じょうねんだけ | 2,857m | 2019 令和元年 8月5日(月) 2011 平成23年10月19日(水) 1993 平成 5年10月22日(金) |
単独 〃 〃 |
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56.常念岳
【 概要 】
・ 常念岳(じょうねんだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の常念山脈にある標高2,857 mの山。
・ 長野県西部、松本盆地の西側にそそり立つ山。 標高2857メートル。燕岳(つばくろだけ)、大天井岳(だいてんじょうだけ)とともに北アルプスの前山的存在である。
・ 花崗(かこう)岩からなり、山容はピラミッド型を呈し、松本盆地からはもっとも目だつ山。
・ 常念山脈の主峰として麓の安曇平からの山容は北アルプスの中でも美しさは飛び抜けている。
・ 山体すべてが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。常念山脈の主峰。日本百名山のひとつ。
・ 安曇野からは全容が望め、ピラミッド型のその端正な山容は一目瞭然ですぐ見つけられる。常念岳のこの印象的な形状は東に隣接する前常念岳の峰が重なって見える安曇野市豊科以南から眺める場合で、安曇野市穂高以北になるとそれぞれの峰が独立して見えるためまた印象が違って見える。
・ 安曇野から眺められる北アルプスは、常念山脈が主役で、穂高岳、槍ヶ岳といった山々は、常念岳、蝶ヶ岳、大滝山といった前衛の常念山脈に隠れ、場所によってその間から顔を出す程度である。安曇野のシンボルであり、長野県立こども病院のマークにも使われている。
・ 常念岳の北側の山体は花崗岩質からなり、南側の不変成古生層と大きく異なる境界となっている。東側の山腹には常念岳断層が確認されている。高山帯の山頂部には花崗岩の岩塊が積み重なっている。
・ 安曇野から見るときれいな三角錐の形をしており、一目でその姿とわかる端正な山容をしている。もちろん槍ヶ岳・穂高岳から見ても同様である。山麓では槍ヶ岳・穂高岳よりも知名度が高いといわれるのもその山容によるところが大きいのであろう。登り下りともきつい山であるが、それだけに展望は素晴らしい。
・ 山体はなだらかで、蝶ヶ池、妖精ノ池などの湖沼が点在する。稜線は、二重稜線となっている。この二重稜線が積雪に大きく関与するため、高山植物の分布に影響を与えている。
・ 山頂付近は、森林限界のハイマツ帯で、ライチョウの生息地となっている。
・ 1919年(大正8)山頂近くに常念小屋ができ、24年大天井岳から西岳、槍ヶ岳(やりがたけ)へのいわゆる喜作新道ができるまでは、常念から槍への縦走路をなしていた。
・ 大糸線豊科(とよしな)駅から山麓(さんろく)の須砂渡(すさど)までバス、そこから約7時間の行程であるが、登山は比較的容易である。常念小屋からは40分で山頂に達する。
・ 常念乗越からの落日は見事の一言に尽き、逆光に浮かぶ槍ヶ岳のシルエットには誰もが感動する。
・ 常念岳は高山蝶の山として注目され、山岳写真家故田淵行男氏による常念岳での高山蝶の生態研究はあまりにも有名である。
・ 標高2857mの常念岳は大天井岳から徳本峠へ至る常念山脈の主峰である。
・ 深田久弥の「日本百名山」の一つであり、安曇野から眺める雄大な北アルプスの山並みの中でも、その美しいピラミダルの山容はひときわ目を引きます。
・ 山肌に現れる「常念坊」の雪形は、昔から安曇野の人々に春の訪れを告げる目安として親しまれて来ました。
・ 森林限界を超えた山頂からは槍、穂高連峰の勇壮な一大パノラマを見る事が出来ます。
・ 標高2664mの蝶ヶ岳(蝶ヶ岳三角点)は常念山脈に属し、ハイマツと砂礫の山頂部からは槍、穂高の眺望が優れ、均整のとれた姿には定評があります。また稜線直下には北アルプスでも有数のお花畑が広がっています。
・ 燕岳、常念岳、蝶ヶ岳はいずれも山小屋もあり、登山道も整備され、誰でも登れる北アルプス入門の山です。安曇野の穂高をベースに日帰り登山も可能。軽い荷物で1日で往復するか、又、山小屋泊りでのんびりした山行を楽しむか、それぞれの力量に応じて登ることができます。
・ 田園風景の広がる安曇野から西に目を転じると北アルプスの山並みが望める。ひときわ高いのが常念岳。
・ 松本から眺めるとピラミダルな均整のとれた姿も安曇野に入り少しずつ姿を変える。左肩に前常念岳がはっきりと望めるようになり、続く岩稜が常念岳の主峰に続いている。
・ この山はここに紹介した中では最も人気が高い山で登りやすい。又、水場も豊富で水筒を持つ心配もない。登山道は一の沢の補導所から、すぐに山ノ神、大滝ベンチを緩やかに登り、笠原橋から最後の胸突き八丁を登る。1時間ほどのきつい登りを越すと、いきなり槍、穂高の展望が目の前に開ける。常念乗越と呼ばれるところで常念小屋はこの鞍部をほんの少し下った所ににある。ここから山頂へは1時間ほど、右に槍穂高、左に安曇平を俯瞰して最後の頑張りで祠のある山頂に立つ。
(〜フリー事典等より)
【山名の由来】
・ 大和朝から派遣された坂上田村麻呂がこの地方の八面大王を征伐した際、その重臣、常念坊がこの山に逃げ込んだので命名されたと言う説がある。
・ この山で猟をしていた猟師が「常に念仏の聞こえる山」と言うことで、常念岳になったと言う説もある。
・ 常念岳の名はこの山を開山した行者の名前から付けられたと言う説が一般的。
・ 四月になると山肌に黒い袈裟を纏った「常念和尚」の雪形が現れ、地元ではこの雪形を「常念坊」と呼び親しんでいる。
【 登山コース 】
@ 燕岳から常念岳〜蝶ヶ岳縦走 歩行距離:全31.9km コース標高差:1472m 歩行時間:1日目 7時間55分、2日目 7時間50分、3日目 4時間40分
A 一ノ沢コース→三股コース
⇒ ⇒ 一ノ沢登山口→王滝ベンチ→常念小屋→常念岳→蝶槍→蝶ヶ岳ヒュッテ→まめうちだいら→三股→三股登山道入口
* 登山口:一の沢補導所(4時間20分)常念小屋(1時間)山頂。 一の沢迄、ラリーグラスから約14km、車、タクシー30分 登る標高差:常念小屋まで1200m 常念山頂まで1600m 登山口の駐車場 約50台
※ 《 蝶ヶ岳 》
・ 蝶ヶ岳(ちょうがたけ) 2,677m
・ 蝶ヶ岳は安曇野から望む時、どの辺りが山頂か見極めるのは難しい。特徴のない山稜は這松と広くなだらかな尾根でここからも常念と同じく槍、穂高の展望が素晴らしい。
・ 三股の駐車場から旧車道を10分ほど歩く補導所があり、ここから少し登ると、右、前常念のコースと分かれ沢沿いの道から樹林帯を登る。
・ 登りはじめて直ぐ近くの「力水」が唯一の水場。暫くして左上、尾根の急登からやがて少し開けた豆打ち平、続いてうっそうとした長い樹林帯をひたすら登る。
・ 右上気味に更に登ると、左に一箇所水場があるが大抵は涸れている。更に登り続けるとお花畑、小さなお花畑だが、ここが蝶ヶ岳の名の由来になった残雪期に雪形が出来る所。ここからひと登り、這松の道を登ると広い尾根に飛び出す。右に蝶ヶ岳ヒュッテ、山頂は直ぐ左。穂高連峰が眼前に大きく広がり、右に槍ヶ岳のすばらしい展望が広がる。
* 登山口:三股 三股(4時間30分)蝶ヶ岳ヒュッテ 三股迄ラリーグラスから19km、 車約30分 登る標高差1300m 登山口駐車場 約80台
常念岳−3
行程 | 2019年 令和元年8月5日(月) 〜 7日(水) | 往復:電車、路線バス | 鉄道:≫、 バス:⇒、 徒歩: → |
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@ | 新宿 7:30 ≫ 10:44 穂高駅10:55 ⇒ 11:50 中房温泉 12:00 → 12:50 第一ベンチ → 13:30 第二ベンチ → 13:50 第三ベンチ → 14:20 富士見ベンチ → 14:50 合戦小屋 15:00 → 16:00 燕山荘 泊 | ||
A | 燕山荘 5:30 → 5:50 燕岳 → 燕山荘 6:50 → 7:00 大下り頭 → 10:50 大天荘 → 11:00 大天井岳 11:20 → 13:00 東大天井岳南肩 → 15:00 常念小屋 泊 | ||
B | 常念小屋 3:40 → 5:00 常念岳 5:15 → 6:20 → 8:40 蝶槍 → 9:50 蝶ヶ岳 10:10 → 10:40 長堀山 → 12:00 徳沢 → 13:00 明神 → 13:50 小梨平 14:20 → 15:20 上高地バスターミナル 16:00 ⇒ 17:05 新島々17:22 ≫ 18:05 松本 ≫ 18:40 21:06 新宿 |
【 コメント 】
・ 7月29日と非常に遅かった関東地方の梅雨明け発表を受けて、5年ぶりの燕岳登山。
・ 今回は夜行バスでは睡眠不足で山行の楽しみ感覚が薄れてしまうので、早朝自宅出発とし、時間を有効活用するため、8年前の上高地から蝶ヶ岳 →
常念岳 → 大天井岳 → 燕岳 → 中房温泉までの縦走と、逆のコースでの山行としました。
・ 新宿7:30発のあすさ号で、穂高に到着、5分後発の中房温泉行のマイクロタクシに乗車(路線バスと同額同型同時発車)。
・ 下車して目の前にある登山届ポストに登山届を記入投函後出発。
・ 快晴微風、蒸し暑い中、黙々とやや急登気味のジグザグ登山道をマイペースで登る。
・ 日本三大急登(ブナ立尾根:烏帽子岳、西黒尾根:谷川岳、黒戸尾根:甲斐駒ヶ岳)よりは楽な「 北アルプス三大急登:ブナ立尾根、早川尾根、合戦尾根」の一つですので、かなりきつめの登山道です。
・ やがて第一ベンチに到着、水分補給、休憩。
・ 適度な間隔で到着する第二、第三、富士見の各ベンチで、休憩し、体調を整える。
・ 最後の休憩として、合戦小屋に到着し、大休憩。
・ ようやく燕山荘に到着、生憎燕岳方面はガスに覆われてるので、登頂せず、部屋で休息。
・ シーズン中とあって、三回目のグループでの夕食まで休息。
・ 残念ながら夕焼けは僅かしか見られませんでした。
二日目
・ 早朝起きて、日の出前後の写真を撮影、朝食用のお弁当を食堂隣のレストルームで摂った後、空身で燕岳ピストン。
・ コマクサの群落を見ながら燕岳山頂へ、20分ほどで到着。
・ 途中、燕岳のシンボル“オットセイ岩、眼鏡岩”などを撮影。
・ 今夜の宿、常念小屋までのコースは、比較的楽なのでユックリペースで進む。
・ 大天井岳直下の大天荘にリュックをデポし、空身でピストン。
・ 360度の大展望を満喫。
・ 15時に情念小屋に到着、夕食まで休息。
三日目
・ 早朝起き、常念岳山頂付近からの日の出と、モルゲンロートの槍ヶ岳の写真を撮りました。
・ 蝶ヶ岳山域に入ると、お花畑が多数出会えるようになり、写真を多数撮影、ペースが遅くなる。
・ 蝶ヶ岳付近で、雷鳥親子に遭遇、写真撮影出来ました。
・ 徳沢までの飽きるほど長い下り登山道を足早に下り、河童橋近くの空いてる小梨の湯で、ゆっくりと入浴。
・ 上高地バスターミナルから、新島々行の路線バスに乗車、すぐに夕立になりました。
・ 下車後、松本行の電車に乗り換え、指定のあずさ号で、新宿まで乗車。
・ 今回の山行を思い出しながら、次回の山行予定を整理しながら、ビールとつまみを食べ、時を過ごしました。
* 夜行バス利用しなくても、逆コース・日程での表銀座、大いに満足出来ました。
* 特に危険個所や迷いやすい場所もなく、何時もの時期より沢山の高山植物が見られました。
* 三日間共、天候にも恵まれ、すべてに感謝です。
《 1日目 》 2019.8.5 |
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中房温泉 登山口 | 第一ベンチ | タケシマランの実 |
マイズルソウの実 | ゴゼンタチバナ | カラマツソウ |
合戦小屋 | 〃 シンボル | 〃 説明板 |
ゴゼンタチバナ | コマクサ | イワギキョウ |
ホシガラス | ヨツバシオガマ | ハクサンフウロウ |
オタカラコウ | 燕岳方面 | ミヤマキンバイ |
コマクサ | 白色のコマクサ | |
《 2日目 》 2019.8.6 |
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日の出前 | 〃 | 〃 |
〃 | 燕山荘&燕岳 | 燕テン場 |
燕山荘前&燕岳 | 富士山 | 燕岳方面 |
燕山荘前:槍ヶ岳方面 | 日の出 5:53 | 燕岳方面 |
モルゲンロートの槍ヶ岳 4:56 | イワギキョウ | オットセイ岩 |
〃 | 燕岳山頂:2,763m | 槍ヶ岳方面 |
大天井岳方面 | 〃 | 穂高方面 |
キオン | 眼鏡岩 | コマクサ |
ケルン | 槍ヶ岳方面 | 燕山荘前:燕岳方面 |
〃 :穂高方面 | コマクサ | 大天井岳方面 |
大下りの頭: 槍ヶ岳方面 | 〃 : 立山方面 | コバイケイソウ |
シャクナゲ | 大天井岳方面 | トリカブト |
マルバダケブキ | セリハシオガマ | ヤマハハコ |
オトギリソウ | シナノキンバイ | |
ウサギギク | ハクサンフウロウ | コマクサ&槍ヶ岳 |
イワギキョウ | 〃 | 白色コマクサ |
イワギキョウ | ヨツバシオガマ | ミヤマタンポポ |
ミヤマタンポポ | ヤマシシウド | ナナカマド |
タカネウスユキソウ | 大天井岳 2,933m | |
大天井岳 2,933m | 〃 | 〃 槍ヶ岳方面 |
〃 常念岳方面 | ケルン | |
ウサギギク | イワツメクサ | |
コマクサ | チングルマの穂 | タカネツメクサ |
イワギキョウ | イワヒバリ | キバナ(ゴシキ)シャクナゲ |
常念岳 | 雪渓&常念岳方面 | 〃 |
チングルマの穂 | チングルマ | 常念岳&常念岳小屋 |
常念乗越 | 常念岳小屋前: 入道雲 | 夕日の槍ヶ岳 |
常念乗越 | ||
《 2日目 》 2019.8.6 | ||
日の出前:常念岳 4:27 | 〃 | 日の出 4:52 |
〃 | モルゲンロートの槍ヶ岳 4:56 | 常念岳 山頂 2,857m |
〃 : 槍ヶ岳・穂高岳方面 | 〃 : 立山方面 | 〃 富士山 |
常念岳 山頂 :蝶ヶ岳方面 | 〃 | 常念岳 → 蝶ヶ岳:シャクナゲ |
〃 槍ヶ岳方面 | 〃 | 〃 : アニマル軍団 |
常念岳 → 蝶ヶ岳: 蝶ヶ岳方面 | オーバーハングの大岩 | ゴゼンタチバナ |
カラマツソウ | ニッコウキスゲ | ミヤマキンバイ |
オタカラコウ | ハクサンフウロウ | ニッコウキスゲ |
蝶ヶ岳ピーク | ニッコウキスゲ | オタカラコウ |
ダケカンバ | ホソバトリカブト | アザミ |
クルマユリ | トウヤクリンドウ | ハイマツの実 |
蝶槍山頂 : 2,645m | 蝶槍 : 槍ヶ岳方面 | 〃 アニマル軍団 |
〃 | 〃 | 蝶槍岳 2,645m |
オンダテ | 蝶槍 → 蝶ヶ岳 | 雷鳥(メス) |
蝶ヶ岳ピーク | 蝶ヶ岳ヒュッテ | 蝶ヶ岳山頂 2,677m |
ウサギギク | イワギキョウ | ハクサンイチゲ |
クヌガサソウ | 長堀山 | キノコ(タマゴタケ) |
〃 | 〃 | 徳沢:アザミ |
徳沢 | ウツボグサ | キツネフリ |
明神岳案内板 | 穂高奥宮 | 桂川 |
ハクサンシャジン | 河童橋 |
常念岳−2
行程 | 2011(平成23年)10月18日 〜 10月21日 | 往路 : 電車 復路 : 夜行 直通バス |
鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: → |
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@ | 新宿 23:00 (夜行バス) ⇒ 5:50 上高地(帝国ホテル前) 6:10 → 田代橋 6:20 → 焼岳登山口 6:30 → 8:20 焼岳小屋 → 8:30 展望台 8:40 → 9:45 焼岳 10:10 → 焼岳小屋 10:45 → 12:30 上高地 散策(河童橋、上高地ビジターセンター) 14:30 → 明神池 → 16:30 徳沢ロッジ 泊 | ||
A | 徳沢ロッジ 5:50 → 長掘山 9:00 → 9:50 蝶ヶ岳ヒュッテ 10:10 → 10:30 蝶ヶ岳 11:00 → 14:30 常念岳 15:20 → 15:50 常念小屋 泊 | ||
B | 常念小屋 5:10 → 5:50 常念岳 6:40 → 7:10 常念小屋 8:30 → 東大天井岳南肩 10:30 → 12:00 大天井岳 12:20 → 15:10 燕山荘 15:20 → 15:50 燕岳 16:30 → 17:00 燕山荘 泊 | ||
C | 燕山荘 5:15 → 5:40 燕岳 6:40 → 7:00 燕山荘 7:50 → 9:10 合戦小屋 9:20 → 10:40 第二ベンチ 10:50 → 第一ベンチ → 11:20 中房温泉 12:35 ⇒ 13:30 穂高駅 13:53 ⇒ 14:19 松本 14:49 (あずさ22号)⇒ 17:26 新宿 |
【 コメント 】
・ 久々の上高地から常念〜燕岳コースでの再登頂。 この穂高連峰と槍ヶ岳を眺める最高のコースを紅葉期に狙っていましたが、最初の予定より1週間遅れた為、山岳部の紅葉は終わりでした。
・ 蝶ヶ岳〜燕岳縦走の二日目。初日の昨日は、終日快晴微風の中、焼岳登頂。
・ 今日も終日快晴・微風の絶好の登山日和。
・ 徳沢園奥から長掘尾根・蝶ヶ岳への登山道に入る。
・ 針葉樹林帯の続くやや急登道を3時間ほど登ると樹林帯の中の長掘山に到着。
・ 緩やかな登山道を進むと池(蝶ヶ池、妖精ノ池)があり、氷が張った湖面に背景が映って綺麗だった。
・ やがて蝶ヶ岳に到着。 山頂からの展望は最高で、穂高連峰と槍ヶ岳を真正面にハッキリと見れました。
・ 印象に残る穂高連峰の風景をシッカリと写真に修め、お地蔵さんに挨拶してから出発。
・ 蝶ヶ岳の稜線は緩やかで、絶景を楽しみながらゆっくりと稜線を進む。
・ 真っ青な空に巻雲がたなびく秋の空を気持ちよく眺めながら、ゆっくりと常念岳目指して進む。
・ 花崗岩に覆われた常念岳に近づくと、ニコニコマークやハートマークの道標があり、いい気分になりました。
・ 登山道のハイマツの中から突然雷鳥が飛び出し、写真に撮りました。羽はまだ少ししか冬羽に代わっていませんでした。
・ 常念岳に到着。ここからも大展望をゆっくりジックリと満喫。
・ 常念岳小屋目指して下山開始、20分程で小屋到着。 シーズンオフの為宿泊客は20人程度。
・ 翌朝、日の出を見に、再度空身で常念岳へ登頂、誰もいない狭い山頂で、日の出の写真と、朝日に照らされてばら色に美しく照らされた槍の穂先のモルゲンロート写真を撮影。
・ 無風状態であったので、マイナスの気温でも寒さを感じずに済み助かりました。
・ 小屋に戻り、食事後大天井、燕岳へ向けて出発。
⇒ ⇒ 続きは 燕岳 大天井岳へ。
《 危険個所 》
・ 特になし
・ 但し、悪天候時は危険(花崗岩が滑り易い、マークが少ない、等)。
ゴゼンタチバナの実 | 長堀山 2,582m | |
長堀山 → 蝶ヶ岳 (蝶ヶ池) | 〃 氷結した池岸 | 〃 蝶ヶ岳近くの(妖精の池) |
長堀山 → 蝶ヶ岳 : 東方の山並 | 霜柱 | 秋空 |
蝶ヶ岳山頂より穂高連山 | 〃 槍ヶ岳 | 〃 〃 |
蝶ヶ岳山頂より穂高 〜 焼岳 | 〃 穂高連山 | 蝶ヶ岳山頂 2,677m |
蝶ヶ岳ヒュッテ | 蝶ヶ岳山頂のお地蔵さん | 蝶ヶ岳山頂より槍ヶ岳 |
蝶ヶ岳山頂付近 | 蝶ヶ岳ヒュッテ | 秋の空 |
蝶ヶ岳 → 常念岳 | 〃 | 〃 |
蝶ヶ岳からの槍 | 蝶ヶ岳 → 常念岳 穂高連峰と槍ヶ岳 | 〃 |
蝶ヶ岳 → 常念岳 | 〃 | 〃 常念岳方面 |
蝶ヶ岳 → 常念岳 : イワカガミ | 蝶ヶ岳 → 常念岳 | 〃 常念岳方面 |
蝶ヶ岳 → 常念岳 : 愉快なマーク | 蝶ヶ岳 → 常念岳 | 蝶ヶ岳 → 常念岳 : 雷鳥 |
常念岳山頂 | 〃 : 右から槍ヶ岳、中岳、南岳。 〃 常念岳山頂より、横通岳・大天井岳常念小屋方面 | |
常念岳 〜 常念岳 → 常念小屋にて。 夕日:常念小屋前にて〜右から槍ヶ岳、中岳、南岳。 | ||
日の出前 〜 常念岳山頂にて | 日の出 〃 | 〃 〃 |
穂高連峰と槍ヶ岳 〜 常念岳山頂にて | 槍ヶ岳のモルゲンロート 〜 常念岳山頂にて。 〃 〃 | |
山頂方位盤 と祠 〜 常念岳山頂にて | 光線 〜 常念岳山頂にて | 祠 〜 常念岳山頂にて |
常念岳−1
行程 | 平成5年10月19日(火)夜 〜 23日(土) | 往路 :直通バス 復路 :電車 |
マイカー: ≫ 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: → |
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@ | 新宿 22:30 ⇒ 6:00 上高地バスターミナル 6:20 → 8:30 西穂山荘 8:45 → 10:30 西穂高岳 10:45 → 14:00 ジャンダルム → 15:40 奥穂高岳 16:00 → 16:20 奥穂高岳山荘 泊 | ||
A | 奥穂高岳山荘 7:00 → 奥穂高岳 → 奥穂高岳山荘 8:40 → 9:50 紀美子平 → 10:00 前穂高岳 10:20 → 12:10 岳沢ヒュッテ → 14:00 河童橋 → 徳沢ロッジ 泊 | ||
B | 徳沢ロッジ 泊 5:15 → 7:30 長堀山 7:40 → 7:40 蝶ヶ岳 9:10 → 11:40 常念岳 12:00 → 12:20 常念小屋 12:35 → 14:00 横通岳 14:10 → 15:15 大天荘 15:20 大天井岳 → 17:25 燕山荘 泊 | ||
C | 燕山荘 5:30 → 5:50 燕岳 6:20 → 9:30 東沢岳 9:30 → 餓鬼岳小屋 10:30 → 10:35 餓鬼岳 → 12;50 魚止の滝 13:00 → 13:20 効用の滝 13:30 → 13:50 白沢登山口 14:00 → 15:30 常盤駅 16:07 ⇒⇒ 16:30 松本 17:17 ⇒⇒ 20:06 新宿 |
【 コメント 】
・ ジャンダルム付近のマークが一部不鮮明箇所あり、要注意。
・ 2日目の早朝は、暴風雪の為、急遽槍ヶ岳経由を中止。(北穂以北は一部アイスバーンありとの情報)。一旦上高地に下りて、蝶ヶ岳経由で餓鬼岳山行に変更。
・ 天候は急速に回復、前穂に到着前に快晴となった。以後快適な登山、展望を満喫。
・ 強風・積雪の為2日目の奥穂高岳が一部やや危険な箇所がありました。
・ 上高地付近の紅葉は真っ盛り。
・ 前穂高岳、蝶ヶ岳、常念岳からの大パノラマ、素晴らしかった。
・ 上高地からの前穂・焼岳の風景も素晴らしい。
・ 燕岳 →東沢岳間の紅葉の花畑も見もの。
1.上高地→田代橋 | 2.衣笠池付近より焼岳 | 3.西穂山荘より西方向 ↑笠ヶ岳 抜戸岳 |
4.西穂山荘より北方向 西穂独標 | 5.西穂独標より吊尾根 前穂高 | 6.西穂高山頂より北方 奥穂・南岳・槍 |
7.ジャンダルム | 8.吊尾根より奥穂高 | 9.前穂高山頂より北西方向 |
10.前穂高山頂より北方 涸沢 | 11.前穂高山頂より北東 | 12.岳沢より吊尾根 |
13.前明神岳 | 14.河童橋西岸より前穂 | 15.蝶ヶ岳山頂より槍 |
16.常念岳山頂より槍 | 17.常念岳山頂より、横通岳・大天井岳 | 18.大天井岳山頂 |
19.燕山荘前より 日の出20分前 | 20.燕岳山頂より 日の出12分後 | 21.燕岳 →東沢岳 |