北アルプス | 58 | 焼岳 | やけだけ | 2,455m | 標高差≒950m | 2011 平成23年10月18日(火) 1995 平成7年10月12日(木) |
単独 〃 |
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58. 焼岳
【 概要 】
・ 焼岳(やけだけ)は、標高 2,455m 長野県、岐阜県の境界にある。
・ 上高地の玄関口に佇むこの山は北アルプス随一の活火山で、1990年までは完全に登山規制がしかれていた。上高地河童橋から見ると、赤茶けた荒々しい姿が印象的である。
・ 現在でも山頂より800m以内は危険地域であり、最高標高点である南峰は立入禁止となっている。
・ 焼岳は、上高地の大正池の上に見える山。上高地からもわずかに白い水蒸気が吹き出しているのが見え、浅間山と共に、長野県内で火山活動が見られる活火山ですが、大正池を作った大噴火の後、火山活動は落ちついています。
・ 焼岳への登山は、最高峰の南峰への立ち入りは禁止されていますが、40mほど低い北峰に登れ、穂高連峰などの眺望を楽しめます。百名山で、日帰りで登れる北アルプスの山として人気があります。
・ 北アルプスへの拠点、穂高連峰や焼岳、霞沢岳などの名峰に囲まれた日本有数の山岳景観地
・ 焼岳は飛騨山脈の中では最も活動の激しい活火山で、約2000年前には最新のマグマ噴火を起こしている。焼岳の溶岩は、粘性が強いため溶岩ドームを形成する。水蒸気噴火に伴い泥流として土砂を流すことがある。現在でもたびたび地震群発を観測し、山頂付近には噴気口が活動中であり硫黄の噴出が見られる。
・ 周辺は「槍穂」の領域です。 この山は火山活動のため1962?1991入山禁止だったが規制緩和。
・ 2455mの頂上(南峰)は立入禁止だが2393m(北峰)のピークまではOK。 長野県と岐阜県の県境にあって、穂高連峰を北に、乗鞍岳を南にし、梓川流れる上高地を下方に配した焼岳は、北アルプスにあっては、里に近く比較的上りやすい百名山。
・ 北アルプスでは数少ない、今も噴煙を吐く活火山。
・ 上高地にある大正池は、大正時代、この山の噴火による土石で梓川をせき止め形成されました。
・ 上高地登山道利用、登山口に登山ポストあり。
・ ルートは、車で来た場合は、上高地に入らず、中の湯温泉の旅館横の駐車場に停めて登って下りればバス代と時間を節約できますが、上高地から登るのも眺望が良く、いいコースです。
・ 上高地BTに用紙とポストあり。また田代橋を渡った西穂高との分岐点にもポストあり。
・ 手荷物預かり所 〜 上高地BTに手荷物預かり所あり。500/1日(荷物の大きさによって値段が違う模様)。受取は17:00まで。
(〜フリー事典等より)
《 登山コース 》
@ バスセンター(帝国ホテル前バス停)からの往復。
A 中の湯方面から往復。
B バスセンターからの中の湯へのルート。
⇒ ⇒ 帝国ホテル前バス停 → 登山口 → 焼岳小屋(2時間半) → 展望台 → 焼岳北峰山頂(1時間半) → 中の湯バス停(2時間半)
【山名の由来】
・ 噴火の活動によって、山肌が焼けただれているように見える山や、赤く褐色している山に付けられる山名。
《 河童橋 》
・ 上高地を象徴する木の吊り橋。河童が住みそうな深い淵があったため、橋のなかった時代に衣類を頭に乗せて川を渡った人々が河童に似ていたからなど、名前の由来はいくつかの説があるという。ケショウヤナギやカラマツが林立する清らかな水をたたえる梓川に架かり、橋から眺める展望は必見。上流を望めば穂高連峰や明神岳、下流を望めばかすかに噴煙をあげる焼岳が目の前に広がる。
【 危険個所 】
・ 危険な個所は有名な長い梯子がありますが 三点確保をしっかり取れば問題有りません。
・ 焼岳小屋から先は ガレていて浮石に注意が必要で、落石にも注意のこと。
焼岳−2
行程 | 2011(平成23年)10月18日 〜 10月21日 | 往路 : 電車 復路 : 夜行 直通バス |
鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: → |
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@ | 新宿 23:00 (夜行バス) ⇒ 5:50 上高地(帝国ホテル前) 6:10 → 田代橋 6:20 → 焼岳登山口 6:30 → 8:20 焼岳小屋 → 8:30 展望台 8:40 → 9:45 焼岳 10:10 → 焼岳小屋 10:45 → 12:30 上高地 散策(河童橋、上高地ビジターセンター) 14:30 → 明神池 → 16:30 徳沢ロッジ 泊 | ||
A | 徳沢ロッジ 5:50 → 長掘山 9:00 → 9:50 蝶ヶ岳ヒュッテ 10:10 → 10:30 蝶ヶ岳 11:00 → 14:30 常念岳 15:20 → 15:50 常念小屋 泊 | ||
B | 常念小屋 5:10 → 5:50 常念岳 6:40 → 7:10 常念小屋 8:30 → 東大天井岳南肩 10:30 → 12:00 大天井岳 12:20 → 15:10 燕山荘 15:20 → 15:50 燕岳 16:30 → 17:00 燕山荘 泊 | ||
C | 燕山荘 5:15 → 5:40 燕岳 6:40 → 7:00 燕山荘 7:50 → 9:10 合戦小屋 9:20 → 10:40 第二ベンチ 10:50 → 第一ベンチ → 11:20 中房温泉 12:35 ⇒ 13:30 穂高駅 13:53 ⇒ 14:19 松本 14:49 (あずさ22号)⇒ 17:26 新宿 |
【 コメント 】
・ 久々の焼岳再登頂、紅葉期を狙っていましたが、最初の予定より1週間遅れての遂行。
・ 蝶ヶ岳〜燕岳縦走の初日、焼岳登頂。
・ 新宿都庁前地下バス乗り場から出発、シーズン中は20台位満車状態のバス停も、オフシーズンとあって、他に2台のバスのみ。
・ 発車30分程で消灯。 途中2ヶ所でトイレ休憩、新島々、徳本峠、沢渡上、中の湯、大正池、帝国ホテル前に順次停車。
・ 準備後、田代橋から穂高連峰の風景を写真に収める。
・ 西穂高岳への道との分岐を左に曲がり、林道を霞沢岳を見ながら10分ほど歩くと、右側に焼岳登山口に到着。
・ 最初はゆるやかな登りで、左側に大きな谷が見えてきた所で、焼岳方面が見える場所があり、朝日に照らされた焼岳を撮影。
・ やがて勾配がきつくなり、ハシゴやロープを何度か越える。
・ 森林限界に達し、最後に絶壁にかけられた長い鉄ハシゴを登ると、笹の原になり、勾配も緩くなる。
・ やがて、「小屋まで121歩」と書かれた標識があると直ぐに緑色の屋根が特徴的な焼岳小屋に到着。
・ トイレを済ませ、先日まで水たまりのあったという焼岳小屋前を過ぎ、西穂山荘と笠ヶ岳への道との分岐の新中尾峠を左に曲がると、10分で展望台と書かれた標識があり坂道を登りきると視界が開け「展望台」に到着。
・ 展望台からの景色はバツグンで、左に笠ヶ岳と麓の新穂高温泉、右に奥穂高岳〜前穂高岳、そのはるか右下に上高地の大正池やホテル群、南方には乗鞍岳、御岳山も見えました。
・ 写真撮影後、一旦下り、登り返すところから、イオウ臭のするかなりの量の湯気が出ているのを横目に、急いで通過。
・ 岩場の急登を登り、中の湯コースとの分岐点を通過、音を出して勢いよく蒸気が噴出しているすぐ近を通過、岩場を10分弱登り焼岳山頂に到着。
・ 山頂からの大展望を満喫。
・ 眼前に連なって見える穂高連峰や笠ヶ岳がハッキリと眺められました。
・ 休憩後、下山開始。忠実に往路を戻る。
・ 頂上直下は、ザレており落石を起こさないようにゆっくり下る。
・ 日が昇った午後は、穂高方面の山並が順光となり、紅葉も鮮やかに見えてきたので、再度写真を取り直す。
・ 上高地のシンボル“河童橋”、桂川沿いのカラマツ林の紅葉を入れての写真撮影後、時間があったので上高地ビジターセンターに立ち寄り、ビデオ上映などを観賞。
・ 紅葉シーズンとあって平日でもかなりの人でした。ほとんど9割が観光客。
・ 明神池(300円)にも立ち寄り、写真撮影をした後、今夜の宿『徳沢ロッジ』へ向かう。
・ 先週までは混雑していたという山小屋も、今週は閑散とした状態でした。
田代橋 → 焼岳登山口への登山道より霞沢岳 | 焼岳登山口 → 焼岳小屋 | 焼岳登山口 → 焼岳小屋 : 焼岳 |
焼岳登山口 → 焼岳小屋 : 焼岳 | 〃 | 〃 |
焼岳登山口 → 焼岳小屋 : 焼岳方向 | 〃 高積雲 | 〃 |
焼岳登山口 → 焼岳小屋 : イワカガミ | 焼岳展望台より笠ヶ岳方面 | 焼岳展望台より焼岳方面 |
焼岳展望台付近 | 〃 : 朝露 | 〃 |
焼岳展望台付近 : 朝露 | 〃 | 焼岳展望台 → 焼岳 |
焼岳直下 | 〃 :ガス噴出 イオウの析出 | 焼岳山頂 |
焼岳山頂 | 焼岳山頂 〜 笠ヶ岳方面 | 〃 穂高連峰方面 |
〃 上高地方面 | 山頂直下のガス噴出口 | 〃 |
焼岳展望台 | 〃 | |
焼岳展望台 | 焼岳小屋 → 登山口 : 上高地方向 | 〃 |
田代橋より | 〃 | 〃 |
田代→ 河童橋 〜 | 〃 | 〃 : 前穂高岳 |
明神岳方面 | 西穂高岳方面 | 河童橋 |
河童橋より前穂高方面 | 河童橋 | 渓流の水草 |
カラマツ | 明神岳 | ガマズミの実 |
明神橋 | 明神池 | 〃 |
焼岳−1
行程 | 1994(平成7年)10月10日夜 〜 10月13日 | 往路 :夜行 直通バス 復路 : 電車 |
鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: → |
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@ | 新宿 22:30 (夜行バス) ⇒ 5:20 上高地 6:00 → 霞沢岳 11:45 → 上高地 明神館 泊 | ||
A | 明神館 5:30 → 焼岳登山口 → 焼岳 → 上高地 バスターミナル 14:30 → 15:50 平湯温泉 泊 |
コメント
・ 好天に恵まれ、快適な登山、展望を満喫。
・ 紅葉は真っ盛り。
・ 焼岳の登山道脇から高熱のガスが少々。吹き出ていました。危険な箇所はありませんでした。
・ 乗鞍はほんの1時間登頂。
・ 展望は大パノラマ、素晴らしかった。
1.焼岳小屋 → 焼岳 | 2.焼岳山頂直下 | 3.焼岳山頂直下 |
4.焼岳山頂より ↑ 笠ガ岳。 槍ヶ岳 ↑ | ||
5.焼岳山山頂より ↑ 西穂高。 上高地 ↑ 霞沢岳 ↑ | 6. 焼岳山頂より 前穂高方向 | |
7.上高地より前穂高方向 | 8. 〃 | 9.唐松 |
10.上高地 田代橋付近より前穂高方向 | 11.肩の小屋より剣が峰 | 12.乗鞍岳(剣が峰)山頂より薬師岳方向 |
13.乗鞍岳(剣が峰)山頂より槍ヶ岳方向 | 14.乗鞍エコーライン かもしか平付近 | 15.乗鞍エコーライン かもしか平付近 |
16.肩の小屋より摩利支天 |