関 東 (73) |
73 | 天城山 | あまぎさん | 1,406m | 2022 令和4年5月29日(日) 2011 平成23年5月31日(火) 2002 平成14年5月29日(水) |
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【 概要 】
・ 天城山(あまぎさん)は、静岡県の伊豆半島中央部の東西に広がる山。
・ 天城山は連山の総称で、天城連山や天城山脈と称されることもある。
・ 最高峰の万三郎岳(ばんざぶろうだけ 1,406m)、万二郎岳(ばんじろうだけ 1,299m)、遠笠山(とおがさやま 1,197m)等の山々から構成される。東西の山稜部は富士箱根伊豆国立公園に指定されている。
・ 静岡県伊豆半島中部の火山。爆発で崩壊した火口を中心に外輪山の万三郎岳(最高点で1406m),万二郎岳,側火口の八丁池,寄生火山の遠笠(とおがさ)山,矢筈山などがあり,山体は安山岩からなる。 〜 フリー辞典より
* 日本百名山の天城山。 そもそも天城山というピークはなく、万二郎岳や万三郎岳などの総称となっています。海に近いため真夏の登山は不向きですが、春のアマギツツジやアセビ、秋の紅葉、冬は初心者向けの雪山など、年間を通して山歩きを楽しむことができます。 〜 ヤマレコより
【山名の由来】
・ 葉に多くの糖分が含まれているアマギアマチャ(天城甘茶)という、ヤマアジサイに近い種類の植物があり、日本国内にこの葉を乾燥して甘茶をつくり薬用や仏事に用いる風習が残る地方がある。かつて天城山周辺の住民にも同様の風習があったのではないかといわれており、そのアマギアマチャが伊豆の山地に多く自生していることから、天城山の名になったのではないかという。
・ 木甘茶を産したので「あまぎ」の山の名になったという。
・ 天城山と呼ぶ峰はない。
《花の見ごろ》
・ ムラサキツツジ ・・・ 5月上旬 〜 5月下旬。
・ 天城シャクナゲ ・・・ 5月中旬 〜 6月上旬。
《登山のメインコース》
・ 天城高原ゴルフ場登山口 〜 四辻 〜 万二郎岳 〜 馬の背 〜 アセビのトンネル 〜 石楠立 〜 アマギシャクナゲ群生地 〜 万三郎岳。 ピストン。
・ 縦走路 : 天城峠 〜 八丁池 〜 戸塚峠 〜 万三郎岳 〜 石楠立 〜 万二郎岳 〜 四辻 〜 天城高原ゴルフ場登山口。
(〜フリー事典等より)
73. 天城山 −3
2022 令和4年5月29日(日) : 累積標高 約740m | 往復路 : マイカー | マイカー: ≫ 徒歩: → | |
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伊豆熱川温泉 泊 ≫ 天城高原ゴルフ場 9:25 → 9:45 四辻 → 10:35 万二郎岳 → 石楠立 → アマギシャクナゲ群生地 → 11:40 万三郎岳 11:50 → 涸沢分岐 → 四辻 → 13:50 天城高原ゴルフ場 ≫ 朝霧高原散策 ≫ 河口湖IC ≫ 東京 |
【 コメント 】
・ 久々(11年ぶり)の花の百名山でもある天城山ハイキング。
・ シャクナゲの見頃は、例年よりかなり早く、ほぼ終わってしまいましたが、最後に残っている花を狙って、前日の杓子山登山と山中湖の景色撮影を兼ねて、出かけました。
・ 天城山近くの、伊豆熱川温泉に宿泊。 バイキングの朝食を充分摂ってから8時半過ぎに出発。
・ 途中、大室山の桜の里公園を散策後、天城高原ゴルフ場の登山者用無料大駐車場に到着。
・ 日曜日とあって、二つある大駐車場はかなり混んでました。
・ 駐車場にあるトイレを済ませ、道路を渡り、反対側の登山口から、一旦降り登り返す。
・ 水量のやや多い沢を3回ほど渡渉、広葉林と針葉樹に覆われたコースを進む。
・ “四辻”(万二郎登山口)に到着、小休憩。 下山は、涸沢経由で、ここに降りてきます。
・ 万二郎岳への道を進むと、やがて天城特有のヒメシャラやブナが生えた樹林帯が現れてくる。
・ 登山道には青と黄色のツートンカラーの標識マーク(ウクライナ国旗カラー)が、要所毎に掲げられてました。
・ 一月ほど早ければ、トウゴクミツバツツジの群落が見られますが、すっかり終了。
・ 万二次郎岳に到着。 視界の利かない山頂で、混雑していたので、すぐに出発。
・ ここから一旦下り、“馬ノ背”を進む。アセビが次第に多くなり、アセビのトンネルを進む。
・ 鞍部の石楠立(はなだて)を過ぎると、開花が終わったシャクナゲが点在し始める。
・ 例年なら5月下旬がアマギシャクナゲの最盛期ですが、今年は4月の気温が高かったため、完全に終了でした。
・ 万二郎岳から約1時間で万三郎岳に到着。
・ 山頂はやや狭く、樹木に囲まれ眺望はありませんが、木製のベンチが設置されており、小休憩。
・ シャクナゲが山頂先に2本、咲いてるとの情報を得て、すぐに出発。
・ 数分下った右奥方向に満開のシャクナゲを発見。 ようやく本日の目的達成です。
・ この場所だけ、数本シャクナゲが群生しており、二本の大木は、丁度満開盛りでした。
・ シッカリ撮影後、すぐ先の涸沢コース分岐点に到着。
・ ここから下山路としては、初めてですが、様子見の為、このコースで下山することにします。
・ やはり、このコースは、以前通行止めになっていた期間もあり、かなり荒れているようですが、最近は、利用者が多いようなので、このコースで下山しました。
・ 急坂で、段差の大きい岩場や苔生した岩が多いので、注意しながらの下山でした。
・ 涸沢分岐点を過ぎると、トラバース気味となり、所々、踏み後が不鮮明な個所や、迷路があり、注意しながらの下山となりました。
・ 数名の下山者が、前方の登山道から外れているのを発見、教えてあげました。
・ 当方も、その数十分後、約20m程、外れた道を進んでるのに気づき、すぐに引き返し、本道に合流。
・ 踏み後不鮮明個所が多く、標識がほとんどないので、注意が必要でした。
・ 天城高原ゴルフ場前駐車場に予定より若干遅い時間に到着。
・ トイレの外にあるブラシがある洗い場で、粘土のついた登山靴を洗い、次の目的地、朝霧高原での富士山風景撮影に向けて出発。
※ 危険個所
・ 涸沢コース : 足場の悪い岩多し。
※ 不明瞭ヶ所
・ 涸沢コース : 標識が非常に少なく、迷路、踏み後が判りにくい個所多し。 全体的にかなり荒れている。
∴ 「涸沢コース」初心者、単独は不向き。 展望なく、難コース、時間的にも、ピストンより、長くなってしまう。
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伊豆熱川温泉 熱川ハイツ 屋上 | 〃 | 〃 |
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桜の里 | 大室山 | 天城山登山口の案内板 |
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登山口 | 四辻 | ヤマツツジ |
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新緑 | 万次郎(1,299m) | ヤマツツジ |
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万次郎 | ヒメシャラの木 | 万三郎 |
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馬酔木のトンネル | ヤマツツジ | アズマシャクナゲ 群生地 〜 開花終了 |
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万三郎山頂(1,406m) | 〃 | 〃 |
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〃 現在地 | 最後の満開:アズマシャクナゲ | 〃 |
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〃 | 〃 | 登山口到着。 |
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駐車場 | ||
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朝霧高原にて : 富士山西面 | 〃 山頂アップ | 全景 |
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〃 | 〃 | 〃 夕方 18時 |
73. 天城山 −2
2011 平成23年5月31日(火) | 往復路 : マイカー | マイカー: ≫ 徒歩: → | |
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東京 ≫ 小田原IC ≫ 十国峠 ≫ 天城高原ゴルフ場 8:15 → 8:30 四辻 → 9:20 万二郎岳 9:30 → 石楠立 → アマギシャクナゲ群生地 → 10:40 万三郎岳 11:00 〜 ピストン → 11:50 万二郎岳 12:10 → 13:00 天城高原ゴルフ場 ≫ 東京 |
【 コメント 】
・ 久々に花の百名山でもある天城山に咲いている、天城シャクナゲを写真撮影する為に、出かけました。
・ 小田原を過ぎ、箱根ターンパイク → 伊豆スカイラインへと有料道路を乗り継ぎ、終点の天城高原ゴルフ場の登山者用無料大駐車場に到着。 途中、芦ノ湖大観付近からの富士山を撮影。
・ 天気予報では晴天だった天候が、伊豆高原に近ずくにつれガスがかかり始め、登山口に到着した時にはすっかり曇り空で肌寒い。
・ 天城高原ゴルフ場直前の駐車場に到着。
・ 平日にもかかわらず、二つある大駐車場にバス1台と乗用車約20台以上が駐車場してました。
・ 駐車場にあるトイレを済ませ、道路を渡り、反対側の登山口から、一旦降り登り返す。
・ 前日の台風2号による大雨の影響が残り、やや水量の多い沢を3回ほど渡渉、最初の徒渉のみやや幅がありましたが、難なく渡る。
・ 広葉林に覆われた散策コースを進む。
・ “四辻”(万二郎登山口)に到着。 右折方向は、涸沢経由の新道で直接万三郎岳へ向かう道で、人気のない感じ。
・ 万二郎岳への道を進むと、やがて天城特有のヒメシャラやブナが生えた樹林帯が現れてくる。
・ 登山道の標識はシッカリ整備され約20m毎にマーク標識、約100m毎に文字標識があり、100名山の中でも最も数が多いようです。
・ 万二郎岳山頂までに“A−1”から“A−26”まで、一定の間隔で標識が設置されていました。現在地を連絡する場合の目安になります。
・ 高度を上げてゆくと、やがてムラサキツツジの群落に会う。
・ まだ落ちたばかりのムラサキツツジの花弁が、登山道を敷き詰め、まるで花のジュータンの上を歩いてるような個所がありました。
・ 高度を上げ万二次郎岳に近づくに連れ、満開のムラサキツツジが多くなる。
・ ムラサキツツジの最盛期を過ぎたばかりで、山頂付近では丁度見頃でした。
・ 万二次郎岳に到着。視界の利かない山頂で、小休憩。
・ ここから一旦下り、“馬ノ背”を進む。アセビが次第に多くなり、アセビのトンネルを進む。
・ 鞍部の石楠立(はなだて)を過ぎると、シャクナゲも点在し始める。
・ 5月下旬が例年、アマギシャクナゲの最盛期ですが、今年は4月頃の気温が低かった為、丁度真っ盛りでした。
・ 万二郎岳から約1時間で万三郎岳に到着。
・ 山頂はやや狭く、樹木に囲まれ眺望はありません。
・ 木製のベンチが設置されており、富士山の方向など木々が切り払われていました。
・ 山頂先から、涸沢周りで戻るルートがありますが、以前(4年程前)通行止めになっていた期間もあり、やや荒れているようで、利用者も少なく歩行時間もピストンの場合とほぼ同じなので、花を楽しめる往路を戻ることにしました。
・ 万二郎岳から万三郎岳山頂までは“B−1”から“B−18”まで、一定の間隔で標識が設置されていました。
・ 同じコースでも眺める向きが違うと、何か新鮮な感じを受けました。
・ 万二次郎岳に到着、昼食休憩。団体客が登ってきたので直ぐに下山開始。
・ 天城高原ゴルフ場前駐車場に予定どうりの時間に到着。
・ トイレの外にあるブラシがある洗い場で、粘土のついた登山靴を洗う。
・ シャクナゲ・・・万二郎〜万三郎にかけて
・ 天城山は全山、馬酔木(アシビ)に覆われている
国府津付近より伊豆半島 | 芦ノ湖大観付近より | 十国峠より |
天城ゴルフ場 登山口 | 苔 | 四辻 (万二郎登山口) |
最大の徒渉個所 | 沢 | ヒメシャラの大木 |
四辻 → 万三郎 : ツツジのジュータン | ムラサキツツジ | 万二郎岳 山頂 1,299m |
ムラサキツツジ | アセビ(馬酔木) | ムラサキツツジ |
ムラサキツツジ | 万二郎 → 万三郎 | アセビのトンネル |
アセビのトンネル | アマギシャクナゲ | ブナの林 |
アマギシャクナゲ | 〃 | 〃 |
ムラサキツツジ | 〃 | 万三郎岳 山頂 1,406m |
アセビ | ヒメシャラ |
73. 天城山 −1
行程 | 1993(平成14年)5月29日 | 往復路 : マイカー | マイカー: ≫ 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: → |
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@ | 東京 ≫ 小田原IC ≫ 十国峠 ≫ 天城高原ゴルフ場 →万次郎岳 →万三郎岳 →涸沢分岐点 →天城高原ゴルフ場 ≫ 稲取温泉伯 |
コメント : 5月下旬が例年、アマギシャクナゲの最盛期ですが、気温の高い日が多かった為、最盛期を過ぎていました。
・ ブナ・アセビ・ヒメシャラ・シャクナゲの樹林帯連続。
・ マイカーでなければ、天城峠までの縦走をどうぞ!
1.天城高原ゴルフ場 →万次郎岳 | 2.天城高原ゴルフ場 →万次郎岳 シャクナゲ | 3. 〃 |
4. 〃 | 5. ぶな大木 | 6密林 |