登山記録写真           
 

九州 96 祖母 そぼさん 1,756 2,008 平成20年11月17日(月) 単独 標高差
約1,120m

   96.祖母山     標高差≒=1,756m  尾平登山口標高=640m 標高差≒1,120m

行程  2,008(平成20年)11月17日(月) 晴  往複路 : レンタカー  レンタカー: ≫  徒歩: →  単独
@   延岡 5:50 ≫ 7:00 高千穂渓谷 ≫ 高千穂神社 ≫ 天岩戸神社 高千穂 ≫9:30〜10:30 引き返し 高千穂   迂回路 ≫ 13:10 尾平登山口P 13:20 → 13:25 宮原・黒金尾根コース分岐点 → 13:50 林道  14:00 沢 → 14:15 二合目 → 15:10 六合目宮原 → 15:45 九合目小屋   → 16:05 祖母山 山頂 16:15 → 九合目小屋16:25 → 16:45 六合目宮原 → 17:45 登山口P  ≫  P →  19:10 竹田 長湯温泉 泊

《九州地方: 二百名山巨樹エネルギースポット巡り》 
    1日目 (H20.11.14): 羽田 ≫≫ 熊本: 熊本城観光、藤崎台のクスノキ群訪問 ≫ 阿蘇山 登頂 ≫ 熊本。
    2日目 (H20.11.15): 熊本 ≫ 鹿児島:蒲生のクスの木(日本最大の巨樹)訪問 ≫ 高千穂山 登頂、 霧島山 登頂 ≫ 延岡。
    3日目 (H20.11.16): 延岡 ≫ 大崩山 登頂 ≫ 延岡。
    4日目 (H20.11.17): 延岡 ≫ 高千穂渓谷、高千穂神社・天岩戸神社、観光  ≫  祖母山 登頂 ≫ 竹田。
    5日目 (H20.11.18): 竹田 ≫ 九重山 登頂 ≫ 日田。(雪のため由布岳中止)
    6日目 (H20.11.19): 日田 ≫ 雲仙岳 登頂 ≫ 島原 ≫ 熊本 ≫≫ 羽田。(雪のため英彦山中止)
   * 公休日等を最大限生かし、年次休暇を3日だけで済ませ、JTBの出張パックを利用、安くて効率的な山旅を遂行しました。

 【祖母山】
 ・ 祖母山(そぼさん)は、大分県(豊後大野市、竹田市)と宮崎県(西臼杵郡高千穂町)にまたがる、標高1,756mの山であり、宮崎県の最高峰である(大分県の最高峰は標高1,791mの九重山中岳)。 
 ・ 祖母連山は熊本県、大分県、宮崎県と3県にまたがる。火山活動によって形成された山であるため巨大な岩石が随所に見られ、登山ルートは整備されたものから獣道まで多種多様である。
 ・ ハイキング感覚で楽しめる手軽なコースから、断崖を登りながら進む上級者向けのコースまである。
 ・ 頂上付近はどのコースを辿っても急な岩登りコースがあらわれる。
 ・ 祖母山周辺は鉱物資源が豊富で江戸時代から昭和中期まで採掘が行われていた。
 ・ 九重連山とともに登山者に人気の山。原生林に恵まれ四季を通して持ち味がある。 
 ・ モミ・ツガ・アカマツなどの針葉樹、ブナの広葉樹などが生い茂り、ツキノワグマも生息するという。
 ・ 屹立する岩峰、深い渓谷、鬱蒼と生い茂る樹林帯がこの山の魅力。
 ・ 祖母・傾山群のなかで、ひときわ目立つ1757mのきれいな三角峰。かつて九州一の高山と信じられていた。大きく見て大分県側が急斜、宮崎県側が緩斜である。
 ・ 祖母山は人の手が入っていない原生林の山。しかも久住山などとは違って隆起して形成された山なので、山全体に丸みを帯びた部分はほとんどなく、鋭角的な岩があちこちに突出している。特に尾平側は切り立った断崖絶壁とたくさんの谷(渓流)が特徴。
 ・ 4月下旬〜5月上旬:稜線から山頂にかけてアケボノツツジ、5月下旬〜6月上旬:シャクナゲが楽しめる。
 
 《登山のメインコース》
  ・ 黒金尾根コース
     尾平登山口 → 黒金尾根 → 祖母山頂 → 馬の背 → 尾平登山口。 標高差1,150m。
     黒金尾根の原生林、美味しい水が湧き出る天狗の水場、空高く屹立する天狗岩など多くの魅力で溢れている。
  ・ 神原コース
     竹田市神原 → 5合目小屋 → 国観峠 → 祖母山頂 (ピストン)。


【山名の由来】
 ・ 伝説によると健男霜凝日子(タケオシモコリヒコ)とともに神武天皇の祖母にあたる豊玉姫が祀られたことからこの名が付いたという。 
 ・ 豊玉姫命の祠を祀ってある山で、豊玉姫命は神武天皇の祖母にあたるので「祖母山」の山名になった。
                                                                    (〜フリー事典等より) 

【コメント】
 ・ 延岡を早朝に出発、高千穂渓谷の絶景を見た後、高千穂神社と天岩戸神社を参拝観光し、県道を5k程走行すると、「道路崩壊の為大分県側へは行けません。う回路はありません」の看板発見。   対向車の運転手さんに尋ねると、尾平越トンネルの手前で通行止めとのこと。
 ・ 地図で調べるが2時間以上の大回りをしなければ尾平登山口へ行けません。
 ・ 細い山道を越え、カーナビを頼りにやっとの思いで、13時過ぎに尾平登山口に到着。 
 ・ 時間がないので、予定を変更し、最短コースの馬の背の宮原コースをピストンすることにし、急いで登山開始。
 ・ 遊歩道を5分強で宮原へのコースと黒金尾根のコースの分岐点があり右前方に吊り橋がありました。
 ・ 安全で近い馬の背の宮原コースへの道を選択、左へ進み右側への木製の長く細い揺れる吊り橋を渡る。一人づつ渡るように注意書きがありました。
 ・ 杉林を過ぎ自然林となり、林道に出る。しばらくすると林道終点付近で沢を下り、杉林を通過、ツガやモミ、アカマツ等の樹林帯の尾根を宮原まで黙々と登る。
 ・ ややきつい登りを終ると最初のポイントとなる宮原の六合目に到着、休憩用のベンチも備えてある。障子岩尾根からの道と合流している。 
 ・ この先馬の背と呼ばれる岩綾があり、祖母山の山頂部が見える。
 ・ メンノツラ谷からの道と合流し、すぐに九合目小屋に到着。
 ・ 九合目小屋は素敵なログハウス風の小屋で、町営の無人小屋。ソーラーと風力併用の発電を備えている。布団はないのでシェラフ必須。
 ・ 10分強で祖母山に到着。 山頂の展望は良好。
 ・ 山頂には健男霜凝日子社上宮の石祠と方位盤がある。
 ・ 初夏には付近一帯、アケボノツツジが山頂を薄紅色に染め上げるそうで、機会がありましたら6月にもう一度登頂したい。
 ・ 遅い時間の為、ここまで一人にも合わず、暗くなるまでに駐車場へ戻るため、快速下山する。
 ・ 下山は歩きやすくほぼ予想の時刻に下山完了、今夜の宿「竹田市の長湯温泉」に向けて出発。

 * コース登山道 : 全般的に良く整備された明瞭な歩きやすい道。 
 * 危険箇所 : 特になし
 * 全行程対面者: 0人。
  ※ 12月2日、尾平トンネルへ車両通交止めが解除となりました。

 祖母山山麓  奥岳川の渓谷  〃
 宮原へのコースと黒金尾根のコースの分岐点  宮原 馬の背コースへの吊り橋  紅葉真っ盛り
 自然林 要所にはリボン完備  沢  もみじ
 沢 渡る  白いキノコ  三合目
 六合目   九合目小屋  国観峠との分岐
 祖母山 山頂  健男霜凝日子社上宮の石祠と方位盤  ソーラパネル