登山記録写真  
     

108.暑寒別岳 標高 1,491m、累積標高差≒1,200m

北海道
108 暑寒別岳 しょかんべつだけ 1,491m 2.007 平成19年7月14日(土) 単独 標高差
950
行程  2,007(平成19年)7月14日(土)  往復路: 航空機 航空機:⇒⇒、レンタカー: ≫  徒歩: →
C  滝川 3:50 ≫ 4:50 南暑寒荘  5:10 → 6:40 3合目湿原入口 → 7:40 展望台 → 南暑寒岳 8:50 → 10:50 暑寒岳 頂上 11:30 《往路ピストン》 → 南暑寒岳 → 3合目湿原入口 → 15:30 登山口 ≫  富良野 泊

 コメント: 
 ・ 平成19年7月11日(水)〜15(日)4泊5日で、北海道中・南部の百・二百名山5山(駒ケ岳、樽前山、羊蹄山、暑寒別岳、芦別岳)を効率よく登る。
 ・ 今日で4日目、ようやく天気が回復、今日は晴天が期待できそう。
 ・ 南暑寒荘ゲートパークへは、雨竜市街から432号線を西へ進む。約12k地点に暑寒ダムがあり、ここからは砂利道を14K進む。短区間舗装部分が数ヶ所あり、スピード走行すると舗装終了部分の表示を見落とすやすく、段差や砂利道進入部分でスリップしやすいので、注意のこと。
 ・ 広い駐車場に雨竜市街地から約50分かかって到着。第一第二駐車場合計で150台位駐車可能。
 ・ キャンプ場、トイレ等がある。
 ・ 南暑寒荘の受付で登山届けに記入、協力金500円を払って出発。
 ・ すぐに立派な第一吊橋を渡り、白竜の滝を眺め一服した後、第二吊橋を越え、3合目の雨竜沼湿原入口に到着。
 ・ 「北海道の尾瀬」といわれるように、非常に広大な湿原(H17年にラムサール条約登録の湿原、北海道遺産選定)。海抜850m。
 ・ 湿原入口には下界の植物の種が湿原に入り込まないように、足洗い場がありました。
 ・ 雨竜沼湿原は出入り口先で、南側の往路と北側の復路とで分離されていました。全長4Kの木道。
 ・ 緑の湿原にワタスゲの柔らかそうな真っ白い綿帽子が霧滴でさらに白く輝いていて、印象的でした。
 ・ 三列に敷き詰められた木道の真ん中の列に左足、右側の列に右足の歩を進める。
 ・ 木道に沿って、アヤメ、エゾカンゾウが所々多目に咲いていました。他の花はあちこちに少しずつ咲いてる程度でした。花の群生密度は尾瀬より少ないようでした。
 ・ 展望台を過ぎ、ハイマツ帯を過ぎると南暑寒岳()1,296m)に到着。
 ・ 急傾斜のガレ場を一旦約180m降下、登り返しは約300mのかなりの急登。崩壊地があるので注意。
 ・ やがて雪渓が見え、高山植物のお花畑を見ながら進むと暑寒岳に到着。
 ・ 周辺の雲が晴れ、360℃の展望。 雲海を眺めながらユックリ食事。
 ・ 下山開始、南暑寒岳への登り返しが意外ときつく感じる。
 ・ 湿原入口展望台で小休止。雨竜沼湿原に入ると、急にツアーやアベックの集団に出会う。北側(左側)復路を進み、吊橋を越え、ゲートパークに到着。
 ・ 登山届けの控えを自然保護ガイドさんに渡し、車に到着。

 ・ 初夏は特に小さな虫や蚊が大量に発生するようで、風の無い場所では、防虫ネットが必用です。晴天無風の暑い日は、特に低地では煙のように集団発生し、目耳何処にも入る込むようですので、防虫ネットがあると便利。今回一時的に使用しました。
 ・ 今回は、気温が低く、中間点まで曇り勝ちで、風が吹いていたので、あまりいませんでした。

 ・ 過半数の人が、雨竜沼湿原巡りのようでした。
 ・ 登山道のササは雨竜沼湿原までしっかり刈り込まれていました。 その先はロングスパットかカッパが必用でした。
 ・ 6月迄は残雪が多く、残雪帯を横断してからの登山道への入口に目印が無いようなので注意。
 ・ 山開きの6月中旬までは、南暑寒荘ゲートパークのかなり手前の白利加ダム付近のゲートが閉まっているようです。
 ・ 全行程登山者 : 約100人。


 * 暑寒別岳=アイヌ語で“暑寒別川の上の山”。

1.南暑寒荘 2.白竜の滝 3.雨竜沼湿原(展望台付近より)
4.雨竜沼湿原  5. 〃  アヤメの群生 6. エゾカンゾウ
7.南暑寒岳 山頂 8.南暑寒岳 直下 9.南暑寒岳 → 暑寒岳間ガレ場 
10.南暑寒岳 → 暑寒岳 :コバイケイソウ 11.南暑寒岳 → 暑寒岳 12. 〃
13.南暑寒岳 → 暑寒岳 14.お花畑 (エゾノハクサンイチゲ) 15. 〃
16.南暑寒岳 → 暑寒岳 17.お花畑(エゾノハクサンイチゲ) 18. 〃
19..お花畑 20.山頂直下  イワギキョウ 21.暑寒岳 山頂
22. 第二吊橋 23.南暑寒荘 周辺のテントサイト 24. シラネアオイ
25. ノアザミ 26. エゾカンゾウ 27.ワタスゲ
28. ヒオウギアヤメ 29.エゾカンゾウ 30. ワタスゲ、 ウリュウコウホネ
31.(やっと見つけた開花中の)ミズバショウ 32. 〃 33. ハクサンチドリ
34. 35.ハクサンフウロウ 36.イワカガミ
37. チングルマ 38. 〃 39.エゾノツガザクラ
40.マイズルソウ 41. シナノキンバイ 42. 〃
43.ゴゼンタチバナ 44.ナナカマド〜開花後 45.フギレオオバキスミレ
46.ヨツバシオガマ 47.チシマギキョウ 48.(チシマノキンバイソウ?)
49.ミヤマスミレ 50.ウコンウツギ