登山記録・写真         
 

東北南部
126  守門岳  すもんだけ  1,537m  2014年 平成26年10月24日(金)
 2003年 平成15年10月 9日(木)
 標高差 ≒ 1,100m

   126.守門岳  

 《 概要 》
 ・ 守門岳(すもんだけ)は、新潟県魚沼市、三条市、長岡市にまたがる第四紀火山(鳥海火山帯)。 標高は袴岳の 1,537m。
 ・ およそ240万年前〜170万年前に活動した安山岩質の成層火山である。西側より、大岳、青雲岳(あおくもだけ)、袴岳の三つのピークで構成され、総称して
守門岳と称する。
 ・ 新潟県央の長岡市周辺から眺めると、東山連峰の背後になだらかなスカイラインを描き、膨大な山容を盛り上げている山で、「すもん」という変わった語感と、
牛頭天王(素盞鳴尊)にまつわる伝説を秘めた神山として、中越地方の人々に親しまれている。古資料には諏門岳、巣守山、蘇門山とも記され、登山口の栃尾市
(現・長岡市)栃堀に巣守神社がある。
 ・ 新潟県のほぼ中央に位置し、破間(あぶるま)川を隔てて浅草岳と対峙し、秀麗な山容を横たえる。鳥海火山帯に属する休火山で、山稜の東面は爆裂火口跡と
見られる絶壁が数百mにも及び、西面の穏やかな山容とは対照的である。
 ・ 春から初夏は草原、池塘、お花畑、豊富な残雪、秋は紅葉と、山の魅力を存分に味わえる。 大岳から袴岳に伸びる斜面一帯には、積雪期になると数百mに
及ぶ日本有数の大雪庇が形成される。

 *  全体に粘土質の土で覆われ、降雨時はスリップしやすい箇所、ぬかるむ箇所が多いので、下りではストック必携。
 ・ 高山植物 ・・・ ヒメザユリ、 シラネアオイ、ニッコウキスゲ。 紅葉。 

 《 命名のいわれ 》
 ・ 野鳥が巣守りする山 → 巣守山 → 守門岳。

 《 登山コース 》 
  
   

  @ 二口(ふたくち)コース
 ( 所要時間は往路約3時間30分。)
  ・ 魚沼市二分(にぶ)より二口(ふたくち)登山口まで約2km。 二口登山口には40台駐車可能の駐車場とトイレが整備されている。
  ・ 5分ほど平坦な道を歩くと急登が始まる。 約30分で護人清水と言われる、このコース唯一の水場に着く。
  ・ ブナ林を登りきると谷内平(やうちだいら)に着く。 谷内平から滝見台までは緩やかな登りと下りが続く。 滝見台を過ぎてから急登を約1時間登りきると大岳と青雲岳を
結ぶ分岐に出る。分岐より青雲岳を経て袴岳に着く。 
  ・ 展望もよく、護人清水〜滝見台手前のブナ林が素晴らしい。
  ・ 最もポピュラーで、手軽に主峰袴岳(はかまだけ)へ到達できるコース。 途中、ブナの木には寄生木(やどりぎ)を見ることができ、野鳥の多いことで有名。

  A 保久礼(ほきゅれい)コース  (所要時間は往路約3時間。)
   長岡市を縦断して流れる信濃川の支流、刈谷田川の上流に向かうと刈谷田川ダムサイトに着く。 
   ダムサイトの脇を過ぎ保久礼(ほきゅれい)までは約9km。 狭い車道で車のすれ違いには注意が必要。 保久礼登山口には約20台駐車可能。 
   保久礼小屋脇から登り始め約20分でキビタキ清水に着く。 
   不動平まで登ると傾斜が緩くなり大岳に着く。 大岳からは粟ヶ岳、川内山塊、弥彦山、越後平野、佐渡島が展望できる。 
   南側の網張と言われる鞍部に一旦下りてから登ると、青雲岳、二口登山口からの分岐に出る。分岐より青雲岳を経て袴岳に着く。
  ・ 全体的に赤土で滑り易い。 保久礼小屋からしばらくは階段が続く。 展望なし。
  ・ 大岳から袴岳(守門岳)は粘土質で滑りやすいへつりあり。 木道もありますが足元には注意が必要。
  * 保久礼〜キビタキ小屋〜不動平〜守門大岳   ※保久礼まで車乗入れ可。

  * 関越 小出ICから、17号→252→290→347号線で二口平まで、約30km。
      (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)


守門岳 -2 

行程  2014(平成26年)10月24日(金) 快晴 往復路 : マイカー  マイカー: ≫  徒歩: →
@ 練馬IC 3:50 ≫ 7:00 小出IC ≫ 17, 252, 290 347号線: 7:50 二口平 P 8:05 → 8:30 二分キャンプ場 → 9:00 保久礼小屋 → 9:50 キビタキ避難小屋 → 11:00 大岳(1,432m) → 11:40 二口コース分岐 → 12:05 青雲岳 → 12:20 守門岳(袴岳 1,537m 山頂) 12:50 → 13:20 二口コース分岐 → 14:10 中間点 → 護人清水 → 15:05 二口平  ≫ シルバーライイン ≫ 17:20 平ヶ岳登山口小屋(泊)

 【 コメント 】
 ・ 紅葉が素晴らしい上越〜東北南部の山として、昨年登った越後駒ヶ岳に引き続き、今回は日本百名山の“平ヶ岳”と日本二百名山の“守門岳”を登山しました。
 ・ 例年より1週間程紅葉が早かったため、登山口周辺が紅葉のピークでしたが、両日共天候に恵まれ、素晴らしい紅葉を満喫できました。
 ・ 関越道を快適に走り、小出ICを出てから、国道17号→252号→290号を経て、県道347号に入り、二口平駐車場まで約30km、1時間ほどで先客1台だけの空いた駐車場に到着。
 ・ 快晴微風の登山日和の中、準備を整え、登山届をポストに入れ、出発。
 ・ 粘土質で滑り易い“保久礼コース”を往路として登り、展望のよい歩き易い二口コースを復路で下る計画で出発。
 ・ 猿倉橋を渡り、朝日に照らされ始めた紅葉した山肌を見ながら、二分登山口への林道を歩き、30分程で二分登山口に到着、下草が茂る登山道を進む。
 ・ 粘土質の急登が続き、蒸し暑いのでシャツ一枚で団扇で扇ぎながら登り続け、やがて、緩やかになると保久礼避難小屋に到着。
 ・ ここから整地されたやや急な真っ直ぐ続く階段をひたすら登り続けるとやがて、展望台が現れ、ここで日本海方面を眺めながら一休み。
 ・ 更に登ると清水があり、貧弱なキビタキ避難小屋に到着。
 ・ 一服後、展望な利かない急登を続けるとやがて、平らな不動平、天狗清水に着き、直ぐに大岳に到着。
 ・ 大岳山頂からは、前方に連なる守門岳の連峰が一望。
 ・ 休憩後、一旦大きく下り、登り返すと、二口コース分岐に到着。ここから東方に見える青雲岳目指して登る。
 ・ 木道が現れ、湿原地帯を進み、枯れた花畑を通り、守門岳山頂に到着。
 ・ 守門岳山頂には、方位石、標柱、祠があり、360度の大展望が得られました。
 ・ スッキリ晴れ上がった空をバックに写真撮影。 
 ・ 湿原の草紅葉と大岳、守門岳の写真を撮りながら、二口分岐に到着。
 ・ ここからは、二口コースで下山、保久礼コースより歩き易く展望も良いので、たっぶり景色を楽しみながらの下山が出来ました。
 ・ 中間点の滝見で紅葉の中の三段の滝を眺めながらしばし休憩。
 ・ 二口平へ向けて、出発。、紅葉したブナの密林などをながめながら、駐車場に無事到着。
 ・ 明日の“平ヶ岳”登山の為、今夜の宿の“清四郎小屋”がある、奥只見の銀山平先の鷹ノ巣へ向けて、出発。
 ・ 長いトンネルが続くシルバーラインを走り、銀山平に着く頃には、赤く染めた周囲の山々が素晴らしく映え渡った景色を見せてくれました。
 ・ 暗くなった頃、予約していた清四郎小屋にようやく到着、直ぐに貸切状態の露天風呂に入り、夕食を摂り、早目に就寝。
 * 危険個所
   保久礼コースの二分〜保久礼小屋間は粘土質で滑り易い。
 二口平登山口  〃  〃
二口平登山口 → 二分キャンプ場 : ノコンギク。 二分キャンプ場→保久礼コース登山口。    〃 
 ナナカマド  ナナカマド&コケ  キビタキ清水
 蔓竜胆(ツルリンドウ)  キビタキ小屋  第二展望台
 イワカガミ  大岳 山頂  青雲岳付近湿原の地塘
 ナラ  ヤマウルシ
 青雲岳山頂   守門岳 山頂(袴岳 1,537m)   守門岳 山頂 滑空中!!
 青雲岳山頂 : 守門岳方面  〃 : 大岳方面  〃 : 日本海方面
 青雲岳 → 二口コース分岐  〃  : 湿原  青雲岳 → 二口コース分岐: 大岳方面
 青雲岳 → 二口コース分岐: 大岳方面  〃 : 守門岳方面  二口 コース分岐  : 大岳方面
 二口 コース分岐 → 中間点 : 守門岳方面  二口 コース にて:イナゴ  ナラ
 ゴゼンタチバナ&イワカガミ : 二口 コースにて。  三段の滝 : 〃  中間点 : 滝見台
 二口 コース 中間点  ブナ林&紅葉  〃
  二口 コース 中間点 → 護人清水  カマキリ  〃
 ぶなの木&ヤドリギ  護人清水 → 猿倉橋  〃
  護人清水 → 猿倉橋    ブナ林密生  二口登山口 到着
 二口登山口付近の紅葉  シルバーラインの紅葉  〃

守門岳 -1 

行程  2003(平成15年)10月9日(木) 快晴 往復路 : マイカー  マイカー: ≫ 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
@ 練馬IC 5:00 ≫ 7:30 小出IC ≫ 252、290、347 二口平 P 8:20 → 守門岳 山頂 (11:15〜11:40)  → 二口平分岐  →大岳  → 二口平 14:30 ≫   練馬IC 18:30

 【 コメント 】
 ・ 野鳥が巣守りする山 →巣守山 →守門岳 が山の由来。
 ・ 全コース 紅葉真っ盛り。晴天時は最高の気分。  
 ・ 全行程対面者 約20人。
 ・ 山頂からのパノラマは良好。
 ・ 歩き易いコース。
 ・ 全コース 登山道明瞭、危険箇所特になし。

1.二口平付近より守門岳方面 2.同左 3.中間点付近より守門岳方面
4.中間点付近 5.分岐点付近より大岳方面 6.分岐点付近より守門岳方面
7.分岐点 →守門岳 8.同左 9.同左
10.中間点付近 11. 同左 12. 同左
13.中間点付近 14.同左 15.同左