和名倉山(白石山) 2,036 m
関東 |
142. | 和名倉山 (白石山) |
わなくらやま (しろいしやま) (はくせきさん) |
2,036 m | 2016年 平成28年10月12日(水) 2014年 平成26年11月 5日(水) 2003年 平成13年11月27日(土) |
標高差 ≒800 m |
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【 和名倉山 】
・ 和名倉山(わなくらやま)は埼玉県秩父市にある標高 2,036 mの山で、奥秩父の山の一つ。 別名白石山(しろいしやま)。 国土地理院の地形図には白石山とあるが、和名倉山が古くからの秩父側の呼称である。 日本二百名山に選定されている。
・ 重量感あふれる奥秩父の難峰。玄人好みの山。 熟達者向き。
・ 奥秩父主脈の縦走路からは外れているせいか、訪れる人の少ない山である。 白石山という名称は甲州側のもので、武州側では和名倉山と呼んでいる。
・ 塩山から車で三ノ瀬に入り、さらに将監峠の山小屋に一泊した後、山ノ神土から西・東仙波を回り込んで、一気に山頂へ登る。山頂付近で迷う人が多いので、読図のできる人との同行を勧めたい。
・ 武州側への下山コースは、川又へ下るものと秩父湖へ下るものがあるが、現在、2コースとも荒廃しており、一般向ではない。
・ 所要時間は、三ノ瀬から山頂まで約6時間。 山頂は樹林に囲まれており、展望はない。
・ 奥秩父に残された数少ない秘峰である。
・ 四方に谷を刻んだ巨大な山体が特徴的である。 かつては奥秩父の秘峰としてその原生林の美しさが讃えられたが、戦前に山林の権利が大滝村(現秩父市の一部)に移ったあと、1950〜60年代の森林伐採と山火事で山域の荒廃が進んだ。かつて美林を誇ったコメツガの原生林は、大滝村の皆伐と伐採事業に伴う火災によりほぼその全てが失われており、尾根筋の大半は平凡な唐松の植林とスズタケの密藪に覆われている。
・ 辛うじて伐採を免れた県境付近では、石楠花の群落が見られる。
・ 登山について、かつては、登山道(ルート)がはっきりせず、暗い樹林帯が多い難路で、山中でテント泊する準備が出来、薮こぎに耐える覚悟と体力を持ち、地図と磁石で針路を決められる技術を持つ者以外には危険な“秘峰”とみられていたが、最近は登山道の開発が次第に進んできた。
・ 現在では、一般ルートを取る限り、テント泊も必要でなく、とくに難しい山ではない。
・ 和名倉山(白石山)は、雲取山や三峰山あたりから望むと、大洞川の対岸にその大きな山容をかいま見ることができる。奥秩父連峰の主脈から北にはずれているため訪れる登山者は大変少ない。
・ 和名倉山というのは、和名倉沢の源頭をなす秩父側からの呼称であり、地図上の表記である白石山は一般的な登山道の通じている甲州側からの呼称である。
・ そのアプローチの長さから奥秩父の秘峰とまで言われてきたが、最近では大分踏まれてきたという秩父湖の二瀬側から最短コースを辿ってみた。
・ 最短とはいっても、一日たっぷりかかるコースだから、日差しの短くなってきた晩秋では途中で日が暮れぬよう早朝出発が重要である。
・ 他県との県境を含まない純粋な埼玉県の最高峰。
・ 地元では和名倉山、甲州では白石山と呼ばれている。 今や「和名倉山」と呼ぶのが一般的。
・ 昭和30年代から周辺の原生林の大伐採が始まり、和名倉山とその周辺は、禿山になった。
・ 大規模な山火事もあり、現在でも焼け焦げた樹木の無残な姿が当時を物語っている。
・ もともとの米ツガの原生林は1950〜60年代の森林伐採と山火事で焼失。
・ 笹の種類はスズタケ。鹿の採食圧に弱い。 丹沢では後退も報告されている。
・ 山ノ神土〜西仙波間の登山道に生い茂る笹は、スズタケで、スズタけは1.5〜2mになる笹で、日本の林床植生を代表する種。
(〜 ヤマレコ、ヤマケイ、フリー事典等より)
《登山のメインコース》
* 三ノ瀬コース。
→ 塩山から車で三ノ瀬 → 将監峠山小屋一泊 → 山ノ神土 → 西・東仙波 → 和名倉山。 ピストン。
* 将監小屋から山頂往復でおよそ 8 〜 9 時間かかる。
コースタイム 登り:6時間、下り:約5時間 合計:約11時間。
距離 : 片道 ≒ 12 km
標高差 : 2036 m − 1250 m(三ノ瀬駐車場)= 786 m。 累積標高差 約 1,000 m。
【山名の由来】
・ 和名倉山が 古くからの秩父側の呼称。
・ 和名倉山は、北側の和名倉沢の源頭から採られていたため。
・ 白石山は、東 仙波の東側芋ノ窪にあるとされる白い岩の山のため。
・ 和名倉山は秩父側の呼称で、山梨側では白石山と呼ばれている。
《花の見ごろ》
・ 5〜6月:シャクナゲの群生。
(〜 ヤマレコ、ヤマケイ、フリー事典等より)
和名倉山(白石山)-3
平成28年10月12日(水) 晴 | 往復路 :マイカー | マイカー: ≫ 、 徒歩: → | 単独 |
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中央道 八王子 IC ≫≫ (16、29、411号線) ≫ 三ノ瀬 P 6:15 → 6:16 将監登山道入口 → 6:41 牛王院下 → 7:41 牛王院平 → 7:48 山ノ神土 → → 8:50 西仙波 → 9:14 東仙波 → 吹上ノ頭 → 八百平 → 10:12 川又分岐 → 10:25 二瀬分岐 → 10:49 和名倉山 山頂 → 11:19 二瀬分岐 → 11:30 川又分岐 → 八百平 → 吹上ノ頭 → 12:50 東仙波 → 13:10 西仙波 → 13:15 山ノ神土 → 牛王院平 → 14:05 将監峠 → 14:09 将監小屋 → 14:50 ムジナの巣 → 15:10 三ノ瀬登山口、P ≫ 411号線 ≫ 勝沼IC::中央道 ≫ 東京 |
【 コメント 】
・ 今年の夏は太平洋高気圧の居場所が北海道沖のままであったため、不安定な天候続きとなり、計画していた北海道の山や、各アルプス山行はいづれも来年へ延期。
・ 二日続きの好天が訪れないうちに、高山の紅葉が終ってしまい、まだ終わっていない2,000m以下の低山の紅葉観賞を求めての、日帰山行としました。
・ 近場の奥秩父の秘境「名倉山」に、一昨年以来ぶりに行ってきました。
・ 前回と同様、早朝3時に自宅出発、中央道の八王子ICを降り、16号→29号→411号線)で奥多摩湖を経て、丹波渓谷の先で、一之瀬林道へ右折、一ノ瀬キャンプ場の少し先の三ノ瀬の民宿みはらしの駐車場に到着。
・ 駐車料金500円を支払い、50m戻った左側の、“将濫登山道入口”標識があるT路時を左折、民家の庭先前の登り坂の広目の林道を登り始める。
・ 未舗装ですが、凸凹がなく落葉で柔らかな地面で緩やかな広い登り登山道が続く。
・ 林道は将濫小屋まで伸びてますが、牛王院下で、分岐を直進し牛王院下へのやや急登を登る。 途中分岐や交差個所がありますが、直進。
・ やがて奥秩父主脈縦走の尾根の“牛王院平”に到着。 右方向は、将監峠、将監小屋。 左方向の“笠取山”方面へ進む。
・ 奥秩父主脈縦走路は、幅が3m以上ありササ(スズタケ)などの下草が刈られ、緩やかな起伏の歩き易い土の道で、シカの食害で粗密になった見通しの良い広い空間が延々と続く。
・ すぐに“山ノ神土”分岐に到着。
・ ここからいよいよ登山者の少ない登山道に入る。
・ すぐに足元が見えない程に密生したササが生茂る登山道を慎重にしばらく進む。
・ 前回より荒れ気味の登山道を慎重に進む。
・ 笹道区間は比較的短いですが、朝露が激しい場合は濡れ防止のるスパッツ着用が望ましい。
・ 西丹波までは、尾根ではなくトラバース気味に登山道が続く。
・ リンノ峰の左(西)側を巻いて多少のアップダウンをした後、展望の利いた岩のピーク、西仙波(1,983m)に到着、北西側の展望が得られました。
・ 登山途中、開けた縦走路で振り返ると、南方背後に富士山が見れる個所がありました。
・ 西仙波を過ぎるとシャクナゲの群生があり、トンネル状の道を過ぎると開けた岩場の小ピークに出、南東方向の飛龍山や雲取山、北方の和名倉山の展望が良好でした。
・ 東仙波へ到着。 途中、カバアノ頭の笹原の尾根道が光って美しい光景を見せてくれました。
・ 東仙波(2,003m)の岩山から上州の山並みやなどの展望も得られ、休憩。
・ ここから一旦下り、シャクナゲの道を進み、吹上ノ頭の巻き道を通り、“川又分岐”に到着。 途中では広々としたクマササの八百平があり、小ピークから南アルプスが僅かに見れました。
・ 川又分岐直前付近は、踏み跡が落葉で薄くなって分かりづらい個所がありました。
・ 忠実に赤や黄色のテープ(やや色あせていたり、付けた枝が枯れて落下してるのもある)を確認しながら、北方方向への道なりに進めばOKですが、踏み跡が非常に分かりづらい個所があるので注意が必要。
・ 川又分岐から“二瀬分岐”までの道も踏み跡がなかったり、薄くなっていましたが、リボンを頼りに進み、問題なく到着しました。
・ 二瀬分岐から西へ続く明瞭な一本道を進むと展望のきいたカラマツが散見される斜面に出、周りの景色を眺めた後、奥のコメツガ樹林帯へ続く、鬱蒼とした苔生した登山道に入るとまもなく“和名倉山”の標識のある山頂に到着。
・ 展望がないので、直ぐに戻り、先ほどの広い場所(千代蔵ノ休場)で休憩。
・ 二瀬分岐から川又分岐先迄の踏み跡が薄い個所だけリボンに注意し、展望の良い“東丹波”で昼食休憩。
・ 真っ青な秋の空をバックに紅葉したモミジと白樺の真っ白な木肌の風景を撮影。
・ 隣の西丹波での最後の展望を満喫し、山ノ神土までの長いトラバース気味の多少のアップダウンがある道を進み、ササ道を進むと間もなく山ノ神土に到着。
・ 山ノ神土からの、奥秩父主脈縦走路の緩やかな起伏のトレラン向きの道を進み、牛王院平での分岐を直進、将監峠を経て将監小屋に到着。
・ 将監小屋は無人でした。
・ 小休憩後、歩き易い広い林道を足早に下る。
・ 緩やかに蛇行しながら下る林道を、黄色く色付いてるカラマツを眺めながら下っていく。
・ 今年のカラマツの紅葉は鮮やかさがイマイチで、モミジの数も少なく、残念。
・ やがて“ムジナの巣”を過ぎ、往路で分岐直進した“牛王院下”に到着。
・ まもなく三ノ瀬登山口に到着し、駐車場に戻る。
・ 和名倉山は交通の便が悪いままのあまり登山者が入らない奥まった山のままでした。
・ 入山者は、自分以外に一人だけで、静かな山旅でした。
・ 帰路、勝沼への途中、“ぶどうの丘”に寄り、お土産を購入。
・ 200名山の中で最も登山者の少ない山のようで、それだけ自然が守られているようで、貴重な存在です。 今後も今の状態が維持されることを願っています。
* 危険個所
・ 特になし。
* 注意個所
・ 川又分岐直前付近から二瀬分岐までは踏み跡が非常にわかり難い部分がある。 テープを忠実に確認しながら進むこと。 他の区間も数ヵ所、踏み跡不鮮明。
・ 仙波山を中心に林業用ワイヤーロープが散乱してるので、足元注意。
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日出前 | 〃 | 民宿みはらしの駐車場にて |
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民宿みはらしの駐車場にて | 将監登山道入口 | 牛王院下 |
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カラマツ並木 | 牛王院平 分岐点 | 山ノ神土 分岐点 |
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山ノ神土 → 西仙波 | 〃 | 〃 |
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山ノ神土 → 西仙波 | 富士山 | 西仙波 |
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西仙波 → 東仙波 | 〃 | 東仙波(2,003m) |
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東仙波 → 川又分岐 | モミジ | キノコ |
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キノコ | 川又分岐 | 東仙波 → : 赤テープ&奥秩父 |
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二瀬分岐 → 和名倉山 | 和名倉山 山頂 2,036m キノコ | |
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苔密生 | 〃 | 〃 |
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シラカバ林 | 〃 | 〃 |
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カラマツ林 | 東仙波山頂 | |
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東仙波山頂 | モミジ | 西仙波山方面 |
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将監峠 | 将監峠下小屋前 | 将監小屋 バイオトイレ |
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将監小屋 | 苔岩 | ムジナノ巣 |
和名倉山(白石山)-2
平成26年11月 5日(水) 晴 | 往復路 :マイカー | マイカー: ≫ 、 徒歩: → | 単独 |
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圏央道〜日の出 IC ≫ (411 45 411号線) ≫ 三ノ瀬 P 6:15 → 6:16 将監登山道入口 → 6:45 牛王院下 → 7:40 牛王院平 → 7:50 山ノ神土 → → 8:40 西仙波 → 8:55 東仙波 → 吹上ノ頭 → 八百平 → 10:00 川又分岐 → 10:15 二瀬分岐 → 10:30 和名倉山 山頂 → 10:50 二瀬分岐 → 11:00 川又分岐 → 八百平 → 吹上ノ頭 → 12:10 東仙波 → 12:35 西仙波 → 13:15 山ノ神土 → 牛王院平 → 13:30 将監峠 → 13:35 将監小屋 → 14:20 ムジナの巣 → 14:30 牛王院下 → 14:50 三ノ瀬登山口、P → 日の出IC 圏央道 ≫ 東京 |
【 コメント 】
・ 今年の紅葉は例年よりかなり早いようで、東京近郊の千m以上の山では、そろそろ紅葉が終わるようで、以前から計画していた奥秩父の秘境「名倉山」登山を、13年ぶりに行ってきました。
・ 前回は避難小屋状態の将監小屋に泊っての山行きでしたが、今回は日帰りとしました。
・ 早朝3時に自宅出発、圏央道の日の出ICを降り、青梅街道(411→45→411号線)で奥多摩湖を経て、丹波渓谷の先で、一之瀬林道へ右折、ICから約65kで一ノ瀬キャンプ場の少し先の三ノ瀬の民宿みはらしの駐車場に到着。
・ 駐車料金500円を支払い、50m戻った左側に、“将濫登山道入口”標識があり、民家の庭先前の登り坂の広目の林道を登り始める。
・ 未舗装ですが、凸凹がなく落葉で柔らかな地面で緩やかな広い登り登山道が続く。
・ 林道は将濫小屋まで伸びてますが、牛王院下で、分岐を直進し牛王院下へのやや急登を登る。 途中分岐や交差個所がありますが、直進。
・ やがて奥秩父主脈縦走の尾根の“牛王院平”に到着。 右方向は、将監峠、将監小屋。 左方向の“笠取山”方面へ進む。
・ 奥秩父主脈縦走路は、幅が3m以上ありササ(スズタケ)などの下草が刈られ、緩やかな起伏の歩き易い土の道で、シカの食害で粗密になった見通しの良い広い空間が延々と続く。
・ すぐに“山ノ神土”分岐に到着。
・ ここからいよいよ登山者の少ない登山道に入る。
・ すぐにササで足元が見えない道をしばらく進みますが、笹道区間は比較的短い(トラバース区間の一部)ですが、朝露が激しい場合は濡れ防止のるスパッツ着用が望ましい。
・ 西丹波までは、尾根ではなくトラバース気味に登山道が続く。
・ リンノ峰の左(西)側を巻いて多少のアップダウンをした後、展望の利いた岩のピーク、西仙波(1,983m)に到着、北西側の展望が得られました。
・ 登山途中、開けた縦走路で振り返ると、南方背後に富士山が見れる個所がありました。
・ 西仙波を過ぎるとシャクナゲの群生があり、トンネル状の道を過ぎると開けた岩場の小ピークに出、南東方向の飛龍山や雲取山、北方の和名倉山の展望が良好でした。
・ 東仙波へ到着。 途中、カバアノ頭の笹原の尾根道が光って美しい光景を見せてくれました。
・ 東仙波(2,003m)の岩山から上州の山並みやなどの展望も得られ、休憩。
・ ここから一旦下り、シャクナゲの道を進み、吹上ノ頭の巻き道を通り、“川又分岐”に到着。 途中では広々としたクマササの八百平があり、小ピークから南アルプスが僅かに見れました。
・ 川又分岐直前付近は、踏み跡が落葉で薄くなって分かりづらいかしょがありましたが、忠実に赤や黄色のテープ(やや色あせている)を確認しながら北方方向への道なりに進めば、迷わず到着出来ました。
・ 川又分岐から“二瀬分岐”までの道も踏み跡が薄くなっていましたが、リボンを頼りに進み、問題なく到着しました。 途中の水場の案内板を左への本道へ進むと直ぐに川又分岐の大きな標識が目に止まりました。
・ 二瀬分岐から西へ続く明瞭な一本道を進むと展望のきいたカラマツが散見される斜面に出、周りの景色を眺めた後、奥のコメツガ樹林帯へ続く登山道に入るとまもなく“和名倉山”の標識のある山頂に到着。
・ 展望がないので、直ぐに戻り、先ほどの広い場所(千代蔵ノ休場)で休憩。
・ 此処まで登山中誰にも会わず、鹿に3回出会っただけの静かな山旅です。
・ 二瀬分岐から川又分岐先迄の踏み跡が薄い個所だけリボンに注意し、後は踏み跡が明瞭な登山道を気持ち良く進み。展望の良い“東丹波”で昼食休憩。
・ 隣の西丹波での最後の展望を満喫し、山ノ神土までの長いトラバース気味の多少のアップダウンがある道を進み、ササ道を進むと間もなく山ノ神土に到着。
・ 山ノ神土からの、奥秩父主脈縦走路の緩やかな起伏のトレラン向きの道を進み、牛王院平での分岐を直進、将監峠を経て将監小屋に到着。
・ 将監小屋前に、テントが1張り、将監小屋の煙突から煙が長閑にたなびいていました。
・ 小休憩後、歩き易い広い林道を下るにしたがって、紅葉終盤のカラマツ林の中で、まだ見頃のカラマツと真っ赤に燃えるカエデを数本発見、快晴となった青空をバックに写真撮影。
・ 緩やかに蛇行しながら下る林道を、まだ落葉せず黄色く色付いてるカラマツを眺めながら進んでいき、やがて“ムジナの巣”を過ぎ、往路で分岐直進した“牛王院下”に到着。
・ まもなく三ノ瀬登山口に到着し、駐車場に戻る。
・ 10年以上経過した今回も、和名倉山は交通の便が悪いままのあまり登山者が入らない奥まった山のままで変わらないため、将監小屋先のテントで一人いただけでの、終始誰もいない静かな山旅でした。
・ 復路で晴天となり、最後のカラマツ&カエデの紅葉を見ることが出来ました。
・ 帰路、“道の駅 丹波”に寄り、お土産を購入。 丹波山の“めいこの湯”が併設されていましたが、早く帰りたかったので寄りませんでした。
・ 200名山の中で最も登山者の少ない山のようで、それだけ自然が守られているようで、貴重な存在です。 今後も今の状態が維持されることを願っています。
* 危険個所
・ 特になし。
* 注意個所
・ 川又分岐直前付近から二瀬分岐までは踏み跡が落葉で薄くなって分かりづらい。 テープを忠実に確認しながら進むこと。 他の区間は踏み跡明瞭。
・ 川又分岐直前の水場の案内板を左への本道へ進むこと。
・ 仙波山を中心に林業用ワイヤーロープが散乱してるので、足元注意。
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将監登山道入口 | 1ヶ所、沢水場を渡る | 牛王院下 |
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将監登山道入口 → 牛王院下 : キノコ | 将監登山道入口 → 牛王院下 最初の分岐点を直進 コケ | |
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牛王院平 分岐点 | 山ノ神土 分岐点 | 山ノ神土 → 西仙波 |
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山ノ神土 → 西仙波 | 〃 コケ | シャクナゲのトンネル |
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西仙波(1,983m) | 西仙波 → 8:55 東仙波 | 東仙波(2,003m) |
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東仙波 → 川又分岐 | 〃 ワイヤーロープ散乱状態 注意の事 | 東仙波 → 川又分岐 : 赤テープ&奥秩父 |
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東仙波 → 川又分岐 : コケ | 川又分岐 川又分岐 → 二瀬分岐 : 水場分岐点 注意 | |
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二瀬分岐 | 〃 苔生した枯れ株 | 二瀬分岐 → 和名倉山 |
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二瀬分岐 → 和名倉山 | 和名倉山 山頂 三角点 | 〃 標識(2,036m) |
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和名倉山 → 二瀬分岐 | 〃 : 千代蔵ノ休場(昔の山火事跡地?) | 〃 |
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和名倉山 → 二瀬分岐 : 千代蔵ノ休場付近 二瀬分岐 | 川又分岐 | |
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川又分岐 → 東仙波 | 〃 節理状の岩 | 〃 |
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川又分岐 → 東仙波 | 東仙波 山頂 | 東仙波 → 西仙波 |
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東仙波 → 西仙波 : 和名倉山方面 | 〃 | 西仙波 |
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西仙波 → 山ノ神土 | 〃 富士山 | 山ノ神土 |
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西仙波 → 山ノ神土: サルオガセ | 牛王院平分岐 | 将監峠 分岐点 |
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前方 将監小屋 | 将監小屋前の水場&新設トイレ | 将監小屋 〜 干し柿 &煙突 |
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将監小屋 〜 干し柿 | 小屋前のマユミ | 〃 |
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将監小屋 → 牛王院下 : 最後の紅葉 カラマツ&カエデ 〃 | 〃 | |
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将監小屋 → 牛王院下 : カラマツ | 〃 | ムジナノ巣 |
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牛王院下 合流地点 到着 | 牛王院下 → 将監登山道入口 | 〃 |
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将監登山道入口 到着 | 〃 | 一之瀬 駐車場にて |
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丹波 | 丹波渓谷 | 丹波渓谷 |
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丹波渓谷:多摩川 | 奥多摩湖 | 〃 |
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道の駅:丹波 | 丹波山の“めいこの湯” | 道の駅:丹波 〜 丹波温泉PR |
和名倉山(白石山)-1
行程 | 平成13年11月16日(金)〜17日(土) 快晴 | 往復路 :マイカー | マイカー: ≫ 、 徒歩: → | 単独 |
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@ | 八王子IC ≫ 青梅 丹波 ≫ 三ノ瀬 → 将監小屋 → 飛龍山 → 将監小屋 泊 | |||
A | 将監小屋 6:30 → 9:45 白石山山頂 10:30 → 13:40 三ノ瀬 ≫ 八王子IC |
コメント:
・ 将監小屋は無人。ストーブで周辺から集めた枯れ枝で暖をとりましたが、排煙状態が悪く、小屋全体が燻製。数日体全体、煙の匂いが残った。
・ 全工程、踏み跡はしっかりありましたが、リボン等標識は少ない。
・ 行程は長いが、危険箇所等は無い。
・ 山頂は林の中、直前付近から西方面は好展望。
・ 全工程 対面者 6人
⇒ ⇒ 白石山