登山記録・写真         
 

関 東 147 御正体山 みしょうたいさん 1,682m  2014   平成26年 8月 7日(木)
 2013   平成25年 9月 6日(金)
 2008   平成20年 1月15日(火)

 1993   平成 5年12月28日(火)
単独


 147. 御正体山     (1,682m)   


《御正体山(みしょうたいさん)
 ・ 山梨県都留市と南都留郡道志村の境にある山。標高は1,682mで、道志山塊の最高峰である。日本二百名山、山梨百名山の一つに数えられている。
 ・ 別名、マコゼンノ丸(まこぜんのまる)。  御祖代山、三僧体山、三将台山。
 ・ 山梨県・神奈川県の境付近に位置する道志山塊で最高峰の巨体を起こす峰。かつては信仰の山であった。
 ・ 山頂付近にはブナ林が残されていて静かである。その他ミズナラ・ハリモミなどの林相なども味わえる。
 ・ 頂上には立派な案内標識、御正体権現が祀られ、都留市小野に里宮である若宮神社がある。
 ・ 江戸時代には美濃の僧妙心が登山道の整備に努め、山中で入定し、山内の上人堂には妙心のミイラが祀られ、現在は故郷の岐阜県の横蔵寺に移されている。
 ・ この山を有名にした一つに平成16年10月15日に今の皇太子殿下が御登頂され、頂上にはその記念の掲示板がある。
  (コースは御正体山の山頂を経て連なる山を縦走する約十キロ。皇太子さまはチェック柄のシャツに紺のズボン姿。県林業振興課の安富芳森課長補佐の案内で秋晴れの中、紫色に咲いたリンドウの花を写真に収めるなどして、約六時間半をかけて歩いた。「晴れて良かった。眺望がとても素晴らしかった」などと感想を述べられたという。山梨日日新聞より)
 ・ 頂上は草地でちょっと広い。 周りは樹木に囲まれ眺望はない。
 ・ “未正体山” : 正体の知れない、未知の山。
 ・ 8月中、山頂付近で「アサギマダラ」が見られる。
 ・ 真夏は、あぶ、蜂、コバエ、小さいハムシ類などが多い。

 ・ 花 ・・・ 3〜4月は麓で梅や桜が咲き、初夏〜夏は山中でヤマボウシ・ハンショウヅル・ヤマトリカブトなどが咲く。
        森 の妖精レンゲショウマ、 フシグロセンノウが綺麗。  レンゲショウマは黒岳近辺の御坂山塊の方多い。 
 ・ 蝶 ・・・ この山は、アサギマダラの宝庫。 他に、 アサギマダラ、キアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ等。
 ・ トンボ ・・・ オニヤンマやアキアカネ等も。

【 アサギマダラ 】
 ・ アサギマダラとは、マダラチョウ科の仲間の蝶で、ほぼ日本全国に分布しています。 成虫は、春から夏にかけて南から北へ移動し、移動先で世代を重ねた後、秋になると南へ移動します。
  ・ 羽根の浅葱(あさぎ)色(うすい藍色)。 「マダラ」は胴体の模様から。  
  ・ アサギマダラ (Parantica sita niphonica)はタテハチョウ科マダラチョウ亜科に属し、前羽が4〜6センチほどの大きさで、羽を広げると10センチ前後になります。黒と褐色の模様と、ステンドグラスを思わせる透けるような薄い浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様の羽を持っています。胸にも特徴ある斑模様があり、これが名前の由来です。
  ・ 春から夏にかけては本州等の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始し、遠く九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで海を越えて飛んでいきます。海を渡って1000キロ以上の大移動です。台湾・陽明山まで飛んだのはこれまで5個体が確認されていますが、これなど2100キロの飛翔になります。
  * 特徴
   @ 2,000km以上の大移動。
   A 幼虫時、擬態現象を行う。
   B 食草はアルカロイドを含む植物、他の虫は食べない。 他の動物への防御物質に転用。体内に取込んだアルカロイドで、他の昆虫や鳥も近づけない。
   C アサギマダラの翅には鱗粉がほとんどなく、1000キロ飛んでもダメージなし。
  * 疑問
   @ 小さな体の何処に海を渡って1000kmもの長距離を飛び続ける力が秘められているのか?。
   A 秋に南下する時、強い偏西風:逆風をど克服するのか?。
   B 海を渡っている間の食餌は?。 夜は何処で休んでいるのか?。
   C 4ヶ月程度の寿命、渡りをする蝶はいつも新しい世代。 どうやってはるかな土地の方角を知るのか?。
   D 食草はその土地に1年中あるのに、何故その土地の環境に順応せず、危険の伴う旅を続けるのか?。
   ※ 参考HP  ⇒ ⇒ *  アサギマダラの不思議な旅 
                *  高尾ビジターセンター -渡りをする蝶アサギマダラ-
         (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)


【 山名の由来 】  ・・・ 「太古に天照皇太神の御神霊を鎮め祭り、御祖代山と名付けた」とする古い本があるが、不確か。
【 登山コース  】
 @ 道志村方面(国道413号)から
     山伏峠〜御正体山。
     白井平(御正橋バス停)〜御正体山。
 A  都留市方面(山梨県道24号)から
     道坂トンネル〜岩下ノ丸〜御正体山。
 B  富士急行線都留市駅から富士急山梨バス利用。御正体入口バス停〜御正体山。
 C  富士急行線都留市駅又は東桂駅から富士急山梨バス利用。 砂原バス停〜池の平〜御正体山。
  ※ 県営林道鹿留線は12月上旬〜5月上旬まで冬季閉鎖となり、車両での通行はできません。 



御正体山−4

行程  平成26年 8月 7日(木)   晴れのち曇   往復路  :マイカー  マイカー: ≫ 、  徒歩: → 単独
 永福IC  ≫ 河口湖IC ≫ 山中湖(交流プラザー)≫ 花の都公園 ≫  24曲がり峠 9:50 ≫ 池の平P 10:20 →  竜の口 11:20 → 妙心上人堂跡 11:50 → 峰宮跡 12:30 →  12:50 御正体山 周辺散策 15:00 → 15:15 峰宮跡 → 妙心上人堂跡 → 竜の口  → 16:30 池の平P ≫ 都留 IC 17:20 ≫ 高井戸IC 19:30

【 コメント 】 
 ・ 百日草が見頃となった山中湖そばの“花の都公園”での、“富士山&百日草”の写真を撮ることと、“アサギマダラ”の乱舞が見られそうな“御正体山”へ出かけました。
 ・ 台湾等南西諸島や中国河南方面から、遥々二千キロの距離を、海を越えてやってくる、“アサギマダラ”。 清々しいあさぎ色(浅葱:うすい青色)をした羽で、南方からやってくる逞しさなどみじんも感じさせない優雅な「アサギマダラ」の写真を撮るため、出かけました。
 ・ 今回は、昨年の“ 白井平”からの最短コースより約1時間ほど長目ですが、皇太子殿下が御登頂されたコースである“池の平”コースで行くことにしました。
 ・ 途中、富士山の展望台があり、途中までに多くの石の仏様と出合えたり、涼しそうな沢と多少展望が利きそうな尾根のあるコースを初めて利用することにしました。
 ・ 昨年は、9月上旬でアサギマダラのシーズン終了間際で何とか写真が取れれば良いとの気持ちでの訪問でしたが、予想外の乱舞と遭遇、感激しました。
 ・ 今回は、マルバダケブキが咲き揃って直ぐで、猛暑続きでしたので、乱舞が見られるのではないかと期待して出かけました。
 ・ 早朝は快晴でしたが、河口湖ICに到着した6時過ぎには急速に富士山周辺に雲が湧き上がり、クリアーな“富士山と花”の写真撮影は撮れませんでした。
 ・ “花の都公園”で写真撮影 → 地方の空と花 公園巡り した後、鹿留林道で登山口である“池の平”へ出発、途中24曲がり峠で、かろうじて見えた富士山を撮影。
 ・ 忍野方面から登山口まで、ほぼ舗装された鹿留林道を走り、立派な“虹の橋”を渡った右奥にある3台ほどの駐車スペースのある池の平に到着。 
 ・ 登山口と山頂には、平成16年10月15日に今の皇太子殿下が御登頂された記念の掲示板がありました。
 ・ このコースは交通の便が悪く、踏み跡が薄く、登山道も荒れ気味であまり利用されていないようでした。
 ・ 地図での池の平コースタイムは、登り2時間30分、下り1時間55分。
 ・ 登山口近くから、上人堂跡手前までの間に石の仏様が18番から33番まで鎮座されていました。 鹿留の御正体神社前から始まりで1番 、池の平には十七番、竜ノ口には三十一番、上人堂跡には三十三番の石仏様が鎮座。(22番と28番は見つけられず)
 ・ 人気のない、展望もない静かな沢沿いのやや広い登山道を、涼し気なせせらぎの音を聞きながら登って行くと次第に荒れた道となり、標識とテープを頼りに進んでいく。
 ・ やがて、“竜の口”という、冷たい水場に到着、小休憩後尾根へ出ると間伐された樹林帯の隙間から展望が得られ、富士山展望地がありましたが残念ながら雲に隠れて見えません。
 ・ やがて、上人堂跡近くからは鹿留山の展望が得られ、更に登りつめて、三輪神社からの登山道と合流。
 ・ すぐに峰神社と書かれた石柱のある個所を通過、レンゲショウマが咲いてるハズですが、気がつかづ、一旦岩場を通り、少し下った後、登り返し、緩やかな紅葉樹林帯を進んでいくと、アゲハチョウとトンボが現れ、周囲に白色のバイケイソウと黄色のマルバダケブキが咲いた領域が現れました。
 ・ すぐ先が開け、御正体山山頂に到着。 周囲を見渡すと、黄色の花を咲かせたマルバダケブキに、キアゲハが一羽だけ蜜を吸っている姿を見出しましたが、目的の“アサギマダラ”は全くいませんでした。
 ・ 昨年の乱舞の光景が、夢のようで、周囲を懸命に探し、しばらくしてようやく“アサギマダラ”を発見、夢中で写真撮影しました。
 ・ 時間がたっぷりあるので、ベンチに座って、食事しながらジックリ待つことにしました。 
 ・ 日差しがなく、さほど暑くないためか、思っていた程、アブ・蜂・コバエ・小さいハムシ類やトンボ、その他の蝶類なども多くはいませんでした。
 ・ 曇りがちの空模様で、時々ガスに覆われ、日差しがほとんどない為、チョウの乱舞が見られないのか、個体発生数が少ないのか分かりません。
 ・ 時期的にはシーズンなのに、昨年の数パーセントの極少ない密度という感じでした。
 ・ 辺りを散策しながら、約2時間粘り強く観察したおかげで、延べ10羽位出合え、満足できる写真を撮ることが出来ました。 
 ・ アサギマダラは、マルバダケブキよりバイケイソウの方を、圧倒的に好んでいました。
 ・ バイケイソウの花期はほぼ終わった状況で、マルバダケブキがようやく見頃になってきた感じで、まだ小さな蕾をいっぱいつけていましたので、9月中旬くらいまで咲き続けそうな感じでした。
 ・ 9月上旬の方が、乱舞の見られる確率が高いのかもしれないと感じました。
 ・ 遅くなったので、下山はトレラン気味で下山。
 ・ 途中、富士山展望地で、中腹から上の部分を現した富士山が見れ、写真に収めることが出来ました。
 ・ 登山中は僅か一人に出合っただけの静かな山行でした。

 * バイケイソウ
  → 近年の自然志向により,森林からのおくりものである山菜は,春の味覚として,多くの県民に利用されるようになってきました。それに伴い,ポピュラーな山菜のオオバギボウシ(うるい)と間違えて,毒草のバイケイソウを食べ,中毒を起こす事例が増えてきました。
  バイケイソウは,死に至る危険性もある恐ろしい毒草です。この機会に,見分け方を完全にマスターしましょう。
   自然毒のリスクプロファイル:高等植物:バイケイソウ|厚生労働省   〜 茨城県林業技術センター HPより


 * 沢沿いの登山道部分が不明瞭、標識、テープで確認を。 危険箇所は特になし。
 * 真夏は、あぶ、蜂、コバエ、小さいハムシ類などが多いので、虫よけ対策を万全に。 このエリアにはヒルはいないようです。
 * 平成16年10月15日、今の皇太子殿下が御登頂されました。
   → コースは御正体山の山頂を経て連なる山を縦走する約十キロ。 皇太子様はチェック柄のシャツに紺のズボン姿。 県林業振興課の安富芳森課長補佐の案内で秋晴れの中、紫色に咲いたリンドウの花を写真に収めるなどして、約六時間半をかけて歩いた。「晴れて良かった。眺望がとても素晴らしかった」などと感想を述べられたという。〜 山梨日日新聞より)


 24曲がり峠 忍野側入口にて   24曲がり峠付近にて ノカンゾウ  〃 : アオカナブン
 24曲がり峠  シシウド  バイオトイレ案内
 皇太子さま登頂記念標識  登山口  石仏様(18番から33番までありました)
 石仏様 19番  〃 20  〃 21
 石仏様 23番  〃 24  〃 25
 石仏様 26番  〃 27  〃 28
 石仏様 29番  〃 30  〃 31
 石仏様 32番  〃 33  即身仏になられた上人堂跡
 座禅岩  森の維持 〜 間伐実施  〃  間伐 せず
 サワグルミ  ダンコウバイ  ケヤキ
 トチノキ  沢   タマアジサイ&カミキリムシ(タケトラカミキリ)
 老朽化した橋  ギンバイソウ  竜の口(痛くなるほど冷たい)
 熊出没注意の看板  富士山展望地(帰りに見れました)  山頂の皇太子さま登頂記念標識
 三輪神社からの登山道と合流  峰宮跡  タテハチョウ
 御正体山 山頂 (展望なし)  バイケイソウの蜜を吸う、アサギマダラ  マルバダケブキの蜜を吸う、キアゲハ
 バイケイソウの蜜を吸う、アサギマダラ  〃  〃
 マルバダケブキの蜜を吸う、アサギマダラ  〃  〃 ミツバチ
 マルバダケブキの蜜を吸う、キアゲハ  マルバダケブキの蜜を吸うモンシロチョウ  チョウ
 モンキチョウの仲間  非常に美しく輝いていたチョウ発見!!(スミナガシ)。   バイケイソウ
 ウバユリ  タマアジサイ  〃
 ウバユリ  タマアジサイ&カミキリムシ(タケトラカミキリ)
 マムシグサの実 : 山頂にて   富士山展望地にて(下山時ベンチに座って)  〃
 池の平Pにて  高積雲  〃  ツバメ、ムクドリ類が乱舞(談合坂SA)




御正体山−3

行程  平成25年 9月 6日(金)   晴後曇り   往復路  :マイカー  マイカー: ≫ 、  徒歩: → 単独
永福   ≫ 河口湖IC ≫ 河口湖(大石公園)≫ 山中湖(花の都公園)≫  白井平 9:40 → 10:20 五号目  → 10:30 白井平尾根分岐 
→ 11:10 御正体山 12:30 → 12:50 尾根分岐 → 13:30 白井平 ≫ 御殿場 IC ≫ 東京 IC 16:00

【 コメント 】 
 ・ 台湾等南西諸島や中国河南方面から、遥々二千キロの距離を、海を越えてやってくる、“アサギマダラ”。 清々しいあさぎ色(浅葱:うすい青色)をした羽で、南方からやってくる逞しさなどみじんも感じさせない優雅な「アサギマダラ」の写真を撮るため、出かけました。
 ・ 本来なら、8月中が、“アサギマダラ”が最も観察できる時期でしたが、チャンスを逃し今回の山行となりました。 まだ南方へ帰らずにいてくれてました。

 ・ 平野から413号線(道志みち)で、約8k、バス停「御正橋」のわき道にある表示板に従って林道入口を左折、 約1.4k入った所で舗装が終わり、50m先迄進みましたが5年前と違って別荘上部への砂利道の凸凹が激しく、舗装路まで戻って、路肩に駐車。
 ・ 激しく浸食された林道を進むとすぐに林道終点。 左側にある御正体山への登山道へ小さな沢を渡り、樹林帯の明瞭な登山道を進む。
 ・ このコースは人気が少ないようですが、ピンクリボンが沢山あり、道に迷うようなことは無いようです。
 ・ 以前より、沢の区間は荒れて歩き難くなってましたが、他の登山道は歩き易いです。(2ヶ所、幅の狭い崩壊斜面あり、注意。)
 ・ 埋もれかけたり倒れてしまった「合目」の石柱に注意しながら登る。
 ・ 2合目付近及び3合目先で沢を左折、ここから一部分を除いて、急登の連続。
 ・ 落葉樹林帯の中、展望は木々の間からのみで、面白みのない登山道をひたすら進む。
 ・ やがて、三輪神社からの登山道との白井平尾根分岐点に到着。 表示板がないので、下山時用に見過ごさないように念の為足元に目印を置きました。
 ・ 樹木の隙間から見上げる空は晴れていましたが次第に雲に覆われ始め、そよ風が涼しく気持ちの良い山歩き気分です。
 ・ やや緩やかになったり、急登になったりする道を進む。
 ・ 尾根道には多少花が残っていましたが、ほとんどお終い状態。僅かにトリカブトが残っているくらい。 レンゲショウマは終わったようで見当たりませんでした。(道坂峠 → 岩下ノ丸に自生。他は少ない?)。
 ・ やがて傾斜がなくなり空が開け、チョウチョが舞っているのを発見すると、御正体山山頂に到着。
 ・ 皇太子殿下登頂記念案内があり、その時に造られた立派なテーブルとベンチが設置されるので、リックをテーブルに置き、早速夢中であちこちにいる「アサギマダラ」を撮影。
 ・ 黄色いマルバダケブキにとまるアサギマダラやアゲハチョウ、風に乗ってひらひらと舞う様子は華麗で優雅で、素晴らしかった。
 ・ 花に止まって蜜を吸うアサギマダラの写真を撮ったり、人の周りをひらひらふわふわ飛んだりしてるのを眺めたりで、あっという間のひと時でした。
 ・ 渡りの調査で羽にマーキングしている、文字の入った個体は見つかりませんでした。
 ・ 地味で魅力に乏しいと言われる御正体山ですが、花園に優雅に舞う美しい色合いの「アサギマダラ」に、時の経つのも忘れて、夢中になれたのは大いなる成果でした。
 ・ 蝶やトンボを追っていると童心に帰ったようでした。
 ・ 御正体山山頂からの展望はありません。  
 ・ 御正体山は、“未正体山” : 正体の知れない、未知の山、 ではなく、自然豊かな静かな山でした。 更に8月頃の登山では、山頂付近で見られる「アサギマダラ」の素晴らしい光景、大満足させてくれると思います。
 ・ 平成16年10月15日皇太子様の登山標識がありました。
 ・ 少し先へ行き、木々の間からの富士山が見れるハズでしたが曇ってしまったので一服後、足早に下山。
 ・ 下山は、トレラン風に快速下山。 下山八合目付近までは、一部滑りやすい場所があるので、ストックを使って下る。

 * 登山道は明瞭、危険箇所は特になし。(3合目付近、2ヶ所、幅の狭い崩壊斜面あり、注意。)
 * 真夏は、あぶ、蜂、コバエ、小さいハムシ類などが多い。 虫よけ対策を万全に。 このエリアにはヒルはいないようです。
 * 平成16年10月15日、今の皇太子殿下が御登頂されました。
   → コースは御正体山の山頂を経て連なる山を縦走する約十キロ。 皇太子様はチェック柄のシャツに紺のズボン姿。 県林業振興課の安富芳森課長補佐の案内で秋晴れの中、紫色に咲いたリンドウの花を写真に収めるなどして、約六時間半をかけて歩いた。「晴れて良かった。眺望がとても素晴らしかった」などと感想を述べられたという。〜 山梨日日新聞より)


 林道終点 〜 白井平登山口   沢を左へ越える。  崩落個所
 白井平登山口 → 白井平分岐:二合目付近のリボン目印。  〃 二合目付近の苔。   五合目
 白井平分岐  〃  ヤマトリカブト
 ヤマトリカブト  レイジンソウ  マムシグサの実
 マムシグサの実。      御正体山 山頂 :マルバダケブキ等の咲く、アサギマダラが多数優雅に舞う開けた草原。
 御正体山山頂:皇太子殿下御登頂、記念の掲示板。  サラシナショウマ  〃
 キアゲハ  タテハチョウ  〃
 アザミ & アサギマダラ  〃  〃 
 マルバダケブキの蜜を吸うアサギマダラ  〃  。             アザミの蜜を吸う、アサギマダラ カップル  
アザミの蜜を吸う、アサギマダラ カップル。 ちょっとだけ羽根を広げる。羽根を広げる。1時間ほどチャンスを待ってようやく撮れました。
 羽根を広げた「アサギマダラ」、ようやく撮れました。
 キイチゴ  ウツボグサ  フシグロセンノウ(ナデシコ科)
 フシグロセンノウ(ナデシコ科)  ツルニンジン  〃
 タマアジサイ  〃




御正体山−2

行程  平成20年1月5日(火)   晴   往復路  :マイカー  マイカー: ≫ 、  徒歩: → 単独
永福   ≫ 河口湖IC ≫ 精進湖  ≫ 富士ヶ峰 ≫ 平野 9:50 → 11:00 石割山 11:15 → 平尾山 11:55 → 12:30 平野 12:40 ≫ 13:00 白井平13:10 → 13:55 五号目 → 14:15 尾根分岐 → 14:55 御正体山 15:05 → 尾根分岐 15:35  → 白井平 16:10 ≫ 相模湖IC ≫ 高井戸IC 18:40

【 コメント 】
  ・ 平野から413号線(道志みち)で、約8k、道志橋で林道入口を左折(木製の表示板あり:裏側に表示)、別荘最上部に到着。    駐車スペースがないので、未舗装路手前の路肩に駐車。
  ・ すぐに林道終点、樹林帯の明瞭な登山道を進む。
  ・ 2合目付近及び3合目先で沢を左折、ここから一部分を除いて、急登の連続。
  ・ 落葉樹林帯の中、展望は木々の間からのみで、面白みのない登山道をひたすら進む。
  ・ やがて、三輪神社からの登山道との分岐点に到着。
     山頂に続く尾根上の白井平分岐地点に出ました 手書きの道標が木に付けられており、左御正体山、右道坂峠とあります。ここを左へ尾根を登って行きます。
  ・ なおも急登が続く落ち葉の道を進む。
  ・ 無風状態の為、マイナス5℃位でも痛いほどの寒さは感じずに進む。
  ・ 雪も登山道にはまったくありませんでした。わずかに霧氷の落下でうっすらと白くなっている程度でした。
  ・ やがて御正体山山頂に到着。山頂は平でやや広い。
  ・ 御正体山山頂からの展望はありません。
  ・ 山頂付近のみ踏み固められた雪がありました。
  ・ 平成16年10月15日皇太子様の登山標識がありました。
  ・ 少し先へ行き、木々の間からの富士山を眺めた後、足早に下山。
  ・ 下山八合目付近までは、一部滑りやすい場所があるので、ストックを使いゆっくり下る。
  ・ 分岐点からは快速下山。
  ・ 通常の登山靴で充分でした。
  ・ 登山道は明瞭、危険箇所は特になし。


1.白井平登山口  2.白井平登山口 → 三合目 3.三合目
4.御正体山 山頂 5. 〃 6. 〃

御正体山−1

行程  平成5年12月28日(火)   快晴   往復路  :マイカー  マイカー: ≫ 、  徒歩: → 単独
@ 高井戸 4:40 ≫ 河口湖IC ≫ 不動の湯 7:40 → 杓子山 8:30 → 鹿留山 8:50 → 杓子山 → 不動の湯 ≫ 平野 10:40 → 石割山 12:15 → 13:10 平野 ≫ 13:50 白井平 → 15:10 御正体山 → 白井平 16:50 ≫ 相模湖IC ≫ 高井戸IC 19:00

コメント
  ・ 道志山界の山中湖そばの杓子山と石割山からの冬の展望が素晴らしかった。
  ・ 御正体山山頂からの展望は無し。
  ・ 山頂付近の登山道は新雪約10cmでしたが、通常の登山靴で充分でした。
  ・ 登山道は明瞭、危険箇所は特になし。
  ・ 林道は一部アイスバーンに注意。


1.杓子山 山頂より 2.石割山 山頂より 3.御正体山 山頂