登山記録・写真        
  

妙 高 151  黒姫山  くろひめやま  2,053m  2012 平成24年10月24日(水)
 2008 平成20年10月13日(月祭日)

 1999 平成11年10月30日(土)
単独

151.黒姫山   

【 黒姫山 】
 ・ 長野県信濃町にある標高2,053mの複式成層火山、頂上北西に噴火口がある。山体中央部の中央火口丘は小黒姫(2,046m)。
 ・ 長野県信濃町にあり、北信五岳の中心に位置する山。 北信五岳のひとつ。
  → 北信五岳は、長野県北部から新潟県にまたがる上信越高原国立公園にある、飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山。
     裾野には、飯綱高原、戸隠高原、黒姫高原、妙高高原、斑尾高原という広大な高原地帯が広がり、野尻湖とあいまって、すばらしい自然景観を生み出している。
 ・ 古くから信仰の対象とされ、その姿の美しさから信濃富士とも呼ばれている。
 ・ 黒姫というお姫様の悲話伝説があり、山名の由来になったと言われている。
 ・ 黒姫信仰は水分神の美都波能売命を祭るが、本地如意輪観音とされ、昔から十日町、栃尾、見附など機業地から訪れた機織り娘たちの参籠、登拝で有名な山である。
 ・ コニーデ型の火山で姿が富士山に似ていることと、上水内郡信濃町にあるためか「信濃富士」とも呼ばれている。
 ・ 黒姫山は今から約 17万年前ごろから火山活動を初め、4万年前ごろに現在の中央火口丘(小黒姫)を形成した。
 ・ 東山麓は黒姫高原となっており、黒姫高原スノーパークがあり、冬季はスキーが楽しめる。
 ・ 妙高山、戸隠山、飯綱山、斑尾山と共に北信五岳に数えられている。
 ・ 複式火山の黒姫山は中央に位置する小黒姫山の外輪山の一角に山頂があり、外輪山の内側には火口原が広がり、峰の大池や七ッ池などがある。
 ・ 登山道の中程からはブナの森やダケカンバの木々が季節を通して美しい色合いを見せる。
 ・ 黒姫山は、標高2,053mの複式成層火山で、頂上北西に噴火口が広がり、中央にはすり鉢を逆さにしたような中央火口丘、小黒姫(2,046m)があり、外輪山と火口丘の間には三日月型の火口原が広がっています。
 ・ 黒姫山は今から約17万年前ごろから火山活動を初め、4万年前ごろに現在の中央火口丘(小黒姫)を形成しています。
 ・ 黒姫山は信濃富士とも呼ばれ、特に信濃町の富士里方面から見た山容が一番きれいです。
 ・ 富士里とは黒姫山を富士に見立てて “富士の裾野にある里” という所から富士里と言うようになったのでしょう。裾野には、広大な黒姫高原が広がり、スキー場、黒姫童話館、コスモス園、ホテルなどの観光施設があります
 ・ 小泉山道などでヒカリゴケを見る事が出来ます。注意していないと見落としてしまいますが、緑色の輝きは神秘的です
                                       (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)
 《 山名の由来 》
 ・ 黒姫という、お姫様と若侍に化身した大蛇の悲哀な伝説による。

 ・ 黒姫山の由来の黒姫伝説とは
    ⇒ 『 昔、山の東にある中野市の城主高梨摂津守政頼に美しい一人娘がいた。その姫を志賀高原の大池にいた大蛇が見染め、りりしい若侍に変身して城主に姫を嫁にと頼むが、正体を見抜かれ断られてしまう。怒った大蛇は大池の水で城下を洪水で流そうとするが、住民を思う優しい姫は自ら犠牲となって嫁ぐこととし思いとどませる。2人は安住の地を黒姫山に求めて登ったが、蛇身と結ばれる苦悩を姫が切実に訴えるので、大蛇も同情して二人は自害して果てたという。』

 《 登山コース 》
 ・ コスモス園より小泉山道コース
   ⇒  黒姫高原山麓登山口 - (35 分)- 展望台- (1時間30 分)- 望湖台- (20 分)- 姫見台-(40 分)- 越見尾根-(50 分)- 黒姫乗越-(1時間)- 黒姫山山頂 合計タイム 約 5 時間

 ・ 西登山道コース 
   種池登山口-(15 分)- 種池-(10 分)- 古池 - (1時間25 分)- 新道分岐地点 - (1時間30 分) - しらたま平-(35 分)- 黒姫山山頂  合計所要タイム 約4 時間

   ⇒ ⇒  東山ろく旧長野営林署の種苗畑から入山する。数台駐車可。林道直進わずかで右へ入り横断する林道を直進しカラマツ林を進む。弘法清水を過ぎて再び林道を直進し、シナノキの古木を過ぎるとジグザグとなる。四合目標識を過ぎ、ブナなどの広葉樹の中の急登で日ノ出石。わずか登って五合目。チシマザサ帯を過ぎ、シラビソ、コメツガなどの林を進み、ヒカリゴケのある八合目。急登を登り切ると平坦になって外輪山の縁。右から黒姫乗越(小泉登山道)からの道と合流。左折し岩混りの道を進んで頂上。入山口から約4時間強。
 ほかに黒姫スキー場から姫見台、黒姫乗越を経由の小泉登山道(約4時間強)。南西の長野市戸隠、戸隠牧場北にある鳥居川大橋から林道を経由し、種池と古池からのコース合流点をへて外輪山へ。右折して尾根を直進して頂上のコース(約4時間)。同上合流点から直進し大ダルミ湿原、笹ヶ峰への分岐、天狗岩、火口原を経由する西登山道(約4時間半)がある。
     〜 信州の旅com 、  信州山岳ガイドより

【 登山記録 】  
151.黒姫山−3 

行程  2012 平成24年10月24日(水) 往復路 : マイカー   マイカー: ⇒、 徒歩: →
@  練馬IC 3:50 ⇒ 信濃町IC 7:30 ⇒ 7:40 黒姫高原コスモプラザ P 8:00  → 姫見台 10:40 → 越見尾根 11:00 → 黒姫乗越 11:40 七ツ池 → 大池 12:30 → 新道分岐 13:50 → 13:00 黒姫山 山頂 13:30 → 日ノ出石 14:35 → 七曲り上 14:50 → 林道出合 15:30 → 黒姫山表登山口・長水分岐 15:50  → 16:20 黒姫高原コスモプラザ P  ⇒  戸隠高原 泊  
A  戸隠高原  ⇒  戸隠高原キャンプ場 P 5:50 → 戸隠奥社入口 6:20 → 隋神門 6:40 → 7:00 戸隠神社奥社 7:30 → 百軒長屋 8:00 → 蟻ノ戸渡 8:40 → 八方睨 8:50 → 戸隠山 9:10 → 九頭龍山 9:40 → 10:20 一不動 10:30 → 五地蔵山 11:20 → 12:50 高妻山 13:00 → 五地蔵山 14:20 → 一不動 14:50 → 不動滝 15:00 → 戸隠牧場 16:00 → 16:15 戸隠高原キャンプ場 16:30  ⇒ 戸隠神社中社、宝光社 17:10  ⇒  長野IC  ⇒  21:30 練馬IC 

【コメント】 
 ・ 紅葉のシーズンを狙っての久々の“黒姫山”及び“戸隠山と“高妻山”登山。
 ・ 早朝自宅を出発、上信越道で信濃町ICを下り、5K程で黒姫高原に入り、スキー場のリフト乗り場の近くの“コスモプラザ”前の広い無料駐車場に到着。
 ・ 
登山道入り口の表示はありませんでしたが、山頂方面の標識と地図を頼りに、スキー場のゲレンデの脇やリフト縁のかなり急な、滑り易い道を登る。
 ・ 素晴らしい紅葉を眺めたり、写真撮影しながら一気に高度を上げると、“童話の森”散策コースがあり、登っていきくとやがて望湖台という見晴らしの良い場所に到着。
 ・ 下界に広がる景色、野尻湖と、斑尾高原を眺めながら一休憩。
 ・ 更に木の根や笹を刈った残った茎で滑り歩き難い坂を登って行き、やがて越見尾根に到着。
 ・ ここから急登になり、やがて雪と霧氷の破片で登山道が白くなった樹林帯の中の黒姫乗越の分岐点に到着。
 ・ 風の吹きぬける場所で、寒くなり防寒帽子・ネックを被り、直ぐに七ッ池のある火口高原への登山道へ降りる。
 ・ 針葉樹の樹林帯を抜けると突然、目の前に広大に広がった眩しく輝いた緑の笹原・草原と小さな池が目に飛び込んできました。
 ・ 七つ池に到着。 南方を見上げると霧氷で真っ白に輝いた黒姫山の尾根が目に止まる。北側へ転じると緑に輝いた山が和ませてくれ、風もなく暖かな日差しの元、幸福感に満たされながらの一時を過ごす。 
 ・ 大池に立ち寄ってから、僅かに戻って黒姫山山頂への新道を登り始める。
 ・ 20分程のやや急登を登りきると、稜線に出て緩やかな尾根道を10分程進み山頂に到着。
 ・ 誰もいない黒姫山山頂で妙高連山や近くの黒姫山などを眺めながら休憩。
 ・ 帰路は、北方向への稜線を進み、表登山道への分岐点で右折、下り始める。
 ・ 途中ヒカリゴケらしきこけを見ましたが、はっきりしませんでした。
 ・ 日ノ出石付近までの濡れて苔生した岩や木の根で滑り易く歩き難い急な下りの登山道を、スリップに注意しながら下りて行き、やがて日ノ出石に到着。
 ・ ここを過ぎると、次第に歩き易くなり、七曲り上からさらに歩き易くなり、ブナなどの紅葉を眺めながらの一気の下り道を進む。
 ・ やがて林道出合いに到着。 長水分岐を左折し、舗装路を約40分歩き、駐車場に到着。
 ・ 天候に恵まれた中、素晴らしい紅葉と、霧氷、緑輝く火口原を見ることが出来、大満足した山行でした。

 * 危険個所
   特にはなし。 但し、表登山道上部は苔生した岩があり下山時はスリップに注意。

 早朝の北アルプス  黒姫高原の 一茶の俳句   黒姫高原 案内板 
 黒姫高原 入口   黒姫高原スノーパーク → 姫見台 :  カエデ。  〃
 黒姫高原スノーパーク → 姫見台の遊歩道  〃  「童話の森」癒しのハイキングコース  〃
 〃  黒姫高原スノーパーク → 姫見台 : 野尻湖方面。  イワカガミ
 カエデ  〃  ブナ
 紅葉の森  妙高高原方面  ナナカマドの紅葉
 リンドウ  姫見台から下界  姫見台
 カエデ 紅葉最高  黒姫山山頂付近の霧氷  越見尾根-
越見尾根 → 黒姫乗越  〃   サルノコシカケ(きのこ)  ツララ
 雪と霧氷の破片  〃  〃
 こけ&雪と霧氷の破片  〃  黒姫乗越 分岐点
 七つ池・大池のある緑輝く火口原  七つ池からの黒姫方面  〃  霧氷
 七つ池  〃  七つ池からの黒姫方面
 峰ノ大池  峰ノ大池・火口道分岐  ササの登山道 山頂直下
 黒姫山山頂  〃 黒姫山山頂より 妙高方面
黒姫山山頂より妙高方面  鏡池 黒姫山山頂付近の霧氷
 霊仙寺山(左)と飯縄山  イワカガミの実  コケ
 表登山道分岐  日の出石  
 イワカガミの実  七曲り上  ヤマブドウ
 カラマツ紅葉  カエデ
 アザミ  ツタの紅葉  キクイモ
  マムシグサの実  妙高方面
 コスモス園付近  駐車場からの妙高

151.黒姫山−2 

行程  2008 平成20年10月13日(月祭日) 往復路 : マイカー   マイカー: ⇒、 徒歩: →
A  前日 赤倉温泉 ⇒ 黒姫山表登山口 P 6:30  → 林道出合 → 七曲り上 8:00 → 日ノ出石 8:25 → 9:30 八合目 9:40 →  九合目 10:10 → 10:30 黒姫山 山頂 11:00 → 日ノ出石 12:15 → 七曲り上 12:40 → 林道出合 13:30 → 黒姫山表登山口 P 14:00  ⇒  信濃町IC  ⇒  練馬IC 

【コメント】 
 ・ 前日の飯綱山登山に続き、秋晴れの北信五岳のうちの黒姫山を目指し、赤倉温泉から出発。
 ・ 黒姫牧場先、黒姫童話館そばの「表登山道口」:信濃町民の森休憩所に到着。(長水分岐の手前) 
 ・ 数台駐車可。 直ぐ西方向にある登山道入り口は車両進入禁止のポールがあり、直線の舗装林道を案内板に従って進む。
 ・ 途中林道を数回横切る。登山道入り口の表示板に注意しながら、登山道に入る。
 ・ 林道出合いから登りが始まり、シナノキの古木を過ぎるとジグザグのゆるやかな七曲りとなる。
 ・ 七曲り上の四合目標識を過ぎ、ブナなどの広葉樹の中の急登で日ノ出石に到着。
 ・ わずかに登って五合目。チシマザサ帯を過ぎ、シラビソ、コメツガなどの林を進む。
 ・ 秋晴れの中、ブナやダケカンバ、ナラ、モミジ等の素晴らしい紅葉の樹木を見ながら、巨大なブナの木に触りながら、気持ちよく登る。
 ・ 大自然に癒されながらの素晴らしい登山を味わいながら進む。7合目から8合目が急登り。 
 ・ ヒカリゴケのある八合目、光コケは分かりにくかった。 
 ・ さいごの急登を登り切り、9合目に着くと、すぐに外輪山の縁となり、乗越からの道と合流。
 ・ 右から黒姫乗越(小泉登山道)からの道と合流。左折し岩混りの道を進んで頂上に到着。
 ・ すぐに黒姫山山頂に到着。
 ・ 山頂から北アルプス、火打山、焼山、火打山、妙高山等を望む。
 ・ 充分展望等を満喫、昼食後下山を始める。

 * 特に危険箇所、迷路等なし。
 * 下草、ヌカルミ等もなし。
 * 対面者:合流点〜山頂≒50人、以外=5人。

 信濃町民の森休憩所: 表登山道口  表登山道口 → 七曲り  キノコ
 七曲り → 日ノ出石  ミズナラ等の紅葉林   シラカバ
 ミズナラ等の紅葉林  〃  〃
  ミズナラ等の紅葉林  〃  八合目 
  八合目付近  ナナカマドの実   〃 最高に映えていた モミジ  (ヒカリゴケ ?)
 九合目付近より  コケ  オオカメノキの実
 黒姫山山頂  〃  日ノ出石
 林道出合付近  〃  キノコ  〃  〃
 アザミ。           マムシグサと呼ばれるコウライテンナンショウ。    「高麗天南星」の実 表登山道口の花畑 

黒姫山-1

行程  1999(平成11年)10月28日(木)〜30日(土) 往復路 : 電車   鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
@ 前日 東京 ⇒ ⇒ 長野 ⇒ 中社バス停 → 飯綱山西登山口 → 飯綱神社 → 飯綱山 → 戸隠スキー場 → 戸隠高原 泊
A 戸隠高原 6:00 → 戸隠神社 → 戸隠山 10:00 →  一不動 11:10 → 高妻山 14:00 → 不動滝 15:30 → 戸隠キャンプ場 16:40 → 17:00 戸隠高原 泊
B 戸隠高原 6:00 → 大橋 10:00 → 9:40 黒姫山  10:30  → 七曲 →14:00  黒姫駅 14:52 ⇒⇒ 長野 15:31⇒⇒ 17:00 東京

 《黒姫山》
   ・ 黒姫伝説のある“信濃富士”、小林一茶の故郷の山。
   ・ 紅葉したブナやカラマツの樹林が豊富で、気持ちよい。
    ・ 山頂の展望良好。
   ・ 黒姫ラベンダー園あり。

1.戸隠高原 → 飯綱山  虹が美しかった 2.飯綱山 山頂 3. 戸隠高原  → 戸隠神社
4.戸隠神社付近 紅葉真っ盛り 5.戸隠神社 6.戸隠神社付近
7.戸隠神社 → 戸隠山 8.“百軒長屋”  9.“五十軒長屋”
10.“蟻ノ戸渡り”  最高のスリル 11.“剣ノ刃渡り” → “八方覗き” 12.“八方覗き”より浅間山方向
13. 小黒姫 14. 七曲 → 黒姫駅