北アルプス−2 (158) |
158 | 毛勝山 | けかちやま | 2,414 | 2,006 平成18年9月30日(土) | 単独 |
---|
158. 毛勝山 (2,414m)
・
・ 毛勝山は、富山県魚津市と黒部市の間にある山岳群、毛勝三山(けかつさんざん)の一つ。
・ 毛勝三山は、片貝川の源流にある。 毛勝三山は、毛勝山(けかつやま)、釜谷山(かまたんやま)、猫又山(ねこまたやま)。
・ 釜谷山は、魚津市の最高峰。 南又谷には「洞杉」として知られる立山杉の巨木が群生してる。
・ 毛勝山 けかちやま 北アルプス・御嶽山:北アルプス北部 剱・立山連峰の主稜線が小窓 (こまど)、大窓と北へ延び、赤谷山(あかたんやま)、猫又山(ねこまたやま)と続く先に
そびえる山。
・ 毛勝山へは、近年、無積雪期でも登れるように西北尾根からのコースが藪刈りされている。
・ 毛勝山は剣岳の北方稜線上にある2,414mの山だ。標高こそ低めだが豊富な積雪量と、その高低差においてなかなか手強い。
・ 5月の残雪期を利用して、藪が残雪に埋まっている時期が最適。
・ 現在は夏道がある北西尾根からの登山が可能。
* 『山名の由来』
・ 毛勝山の名前の由来は、最初に登山した田部重治が、「木の多い山」という意味で「木勝山」と付けられたのが、後になまって「けかつ」となった説や、「飢渇」が転化して「毛勝」となった説などがあります
* 『 参考HP 』
・ 毛勝三山 - Wikipedia
・ 毛勝山 - けかちやま:標高2,415m-北アルプス・御嶽山:北アルプス北部
・ 毛勝山 | 山の最新情報、登山情報 - ヤマレコ
・ 毛勝山/魚津市観光協会公式サイト 魚津たびナビ/情報検索 魚津
・ 毛勝山(滑川・魚津・黒部・宇奈月/山・登山スポット)の 地図・アクセス情報
・ 毛勝山 の登山、地図、天気
・ 山行報告 2016毛勝山
・ 13毛勝三山縦走 - 山岳ガイド赤沼千史 - Gooブログ
・ 毛勝山登山
・ 毛勝山(夏道) - ハイジの山歩記
・ 中部地方道路情報提供システム
(〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)
《毛勝山》-2 夏道: 「北西尾根登山道」 登山記録
行程 | 2006(平成18年)9月30日(土) 快晴 | 往復路 : マイカー | マイカー: ≫ 、 徒歩: → | 標高差≒1,700m |
---|---|---|---|---|
A | 前日 魚津市北山温泉 ⇒ 馬場島 → 剣岳 → 馬場島 → 魚津市内 泊 ⇒ 6:00 片貝山荘先 P 6:15 → 6:18 北西尾根登山口 → 1,479m 8:15 → 1,720m 8:45 → 1,970m 池塘 9:30 → 2,140m 10:20 → 11:15 毛勝山 頂上 12:10 往路を引返す → 14:40 1,479m → 16:00 片貝山荘先 P 16:20 ≫ 魚津IC 17:00 ≫ 練馬IC 0:05 |
『 コメント 』
・ 昨年大雪遭遇の為、山頂直前で断念したリベンジ。
・ 以前は春の雪道(東又谷)コースしか登山道がなく、滑落やなだれ等の危険性が高かった道を使わざるを得なかったが、5年前に北西尾根の夏道が開拓されてからは、こちらを利用する登山者が急増しているようです。
・ 今回は夏道コースの最適期である、9月下旬から10月中旬の晴天を選んでの登山。
・ 初日、前日低気圧通過後の気圧配置の為、平地は晴れ予報でしたが、登山口付近ではしぐれ模様で、一向に回復の気配が望めなかったので、明日の市内見学予定を今日と入替え、登頂は明日の剣登頂後の明後日に変更し、魚津市内に戻る。
・ 剣岳日帰り登頂で、少々膝に疲労が感じられましたが、体調はまったく良好、元気良く出発。
・ 僧ヶ岳登山口の標識のある正規の駐車スペースに駐車、出発。標高700m。
・ 昨年、右折路の橋を渡った所にあった進入禁止のチーンはありませんでした。
・ 橋を渡った所から約250mで、右に大きくカーブする正面が、北西尾根登山口入口。今日は土曜日とあって、ここに駐車中の車が計6台。
・ 入口に小さな赤いリボンが2箇所、昨年のままの状態でした。閑散時は標識もなく見落とし易いので注意。
・ 開設されてから6年目になった夏用登山道は、登山客が増えたようで、踏み跡が全コース明瞭でした。
・ 分岐や迷路等なく、北西尾根登山道の詳しい地図がなくても、心配ありませんでした。
・ すぐにかなりの急登があり、特に最初の20分と2,200mから山頂までが連続したロープ付きの急登箇所が一番体力が試される場所です。
・ 他にも断続的に短い急登が10箇所以上ありました。
・ 要所にはロープが張られています。
・ 1,479mの三角点(登山道の左上側)で、小休止。
・ 約1時間弱で約1,100m高度の緩やかな尾根に出、小休止。
・ 樹林帯越西側方面に大明神山が見える。
・ 約1,700m付近の尾根から、樹林帯から草原に代わりはじめ、展望が望める。
・ 約1,970m地点で池塘があり、紅葉の始まった情景に見惚れ、小休止。
・ 以後、草原・お花畑が散発的にあり、小休止するのに良い場所が多数ありました。
・ 2,050m付近と2,100m付近にもロープ付きの連続急登。
・ 2,200m付近から、山頂まで急登の連続でしたが、爽やかな風と後立山連峰等の景色で、疲労感さほどなく頂上に到着。
・ 山頂からは残念ながら近くの山と、雲の切れ間からの五竜岳等、剣は僅かしか見れませんでした。
・ 山頂南斜面一帯は広々とした、紅葉に染まったジュータン状の草原。余りの素晴らしさで30分以上も寝転んでしまいました。
・ もっといたい気持ちを抑え、下山開始。
・ 下山は急斜面のためスリップに注意・慎重に。それでも2回尻餅をついて、駐車場に到着。
・ 下山時の登り返しは、10m以下程度が多数ありましたが、20m程が2〜3回だけでしたので、苦痛になる程ではありませんでした。
・ 今回は前日の剣岳日帰り登頂で、少々膝に疲労があったので、登り5時間、下り4時間のいつもよりユックリ登山でした。
『 注意 』
・ 雨天時は、下山時、非常に滑りやすい刈り取った竹の幹や浮き出た地下茎がコースの中盤付近にある為、中止したほうが良いです。
・ 真夏はコースが長く、中盤以降は日陰がないので、初秋が適期と思います。
・ 登山道は昨年より歩きやすくなっている感じでした。今のところササの成長もなく、朝露時用に短スパッツでOKでした。
・ 中盤一部、刈り取った竹の切り株が尖がっていたり、横斜面に枯れた竹幹が密生して非常に滑りやすい場所と、下山時の急登場所に注意すれば、危険な場所はありませんでした。
・ ナイロンロープの連続がありますので、皮手等丈夫な手袋があったほうが良い。
・ 適期は9月下旬から10月上旬頃と思いました。
・ 下山開始が遅れ止むお得ない場合は、日暮れの早い時期でも、積雪さえない晴天時であれば、暗くなってもライト明かりで下山出来そうです。
・ 全行程対面者 :1グループ8人、単独約5人。
1.片貝山荘(左)と片貝第五発電所) | 2.毛勝山 駐車スペース | 3.毛勝山 登山口 |
4.登頂前半の急登 | 5.1,720mからの僧ヶ岳方面 | 6.1,970m付近の草原 |
7.1,970m付近の草原、チングルマの傘。 8.開花していたキキョウ | 9. 2,000m付近 | |
10.地塘の植物(2,000m付近) | 11.チングルマの傘と朝日岳方面 | 12.毛勝山 (2,140mより) |
13.(2,140m付近) | 14.毛勝山 (2,140mより) | 15.紅葉真っ盛り(2,140m付近) |
16.紅葉真っ盛り(2,140m付近) | 17.池塘(2,140m付近)。 18.毛勝山への登山道 (2,200m付近) | |
19.毛勝山 頂上(2,414m) | 20.毛勝山 頂上南面の草紅葉 |
《毛勝山》−1 夏道: 「北西尾根登山道 」 曇りのち雨、雪 強風 (山頂前で断念)
行程 | 2,005(平成17年)10月31日(月)〜3日(木) | 往復路 : マイカー | マイカー: ≫ 、 徒歩: → |
---|---|---|---|
@ | 前日 練馬IC 16:00 ≫ 22:00 有磯海SA 6:20 ≫ 富山IC 6:40 (472号) ≫ 8:00 利賀 栃谷登山口 P 8:20 → 1,346m峰 9:20 → 1,451m峰 10:00 → 前金剛 10:25 → 10:30 中金剛山(金剛堂山) 頂上 10:50 → 戻る → 12:40 栃谷登山口 P 13:10 ≫ (156号) 15:30 白川郷 明善寺郷土館 (合掌造資料)、展望台、 村内散策 → 民宿泊 | ||
A | 民宿 5:50 ≫ (156号線) ≫ ひるがの高原:簡易水道貯水場 P 7:30 → 8:40 いっぷく平 8:50 → 9:50 大日ヶ岳 頂上 10:30 → いっぷく平 11:10 → 12:00 簡易水道貯水場 P 12:20 ≫ (156号)滝 ≫ (158号) (157号) ≫ 15:40 勝山博物館 勝山城、 恐竜博物館 ≫ 18:00 勝山H 泊 | ||
B | 勝山 4:30 ≫ (157号) 5:50 別当出合 P 6:15 → (砂防新道) 中飯場 7:00 → 甚之助避難小屋 8:00 → 黒ボコ岩 9:00 → 9:25 室堂センター 9:40 → 10:20 御前峰(白山) 10:30 → 11:20 室堂センター 11:30 → (観光新道) 黒ボコ岩 11:45 → 別当坂分岐 12:50 → 13:40 別当出合 P 14:00 ≫ (157号) 金沢 16:00 :兼六園 17:00 ≫ 金沢森本IC ≫ 富山 IC 18:00 ≫富山市内H 泊 | ||
C | 富山 4:40 ≫ 富山IC ≫ 魚津IC 5:20 ≫ 5:50 片貝山荘先 P 6:15 → 620 北西尾根登山口 → 1,479m 7:50 → 2,023m 9:00 → 2,270m 11:30 積雪滑落危険な為引返す → 14:50 片貝山荘先 P 15:20 ≫ 16:15 魚津埋没林博物館 17:00 ≫ 魚津IC 17:20 ≫ 練馬IC 0:05 |
『 コメント 』
・ 魚津ICから、約20km弱。第4発電所までは舗装道路。凸凹の道を慎重に約2.8kmで片貝山荘のある第5発電所横を通過、約0.3km先に右折路があり手前の駐車スペースに駐車。約10台弱駐車可。
・ 右折路の橋を渡り、チーンが張られた所から約250m400歩で、右に大きくカーブする正面に小さな赤いリボンが2箇所あり、北西尾根登山口入口に到着。標識なし。見落としに注意。
・ 2,001年に開かれた夏用登山道の北西尾根登山道の詳しい地図がないため、少々不安であったが、予想外に手入れされて歩き難さは、さしてなかった。
・ 3人連グループと最初のうちのみ同行。
・ すぐにかなりの急登が断続的にあります。要所にはロープが張られています。
・ リボンの目印は僅少ですが、落ち葉の積もった登山道をルートに注意しながら快適に高度を稼ぐ。
・ 約1時間弱で約1,100m高度の緩やかな尾根に出る。
・ 樹林帯越に大明神山が見える。雨が降り出す。
・ 約1,700m高度で、樹林帯から草原に代わりはじめる。3日前に降った雪が次第に登山道に現れる。
・ 約2,000m付近で池塘が見られる。相変わらずリボンはほんの僅かしか確認できない。
・ 約2,150m付近で登山道は完全に雪に埋もれ、ポケナビと地図と勘でルートを探索しながら登る。原則的に南東方向の尾根伝いにルートがあるので大きく迷うことはない。
・ 次第に積雪が深くなり(約10〜20cm)登頂ぺースが遅くなる。雨から雪に変わる。
・ 約2,270m地点で、急斜面となりガスで見えない遠方まで続く。
・ 雪面が凍っており、急傾斜のため、これ以上の登頂は、滑落の危険が大きいので、登頂を断念する。
・ 下山途中、登山超ベテランの3人グループと会い、登頂断念を勧め即受入れる。
・ 慎重に、多少スリップや尻餅をつきながら足早に下山。
・ 積雪さえなければ、標高差1,700mを約9時間以内で日帰りできる自信があれば、難なく登頂できる山。但し標識は皆無、リボンが間欠的に僅かにあるだけなので、悪天候時は中止すべき山。
・ 真夏はコースが長く、中盤以降は日陰が無いそうですので、初秋が適期と思います。
・ 登山道は4年前に開かれた割には、ササ刈込状態も良く、一部、刈り取った竹の切り株が尖がっている場所と急登場所に注意すれば、危険な場所はないようです。但し、残雪が完全に消えてから、降雪の始まる前の9月下旬から10月上旬頃が適期と思いました。
・ 前日登頂した、白山は登山道が南に面していた為、たいした積雪はありませんでしたが、毛勝山の北西尾根登山道は、予想以上に積雪が多かった。
・ 全行程対面者 :1グループ3人。
・ 下山後、魚津埋没林博物館を見学。帰宅。
・ 魚津IC ≫ 練馬IC 371km 4,500円(深夜割引)
* 今日まで約300山程度登頂してきましたが、登頂を途中で中止したのは、ツアーで一度(十勝岳)ありましたが、ツアー以外では、今回が初めて。
9月下旬の計画が、職場の都合で、一月遅れてしまった為、積雪により残念ながら、断念せざるを得ませんでした。
* 来秋は(H18)降雪の心配の無い.9月下旬〜10月初旬に、再度登頂を計画します。
1.北西尾根登山口入口 | 2.2,000m付近より毛勝山 | 3.2,000m付近より大明神山 |
4.草原のケルン | 5.連続急傾斜 | 6.第4発電所の調整池 |