登山記録・写真                            
  

南アルプス 172
 七面山  しちめんさん  1,989m  2015年 平成27年10月26日(月)
 2003年 平成15年 6月 3日(火)
 標高差約1,470m  単独

172. 七面山

【 概要 】
 ・ 七面山(しちめんさん)は山梨県南巨摩郡にある山。 山頂付近に1,982.4mの三角点が あるが、登山道からやや離れたところにある最高地点の標高は1,989mである。山頂 付近が身延町の飛び地となっており、山頂は身延町と早川町の境になる。
 ・ 七面山は南アルプス連邦に属する標高1982メートルの豊かな自然美しい山。
 ・ 法華経の聖地として名高い七面山は、南アルプスをめぐる山々のうちのひとつですが、山岳信仰をもって広く知られている標高1982メートルの美しい霊山。
 ・ 七面山が身延山とともに法華経信仰の聖地となったのは、文永11年(1274)日蓮聖人が身延山に入山されて以来のことです。 日蓮聖人は身延山に草庵をかまえ、法華経読誦の日々を送りましたが、その草庵をとりかこむ山々のうち西方にひときわ高く屏風のようにそびえたっていたのが七面山。
 ・ 現在の七面山は、山頂に近い平坦地に身延山久遠寺に属する敬慎院があり、登詣する人々で賑わっています。 この敬慎院には、身延山を守護する鎮守神として七面大明神がまつられています。
 ・ 七面山への登詣は、険しい山坂を越えて行くものでたいへんな苦行を伴いますが、その道程が修行の道であり、祈りの道です。
 ・ 古来より山麓に点在する村々の守護神として山岳信仰の対象となってきました。  
 ・ 身延山の西方に位置し、久遠寺からその頂上までは徒歩で20数キロメートルの道のり。 
 ・ 頂上付近には久遠寺境内からも見ることのできる大崩崖があり、そのことから日蓮大聖人は「なないた(七面)がれのたけ」とも言い表しています。  
 ・ 天候が良ければ、随身門前から富士山の方向に美しい御来光を拝することができます。 

  《 白糸の滝 》 
  七面山はもともと女人禁制でしたが、徳川家康の側室であるお萬の方が、この白糸の滝にうたれて祈念をこらし、衆僧の阻止をふりきって登詣をはたし女人にもその道を開きました。それ以来、女人禁制がとかれたのと、七面大明神の威光や霊験がますます広く響くようになったので登詣者が増加し、この法勲を永くたたえるために銅像がたてられました。  

  《 登山道 》 
  ・ 七面山の麓から山頂への道は、表参道か裏参道。 所要時間は登り約4時間、下り3時間。
  ・ 七神力坊・2丁目 → 肝心坊・13丁目 → 中適坊・23丁目 → 晴雲坊・36丁目 → 和光門・46丁目 → 随身門・49丁目 → 七面山敬慎院・50丁目。
      (〜身延山久遠寺−七面山登詣案内、 フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)  



【 登山記録 】
172.七面山 −2

行程  2015 (平成27年)10月26日(月)                 快晴のち晴  微風 往復:  マイカー 単独 標高差:約1,460m
@  高井戸 5:30 ≫  河口湖IC ≫山中湖 ≫ 花の都公園 ≫ 河口湖 ≫ 本栖湖 ≫ 早川 七面山 明浄院神力坊 P 10:00 → 11:50 敬慎院 12:10 → 13:00 七面山 13:10 → 戻る 14:45 明浄院神力坊 P 15:00  ≫ 河口湖IC ≫ 高井戸

【 コメント 】
 ・ 久し振りの七面山訪問。
 ・ 午前中は逆光で富士山写真は鮮明に撮れないので、午後の登山としました。
 ・ 午前中に山中湖、花の都公園、河口湖での紅葉と富士山の写真撮影を済ませ、移動し昼頃、七面山登山口に到着。
 ・ 夕方富士山に雲がかからなければ、夕方のパール富士撮影の予定でしたので、距離の短い表参道登山口からの登山としました。
 ・ 羽衣先の、七面山登山口駐車場に駐車、直ぐに登山開始。
 ・ 鳥居を潜り2丁目の七神力坊、23丁目の中適坊、36丁目の晴雲坊、46丁目の和光門まで一気に登り小休憩後、49丁目の隋心門に到着。
 ・ 直ぐ上の50丁目の七面山尊慎院前の広場正面に到着。 紅葉したカラマツの先に雄大な雲海の上に聳える富士山の姿が素晴らしく、しばしジックリと眺め癒されました。
 ・ 七面山方面への道標に従って、黄色く紅葉したカラマツ林を進み、ガレた岩面“大崩れ”が現れると、やがて山頂に到着。
 ・ 山頂は残念ながら、樹林に囲まれ展望は得られません。
 ・ パール富士撮影の為、この先の希望峰へは行かず、引き返す。
 ・ 途中数ヵ所、富士山展望がシッカリ望める場所から、写真撮影。
 ・ 帰路は、整備された登山道を足早に下り、予定の時間に下山完了。
 ・ 直ぐ傍にある“白糸の滝”へ立ち寄ってから、田貫湖へ向けて出発。
 ・ 移動中に残念ながら富士山は雲に覆われてしまったので、帰路に就く。

 ・ 宿坊が各所にあり、泊まれるようです こんな感じ参道が続き  ところどころに、丸太の階段があります。
 ・ 富士山展望場所 ・・・ 敬慎院の山門、敬慎院の下の富士山展望台、頂上手前のガレ場。 
 ・ 登山道は、山頂の下の敬慎院まで、歩きやすい参道。 
 ・ 信者の大集団参拝があるので、その場合は、待ち時間を考慮する必要がある。
 ・ 行き交う方の多くが、挨拶され、“頑張って下さい」とか、“ご苦労様です”と言われ、心が清らかになる山でした。
 ・ 春分・秋分の日の頃の夜明けには、ここからダイヤモンド富士が見える。

  七面山 登山口 案内図   登山口 入口  
 一丁目  修行走大会 案内  水子地蔵
 三丁目  500名の信者の列  36丁目の晴雲坊
 紅葉  〃  マムシグサの実
 モミジ  隋心門
 尊慎院
 尊慎院前の広場からの富士山  〃  〃
 〃  共養塔。            尊慎院 → 七面山 : カラマツ林 & サルオガセ
 尊慎院 → 七面山 : カラマツ林 & サルオガセ。  ガレ場付近  〃
 七面山 山頂 1,972m  〃   七面山 → 尊慎院
 七面山 → 尊慎院  〃  〃
 〃  〃  〃
 白糸の滝  〃  〃
 《 七面山への途中風景  》
 本栖湖付近  〃  本栖湖 : 千円札の図柄撮影場所
 本栖湖での富士山  〃
 夕方の富士 : 精進湖湖畔  〃  〃 : 朝霧高原


172.七面山 -1

行程  2,003 (平成15年)6月3日(火)                 快晴のち晴  微風 往復:  マイカー 単独 標高差:約1,670m
@  高井戸 5:30 ≫  河口湖IC ≫本栖湖 ≫ 早川 七面山 明浄院神力坊 P 8:40  → 敬慎院 11:30 
        → 11:50 七面山 12:40 → 戻る 14:50 ≫ IC ≫ 18:00
 高井戸

【 コメント 】
 ・ 日蓮宗の聖地。東側に大きな崩壊壁があるため名付けられた。
 ・ 表参道、敬慎院迄は約100m毎にベンチ。
 ・ 敬慎院を過ぎて、初めて登山道になる。
 ・ 山頂からの展望は東方に富士山が僅かに見えた。
 ・ 全行程対面者 巡礼者:数人グループ多数、登山客 単独1人、計約100人。

1.本栖湖 2.敬慎院→七面山