九州 | 193 | 英彦山 | ひこさん | 1,200m | 2009 平成21年5月28日(木) | 単独 | 標高差 約400m |
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193.英彦山 標高=1,200m 高住神社登山口 登山口標高=800m、標高差≒400m
行程 | 2009(平成21年)5月28日(木) 曇り | 往複路 : 航空機、レンタカー | レンタカー: ⇒ 徒歩: → | 単独 |
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C | 湯布院 ⇒ 湯布院IC ⇒ 日田IC ⇒ 7:30 豊前坊(高住神社)P 7:45 → 望雲台分岐 → 8:35 北岳(1,192m) 8:45 → 9:05 中岳 9:15 → 9:25 南岳 山頂(1,200m) 9:40 → 中岳 → 10:20 北岳 10:30 → 11:25 豊前坊P 11:40 ≫ 築城町(本庄のクスの木) ≫ 朝倉市(隠家の森) ⇒ 19:50 延岡泊 。 |
《九州地方: 百・二百名山、巨樹巡り》
1日目 (H21.5.25): 羽田空港 ≫≫ 大分空港 ≫ 由布岳 登頂 ≫ 大分。
2日目 (H21.5.26): 大分 ≫ 大船山 登頂 ≫ 九重山 登頂 ≫ 鳥栖。
3日目 (H21.5.27): 鳥栖 ≫ 多良岳 登頂 ≫ 武雄のクスの木訪問 ≫ 川古のクスの木 ≫ 衣掛の森のクスの木 ≫ 湯布院。
4日目 (H21.5.28): 湯布院 ≫ 英彦山 登頂 ≫ 本庄のクスの木 ≫ 隠家の森のクスの木 ≫ 延岡。
5日目 (H21.5.29): 延岡 ≫ 大崩山 登頂 ≫ 別府。
6日目 (H21.5.30): 別府 ≫ 英彦山登山口 ≫ 大分 観光 ≫ 別府 観光 ≫ 大分空港 ≫≫ 羽田空港。
* 今回も公休日等を最大限生かし、年次休暇を3日だけで済ませ、JTBの出張パックを利用、6万2千円のパック料金(往復航空、レンタカー、1泊)と約5万円(4泊素泊まり、食事代、高速代、ガソリン代、観光代、土産)で効率よく百名山を1山、二百名山を3山、決定版花の百名山を2山及び、巨樹(全国No10以内)を5カ所、大分の高崎山自然動物園観光、別府温泉巡りの5泊6日の旅を無事遂行してきました。
【英彦山】(ひこさん)
・ 英彦山(ひこさん)は、福岡県田川郡添田町と大分県中津市山国町にまたがる標高1,200mの山。耶馬日田英彦山国定公園の一部をなす。
・ 英彦山は福岡県を代表する山。福岡県では釈迦ヶ岳、御前山に次いで高い。3つの峰があり、中岳頂上に英彦山神宮の上宮の社が建つ。
・ 英彦山は羽黒山(山形県)・熊野大峰山(奈良県)とともに「日本三大修験山」に数えられ、山伏の坊舎跡など往時をしのぶ史跡が残る。
・ 英彦山は古来から神の山として信仰されてきた霊山。
・ 羽黒山、熊野の大峰山と並ぶ三大修験道の霊山として隆盛を誇り、坊舎(山伏の家)は山中に三千六百軒あり檀家は九州一円に四十二万戸あった。
・ 役の小角(705年)縁の地。
・ 日本百景・日本二百名山の一つ。また、弥彦山(新潟県)・雪彦山(兵庫県)とともに日本三彦山に数えられる。
・ 平安時代に霊山として修験道が開かれ、修験道の名山として全国に知られる。
・ 6 世紀前半に北魏の人、善正上人が彦山で修行仏教を始め、修験道の山として開いたのが始まり。
・ 中世以降は神の信仰に仏教が習合され、修験道の道場「英彦山権現」として栄えた。
・ 英彦山一帯には英彦山神宮や高住神社などの神社があり英彦山天狗ラインが走っている。またここは奥耶馬溪でもあり渓谷などの景勝地がある。
・ 山の中腹500m近辺に英彦山神宮奉幣殿があり、多くの参拝客が訪れる。山頂には上宮がある。
・ 英彦山神宮へ続く参道沿いに、参道起点の銅の鳥居横から英彦山花公園を経由して参道終点の英彦山神宮奉幣殿へ至る全長849mのスロープカーが完成し、英彦山神宮奉幣殿まで約15分で行けるようになった。
・ 英彦山は福岡と大分の県境に位置し、古来より神聖な山として信仰を集めた、山伏の修験道の霊場。深い森林に囲まれた豊かな森を持つ山で、推定樹齢
1200年の鬼杉を始め、見事な杉林が林立している。また望雲台という断崖絶壁からの景色も見所で、山麓、山腹に見所が多い山。
・ 表参道の奉弊殿。 南コースの樹齢1200年の鬼杉、玉屋神社。北コースの望雲台などなど各コース共名所が多い。
・ 自然も豊富で杉の巨木やブナ林、カエデ、ドウダンツツジなどがある。
・ 英彦山御龍神水は修験道者が入峰時に水筒に必ず入れ、峰中の保険飲用水とお守りと用、近年は不老長寿の御神水としての利用者多し。
・ 南岳〜玉屋神社間にある樹齢1,200年の鬼杉。1924年に、国の天然記念物に指定。
・ 北岳は神聖の為、頂上部分は立ち入り禁止。
・ 豊前坊高住神社 ・・・ 御祭神は豊日別命(とよひわけのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、天火明命(あめのほあかりのみこと;ニニギノミコトの兄)、火須勢理命(ほすせりのみこと;ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの三男)少名毘古那命(すくなひこなのみこと)の五神。豊前豊後の国の守護神として、もと鷹巣山に祀られ人々の病苦を救い、農業や牛馬・家内安全の神として古くから崇められていた。社殿は約一五〇〇年前の創建。
* 標高 ・・・ 北岳:1,180.8m 中岳:1,188.2m 南岳:1,199.6m
* 《 花 》
・・・ 春: サラサドウダン。
《登山のメインコース》
・ 上宮コース: 銅の鳥居〜秦幣殿〜玉屋神社〜鬼杉〜南岳〜中岳。
・ 真ん中の直接中岳(上宮)へのコース: 銅の鳥居〜秦幣殿〜中津宮〜産土神社〜中岳。
・ 北道コース: 高住神社〜北岳〜中岳。
【山名の由来】
・ 古く平安時代以前は日子山と称してたが、嵯峨天皇の命より彦山と改めた。享保14年霊元天皇の勅命により英が冠せられ、現在の英彦山となった。
(〜フリー事典等より)
【コメント】
・ 「九州の百・二百・花の百名山登山・巨樹訪問の旅」の4日目、二百名山最後の山へ出発。
・ 湯布院ICから九州自動車道で47k約30分、日田ICで下り、212号線→496号線を走り、野峠で左折すると、今まで青空が見えていたり、朝虹が現われたりした空が急暗くなり、ガスがたち込む。500号線に入り、すぐに高住神社前に到着。1台しか駐車していない広い豊前坊駐車場に駐車。
・ 駐車場の前の、参道の階段を上り、高住神社に到着、参拝後やや急傾斜の登山道を進む。
・ 途中、登山道脇の奇岩の逆鉾岩と筆立岩を眺める。
・ 登り始めて約10分で眺望の良い“望雲台”分岐に到着しましたが、あいにくガスがかかり始めたので、パス、次回晴天時に立ち寄ることし、直進する。
・ “望雲台”へは、非常に急傾斜の鎖場を這い上がり、絶壁の頂点が広場でなく細い線状のナイフリッジ状のスペースが展望台になっているようで、絶壁の頂点で、晴らしい展望が得られるようです。次回九州に行ったときは、ぜひ次回立ち寄りたいと思いました。
。 石段のような登山道が山頂近くまで続き、木造の階段が現れると、緩やかな上りになりまもなく英彦山(北岳)山頂に到着。
・ 山頂は、樹木に囲まれ眺望はなく、一番高いところは磐境と呼ばれ神聖な地で、立ち入り禁止。
・ 北岳から一旦約100m程ゆるやかに下り、登り返すと1,188.2mの中岳に到着。
・ 木造の大きな上宮の社が建っている。
・ 中岳山頂も樹木に囲まれ眺望はありませんでした。
・ 中岳から10分少々で南岳に到着。
・ 英彦山(南岳)の建物の展望台への階段は腐食で『立入禁止』でした。
・ 山頂周辺には満開のサラサドウダンやツクシヤブウツギがありました。
・ 休憩後、南岳からピストン。高住神社まで戻る。北岳からの下山途中で学生2団体の大集団に遭遇、10分以上待機した後、下山。
・ 11時半前に予定どうり下山完了。午後の登山ならば下山時に近くにある英彦山温泉に立ち寄って汗を流したいところですが、予定があるのでパス。
・ 巨樹訪問の為、本庄へ向かう。
※ 翌々日の予備日に天候が回復気味だったので、再度登山しようと登山口まで行きましたが、雲がとれず「英彦山大権現」の参拝だけに済ませ、大分へ戻り「高崎山自然動物園」などの観光に切り替えました。
* コース登山道 : 全般的に良く整備された明瞭な道。
* 危険箇所 : 特別なし。
: 苔むした岩が滑りやすかったので注意。
: 望雲台へのルート: クサリ場の連続区間。望雲台頂上。
* 全行程対面者: 個人約30人、 学生団体:2グループ約300人。
奥耶馬渓付近より | 新谷付近より英彦山方向 | 〃 |
案山子 | 豊前坊駐車場 | 駐車場すぐの階段 |
天狗スギ | 高住神社:豊前坊の社殿 | 不動参道 |
奇岩の案内板 | 逆鉾岩 | 筆立岩 |
望雲台 → 北岳 登山道 | サラサドウダンの群生 | サラサドウダン |
サラサドウダン(白花品種)(更紗灯台) | サラサドウダン :(ツツジ科、ドウダンツツジ属)。 〃 | |
北岳 :1,180.2m | 北岳山頂内は立ち入り禁止。 | 北岳 |
北岳→中岳 ブナ林地帯 | 中岳山頂となり | 中岳山頂 :1,188.2m |
中岳山頂の上宮の社 | ツクシヤブウツギ | 〃 |
〃 | 南岳山頂 :1,199.6m 後奥に三角点。 〃 三角点 | |
09.05.30 英彦山大権現 | 〃 英彦山大権現入口 | |
〃 慈母観音 | 鐘突堂 | 〃 鬼子母神 |
〃 白寿観音 | 英彦山大権現 | 観音様群 |