九州 | 195 | 由布岳 | ゆふだけ | 1,583m | 2009 平成21年5月25日(月) | 単独 | 標高差 約810m |
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195.由布岳 標高=1,583m 正面登山口 登山口標高=770m、標高差≒810m
行程 | 2009(平成21年)5月25日(月) 晴 | 往複路 : 航空機、レンタカー | レンタカー: ⇒ 徒歩: → | 単独 |
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① | 羽田空港 8:00 ≫≫ 大分空港 10:00 ≫ 安岐IC ⇒ 別府IC ⇒ 11:20 正面登山口P 11:35 → 11:45 休憩所 → 合野越 12:10 → マタエ 13:10 → 13:25 由布岳(西峰) 山頂 13:50 → 14:00マタエ 14:10 → 14:25 由布岳(東峰) 山頂 14:45 → 14:55 マタエ → 合野越 15:35→ 16:00 正面登山口 P ≫ 17:20 別府温泉入浴 ≫ 19:00 大分 泊 |
《九州地方: 百・二百名山、巨樹巡り》
1日目 (H21.5.25): 羽田空港 ≫≫ 大分空港 ≫ 由布岳 登頂 ≫ 大分。
2日目 (H21.5.26): 大分 ≫ 大船山 登頂 ≫ 九重山 登頂 ≫ 鳥栖。
3日目 (H21.5.27): 鳥栖 ≫ 多良岳 登頂 ≫ 武雄のクスの木訪問 ≫ 川古のクスの木 ≫ 衣掛の森のクスの木 ≫ 湯布院。
4日目 (H21.5.28): 湯布院 ≫ 英彦山 登頂 ≫ 本庄のクスの木 ≫ 隠家の森のクスの木≫ 延岡。
5日目 (H21.5.29): 延岡 ≫ 大崩山 登頂 ≫ 別府。
6日目 (H21.5.30): 別府 ≫ 英彦山登山口 ≫ 大分 観光 ≫ 別府 観光 ≫ 大分空港 ≫≫ 羽田空港。
* 今回も公休日等を最大限生かし、年次休暇を3日だけで済ませ、JTBの出張パックを利用、6万2千円のパック料金(往復航空、レンタカー、1泊)と約5万円(4泊素泊まり、食事代、高速代、ガソリン代、観光代、土産)で効率よく百名山を1山、二百名山を3山、決定版花の百名山を2山及び、巨樹(全国No10以内)を5カ所、大分の高崎山自然動物園観光、別府温泉巡りの5泊6日の旅を無事遂行してきました。
【由布岳】(ゆふだけ)
・ 大分県由布市にあるトロイデ型の活火山。東峰と西峰2つのピークからなり、標高は1,583m(西峰)。
・ 単独峰で姿が美しい円錐形をしていることから“豊後富士”と呼ばれる。
・ 深田久弥が日本百名山に入れなかったことを後悔した山といわれ、最近になって新百名山に選定された。また、日本二百名山のひとつ。
・ 山頂にはミヤマキリシマも多く、山麓の草原にはヒゴダイ、マツムシソウも多く花を楽しめ、登りながらの眺望もよく、冬は霧氷も見ることが出来る。
・ 周辺には豊富な湧出量を誇る別府温泉(別府八湯)や由布院温泉がある。
・ 由布岳は、東西に双耳峰を持ち、独立峰としての端正な姿から、備後富士とも呼ばれている。周辺の麓には、各所に豊富な温泉が湧出し、温泉もあわせて楽しめるのが魅力。
* 《 花 》 ・・・ 春: ミヤマキリシマ、エヒメアヤメ、 サクラソウ、ツクシシオガマ、キスミレ
夏: カワラナデシコ
秋: アケボノソウ
《登山のメインコース》
・ 正面登山道。 : 正面登山口-合野越え-マタエ-東峰-マタエ-正面登山口。 中腹以上に日陰はない。
・ 東登山道。 : 東登山口(816m) - 日向岳 -東峰 ピストン。
* 草斜面の“飯盛ケ城”への寄り道もある。
【山名の由来】
・ 由布岳は火山であったため、至る所から湯が吹き出して川となり、滝となって流れ下っていたため、滝が布を垂らしたように見えることから湯布滝が由布岳に訛ったのではないか、という説もあるが定かではない。
(~フリー事典等より)
【コメント】
・ 「九州の百・二百・花の百名山」登山の初日、羽田を飛び立って、2時間弱で大分空港を出発し、わずか3時間余りで、由布岳登山口に着き、登山開始。
・ ガイドブックに従って、オーソドックスな正面登山口からのピストン。
・ 平日でしたが人気の山だけあって、10台弱駐車してました。シーズン中の週末は向かい側の有料(500円)駐車場も満車になるようです。
・ 登山口から見る由布岳は、まさしく豊後富士と言う名に相応しい山容の山でした。
・ トイレを済ませ、快晴の天気の中、正面に見える由布岳と左に見える草斜面の飯盛ヶ城を眺めながら、牧場風の草原の中を気持ちよく進む。
・ 草原を緩やかに登って行くと古いトイレがあり、日向岳→東登山口への分岐で、この先から樹林帯に入る。
・ やがて「合野越」に到着、「飯盛ヶ城」への分岐点で、空間が開けていた。
・ 合野越からは高木から灌木に変わり、湯布院の街を眺めながらジグザグに登る。
・ 登山道の脇に咲いているベニバナウツギ等のウツギ類を見ながら進む。
・ 合野越から東峰と西峰の鞍部であるマタエまでが本格的な登りで、中半以降はつづら折の登りがつづき、数は少ないながらも満開のミヤマキリシマもあり、やがて10人位の休憩中の登山客のいる「マタエ」に到着。
・ マタエでは休憩する登山者が多く、シーズン中の週末は結構混雑しそう。
・ マタエからは南側の展望が良好で、北側はウバコウジと呼ばれる火口跡。
・ 予定どうりすぐに最高峰の西峰へ向け出発。(リュックを置いて空身で登ると楽です。)
・ すぐに鎖場に出合いますが、立派な鎖が設置されており、足場もしっかりしており危険性は高くない感じでしたが、PRどうり西峰に行く登山者は少ないようでした。
・ マタエからの取っ付きから鎖場を登らなければならないので、西峰をパスして東峰だけにする登山者が多いようです。
・ 鎖場が幾つか続き、剣の蟹のヨコバイのような鎖場が最後にありましたが、解説書ほど迫力はありません。
・ 西峰への途中、岩場にイワカガミが群生、満開状態で沢山咲いていました。
・ 写真を撮りながら約15分程で山頂に到着。1,584mの三角点があり、パノラマを満喫。
・ 眼下には湯布院(駅名は由布院)の町並み、南西方向には九重連山を見ることができました。
・ 西峰の北斜面、由布岳山頂付近はミヤマキリシマが満開でした。
・ 事前のガイドブック地図にはお鉢廻りの途中が崩壊で、巡廻出来ない表示でしたので、ピストンにしました。
帰宅後調べてみたら、現在は経験者なら難なく登山できる状態を知り、残念。次回登山する機会があったら是非御鉢巡りをしたい。(西峰→東峰の順が良さそう)。
・ 西峰山頂の展望を満喫し、あっという間にマタエに降り、今度は東峰へ。こちらは鎖場はなく、花も少なくすぐに山頂に到着。
・ 西峰の登り登山道を正面に眺め、周囲の山並みを眺め休憩。誰もいなくなったマタエへ戻る。
・ 下山は、忠実にピストン。
・ 16時に正面登山口に到着。
・ ホテルへ行くには時間が早いので、鉄輪温泉にある有名な“ひょうたん温泉へ行き、空いてる時間帯の為全体で一人しか入っていない露天風呂で汗を流す。
・ 蒸し湯(高温用と低温用)に入った後、更に名物の瀧湯に入る。19本もの管から落差のある水量の多いお湯が落ちてくるので、肩にまともに当てると痛いくらい。刺激が強く、肩こり・腰痛に効果がありそうでした。 (700円)。
※ 予備日(最終日)に “別府温泉地獄めぐり”と“高崎山自然動物園”観光をしました。
* コース登山道 : 全般的に良く整備された明瞭な道。
* 危険箇所 : 悪天候時の西峰の鎖場。 初心者の西峰。
東峰はくさり場はありませんが浮き石が多いため落石に注意。
: 御鉢巡り。(今回歩きませんでしたので不明。 馬の背が立ち入り禁止になって、迂回路が出来ており以前より安全だそうです。)
・ 全行程対面者: 登山道:約20人。
甲府付近、下界南アルプス | 正面登山口からの由布岳 | 正面登山口 |
正面登山口からの由布岳 | 正面登山口 → 合野越 : 飯盛ヶ城 | 〃 草原の飯盛ヶ城 |
合野越付近からの由布岳 | 合野越 → マタエ。 ツクシベニバナウツギ(ベニバナニシキウツギ?) | |
ミヤマキリシマ | ミヤマキリシマとキンポウゲの仲間 | キンポウゲの仲間(一ヶ所だけあり) |
合野越 → マタエ :飯盛ヶ城 | 〃 ミヤマキリシマとキンポウゲ | マタエより東峰方向 |
マタエ→西峰 より東峰 | マタエ→西峰 鎖場とミヤマキリシマ | 西峰山頂 |
西峰山頂 三角点 | 西峰山頂より南方:やまなみハイウェイ | 西峰山頂付近のイワカガミ |
マイヅルソウ | 東峰山頂。 東峰山頂:1,582m (標識の数字誤記) | |
岩稜に咲くイワカガミ | ミヤマオダマキ | 東峰途中より西峰登り口 |
下山終了:正面登山口到着。竹の杖。 正面登山口の無料駐車場。:下山時。 ひょうたん温泉入口にある竹製の“湯冷まし場” | ||
“別府温泉地獄めぐり”と“高崎山自然動物園”観光 | ||
説明板 | 別府温泉地獄めぐり~ 山地獄 | 別府温泉地獄めぐり~ 山地獄 |
別府温泉地獄めぐり~ 山地獄内:フラミンゴ | 〃 ニュージーランドクリスマスツリーの花 | 別府温泉地獄めぐり~ 坊主地獄 |
〃 〃 鬼の高いびき | 別府温泉地獄めぐり~ 坊主地獄 | 別府温泉地獄めぐり~ 海地獄 |
別府温泉地獄めぐり~ 海地獄 | 〃 〃 | 〃 〃 : オニバス |
〃 〃 スイレン | 〃 〃。 高崎山自然動物園 展望所よりサンフラワー号 | |
高崎山 | 各郡のボス。 好物のエサ(サツマイモ)の時間1日1回のみ | |
〃 : 散布直後 | 〃 : 散布約8分後 | 帰路 大分→瀬戸内海上空 |