登山記録・写真         
 

甲州
中央線周辺
本社ヶ丸 ほんじゃがまる 1,631 m  2015 平成27年4月27日(月) 標高差 約 1,020 m
清八山 せいはちやま 1,593 m          〃 標高差 約 980 m
笹子雁ヶ腹摺山 ささごがんがはらすりやま 1,358 m          〃 標高差 約 750 m

 《 本社ヶ丸 ・ 清八山 ・ 笹子雁ヶ腹摺山 

 【 本社ヶ丸 ・ 清八山 】
  ・ 山梨県東部、大月(おおつき)市と都留(つる)市の境にある山。 本社ヶ丸は標高 1,631m。清八山は1,593m。 
  ・ 大月市が指定する「秀嶺富嶽十二景」のひとつ:No.12。 山梨百名山の一つ。
  ・ 大月市の、秀麗小僧富学嶽百景〜本社ヶ丸、清八山。   周辺は「御坂山地」の領域。大月市指定秀嶺富岳12景の中でも、最も富士山に近い2つの山、清八山(せいはちやま)と、本社ヶ丸(ほんじゃがまる)。
  ・ 山梨百名山に数えられる本社ヶ丸は富士山を始め南アルプス長い稜線を眺める展望の頂として知られています。
  ・ 本社ヶ丸は笹子川右岸の最高峰。1000mを越える標高差はかなりハードだが、それが報われるような富士山の展望や気分のよい自然林の森がある。本社ヶ丸頂上からは富士山の眺めがよく、都留市の街並みがずいぶん低く見える。
  ・ 山頂からは富士山はもちろん、北・南アルプス、八ヶ岳や奥秩父など一望できる。
 【 笹子雁ヶ腹摺山 】
  ・ 笹子雁ヶ腹摺山(ささごがんがはら すりやま)は、山梨県大月市と甲州市(旧東山梨郡大和村)の境にある山。標高は 1357.7メートル。
  ・ 大月市が指定する「秀嶺富嶽十二景」のひとつ:No.4。  山梨百名山の一つ。
  ・ 周辺は「大菩薩連嶺」の領域。
  ・  渡り鳥の雁が、その腹をするようにして尾根を飛んでいくことから、 この名がついたと言わているそうです。
  ・ 大菩薩連嶺には、3つの「雁ガ腹摺山」がある。 500円札裏の富士山で有名な雁ガ腹摺 山、牛奥ノ雁ガ腹摺山、笹子雁ガ腹摺山。 

  ※  (登山コース) 
  *(本社ヶ丸 ・ 清八山 )
   ・ 登山コースは、笹子駅から本社ヶ丸登山口を経由して登るルート。距離が長い。
    @ 奥野沢川ルート : 笹子駅から。笹子駅〜清八山〜本社ヶ丸〜鶴ヶ鳥屋山〜初狩駅
    A 清八林道ルート : 御坂みち(みさかみち)から入った所にある三ツ峠登山口まで自動車。 登山口付近の駐車スペースに自動車を止め、清八林道を約1時間歩く。林道終点から登山道を15分登ると清八山山頂。

   *(笹子雁ヶ腹摺山)
    ・ 笹子駅から徒歩45分で登山口。 登山口から2時間で山頂に至るコース。
    
 ・  参考HP  ⇒ ⇒  本社ヶ丸(山梨県)登山徹底ガイド!難易度レベル47 
                 秀麗富嶽十二景 - Wikipedia      山梨百名山 - Wikipedia         (〜 高尾山ハイキング、大月市観光HP、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

  ※  アカヤシオとミツバツツジの相違点。
  【 アカヤシオ 】
    ・ アカヤシオは中輪、ミツバツツジは小輪。
    ・ ミツバツツジの自生地は低、中山帯に多く見られますが、アカヤシオは高度1200m以上でなければお目にかかれません。
    ・ 枝の太さもミツバツツジはひ弱な感じですが、アカヤシオは立派な感じです。
  【 ミツバツツジ 】
    ・ ミツバツツジは株立ちに対し、アカヤシオは一本立ちです。
    ・ 開花期もミツバツツジは株により早いものと遅いものがあるのに対し、アカヤシオは一定の時期に全てが開花します。
    ・ 色はミツバツツジは種類も多いのですが、同じ種類でも濃淡様々です。アカヤシオはほぼ一定ですが、曇った日に見るとサーモンピンクに見えます。    (ヤフー知恵袋より) 
  ※ ウラシマソウとテンナンショウの相違点。
   【 ウラシマソウ 】
    ・ ウラシマソウ ・・・ 花を隠すように、丈の長い大きな葉は鳥足状に別れています。花の先端が糸状に長く伸びた様子を浦島太郎が釣り糸を垂れているのに見立て、和名ではウラシマソウ(浦島草)と呼ばれています。
    ・ 花の付く位置が地面にとても近い。
    ・ 先にツルがあればウラシマソウ、なければマムシグサ。 また、どちらも葉が上に展開し、葉より下に花が咲くが、ウラシマソウの方が花がずっと下にあり、葉の傘を差しているようだ。
    ・ 一株ごとに雌雄の違いがあり、しかもそれが性転換する。
    ・ 秋にはマムシグサと同様に棒状の赤い実を多く付ける。
   【 マムシグサ 】
    ・ 茎を包んでいる紫褐色の斑点が、毒ヘビのマムシに似ていることからこの名が付いている。
    ・ 糸状の紐が無く、蝮が鎌首をもたげている様子に似てる。
    ・ 先にツルがなければマムシグサ。
    ・ マムシグサは、緑色と茶色の2種類ある。
    ・ 秋になると赤いトウモロコシ状の実を付ける。 有毒なので赤くても鳥は食べない。


 【 本社ヶ丸・清八山 】 -1
行程   平成27年4月27日(月)   快晴   往復路 : 電車  電車 : ≫、 徒歩 : →
 八王子 6:33 ≫ 6:40 高尾 6:42 ≫ 7:33 笹子 7:40 → 黒野田分岐 8:10 → 東電変電所 8:50 → 林道終点 9:15 → 10:10 清八峠 → 10:20 清八山 10:30 → 清八峠 10:35 → 10:50 本社ヶ丸 山頂  11:10 → 清八峠 11:30 → 東電変電所 12:10→ 新中橋 13:00 → 肩の地形 → 14:30 笹子雁腹摺山 山頂 14:40 → 新中橋 15:30  → 15:50 笹子駅 15:57 ≫ 16:09 高尾 16:13 ≫ 17:16 立川 17:23 

【 コメント 】 
 ・ 都内から電車だけで登れる、富士山の好展望が得られる身近な山として、大月市富嶽十二景12番目の“本社ヶ丸”と、「秀嶺富嶽十二景」4番目の“笹子雁腹摺山”を登山しました。
 ・ 中央線・八王子からの普通電車で笹子駅下車。
 ・ 駅から甲州街道(20号線)を西方向へ進み、黒野田橋、屋影橋を渡り、ガソリンスタンドの直前を左折、案内標識に従って林道を進み、水源橋を渡り分岐を右に進むと、東電東山変電所の前を通過、やがて未舗装となり、案内標識に従って登山道を進む。
 ・ 林道わきには満開のヤマザクラがあり、燃えるようなナラなどの新緑が眩いばかりでした。
 ・ 広範囲に檜が植林されたばかりの林道になってから直ぐに左への登山道案内標識があり、登り始めると下界の展望良好なジグザグ登山道となる。
 ・ 日のあたる個所には、スミレが咲いてました。
 ・ やがて樹林帯に入り、やや急登が続くなかをひたすら登る。
 ・ 途中に一本、アカヤシオツツジが咲いてました。
 ・ 傾斜が緩くなり清八峠に到着。
 ・ 約5分強で1,593mのやや広い岩場の「清八山」山頂に到着。
 ・ 正面左に松があり、隣に雄大な富士の全景が延び延びと広がっている光景が素晴らしい。
 ・ 遅い時間の為、やや雲が湧いてましたが、シッカリと富士山の全容を拝することが出来ました。
 ・ ユックリ展望を味わった後、清八峠へ引き返す。
 ・ ここから東方向へ続く明瞭なやや緩やかな登山道を進むと岩山が現れ、ここからも三つ峠山と富士山が南方に大きく姿を見せてくれる。
 ・ 30分弱で1,631mの「本社ヶ丸」山頂に到着。
 ・ ここからも三つ峠山と富士山が南方に大きく姿を見せてくれ、西方向彼方には、真っ白く輝いた南アルプス連峰が見れました。
 ・ ゆっくり景色を堪能した後、一路往路を引き返す。
 ・ 次の目的地、「笹子雁ヶ腹摺山」を目指して、登山口の旧20号線分岐点の奥の沢分岐まで、一気に下る。
 ・ 奥の沢分岐を左折、新中橋で旧0号線へ入ると直ぐに登山口の標識があり、工事中の入口個所を少々迂回し、鬱蒼とした暗い樹林帯のあまり歩かれてないような落葉に埋まった急登をジグザグに登って行く。
 ・ 展望のないやや急登がかなり続き、東京では今年初の夏日とあって汗をかきながら登り続ける。
 ・ 東側からの風が心地良く感じられ、やがて緩やかになると、肩の地形に到着し一服。
 ・ 周辺には、群生したアカヤシオツツジが丁度満開状態で、峰桜も少々咲いてました。
 ・ 一旦下って、登り返すと1,358m「笹子雁ヶ腹摺山」、南方の富士山が見える方向は樹林を伐採してますが、下方は枝が伸び少々視界を邪魔してきました。
 ・ 逆光気味と山頂部が雲に覆われてましたので、長居せずに下山開始。
 ・ 往路を一気に下り、登山口に到着。 周囲の山々や沿道に咲く花々などを眺めながら歩いてるうちに笹子駅に到着。
 ・ シッカリ水分補給をして、直ぐに来た空いた電車に乗車。 マイカーと違ってユックリ車内で休みながら帰宅できる電車の良さを味わいました。
 @ 本社ヶ丸、  A 清八山   
 笹子 → 黒野田分岐 : モミジ  〃 : ヤマオダマキ  ボタン
 黒野田分岐  新緑  ヤマザクラ
 稲村付近より 笹子雁ヶ腹摺山方面  〃  変電所
 植林された登山道  植林された登山道からの展望  清八峠
 清八山 1,593m  清八山山頂からの展望  〃  : 南アルプス連峰
  清八山山頂からの展望   清八峠 → 本社ヶ丸  本社ヶ丸山頂 1,631mからの展望
 本社ヶ丸山頂 1,631mからの展望  〃  〃 : 三つ峠山&富士山
 本社ヶ丸山頂 直下  ミツバツツジ  カラマツの新緑
 笹子雁ヶ腹摺山方面  スミレ  ヤマザクラ
 新緑
 B 雁ヶ腹摺山
 奥の沢付近より 笹子雁ヶ腹摺山方面  〃   稲村付近より 笹子雁ヶ腹摺山方面
 稲村付近より 笹子雁ヶ腹摺山方面  沿道のシャクナゲ  シバザクラ
 新緑  奥の沢分岐  ミツバツツジ
 ミツバツツジ  タチツボスミレ  雁ヶ腹摺山 山頂
 雁ヶ腹摺山 山頂  〃  ミツバツツジ
 ミツバツツジ  峰桜(富士桜)  マムシグサ
 ヤマオダマキ  藤&枝垂れ花桃
 八重ヤマブキ  藤  白藤
 ドウダンツツジ  笹後トンネル記念碑