北アルプス | 52 | 水晶岳 | すいしょうだけ | 2,986 m | 2014年 平成26年 9月16日(火) 2010年 平成22年 9月29日(水) 9月21日(日) |
単独 〃 〃 |
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53 | 鷲羽岳 | わしばだけ | 2,924 m | 2014年 平成26年 9月17日(水) 2010年 平成22年 9月29日(水) 〃 9月21日(日) |
52.水晶岳(黒岳)
【 水晶岳 】
・ 水晶岳 (黒岳) 2,986m. 所在地:富山県富山市。 長野県・岐阜県・富山県にまたがる中部山岳国立公園内富山市の最高標高点。 日本で入山口から頂上までが、一番遠い山とされている。
・ 「日本百名山」では山の名を黒岳と呼び、北アルプスの中で最も奥深く「四周すべて山である」という。2つの岩峰がそびえる山頂付近が黒く男性的だから黒岳。しかし、山では水晶が採取され、金沢加賀藩の奥山廻り役人は六方石(水晶)山とも呼んでいたようで、水晶岳の名の元になっている。新穂高温泉から入るコースと大町市から入るコースがあるが、どちらも最低2泊3日はかかるという。
・ 北アルプスの中央部、最奥の稜線上にそびえる岩峰。裏銀座縦走路の赤岳(水晶小屋)で主脈から北方に分岐し、赤牛岳へ続く稜線の途中にある。双耳峰で三角点のない頂は3000mを超えているらしい。
東側は黒部川支流の東沢が流れ、針峰状の側壁に囲まれた急峻なカール地形。西側は岩苔小谷に急崖が雪崩落ち、山麓の樹林の中に水晶池が光っている。
水晶岳とは美しい名で、下ノ本型花崗岩に水晶や柘榴石の結晶が見られるためである。さらに明るい山稜の中で、この山だけが黒っぽい岩塊なので「黒岳」とも呼ばれている。なにしろ奥深い山なので直接登るコースはなく、2泊3日が最低日数となれば登山者も少なくなる。水晶岳を経由して赤牛岳から奥黒部ヒュッテへ下る読売新道は、静かなアルプス最奥の山旅を楽しめるルートとして知られている。
・ 水晶岳では「崇高、雄偉、日本アルプス中稀に見る、高さ鷲羽に譲らず、黒部川の水源 をなすところの一霊峰を発見、同伴の信州の人夫、類蔵もその名を知らず、地図を探る
も、何れも実際に適せるものなし」として、「後日研究の結果、黒岳と命名」と記した。
・ 富山県富山市にある山。北アルプスの中央部にあり、標高2,986m。
・ 北アルプスの核心部に聳える山で、黒部湖から南方へ延びる尾根にある“赤牛岳”の続きにある双耳峰。
・ 水晶岳の別名「黒岳」は信州側の山名。 江戸時代加賀(かが)藩の黒部奥山廻(まわ)りは六方石(ろっぽうせき)山とよんでいたが、のちに水晶岳とよぶようになった。
・ 地質は花崗閃緑(かこうせんりょく)岩で構成され、山稜(さんりょう)の東側にいくつもカール地形と堆石(モレーン)がある。
・ 眼下に雲ノ平が展望される。
・ 黒部川源流部での最高峰。飛騨山脈主稜線からは僅かに外れているが、飛騨山脈のほぼ中央に位置するため眺めが良い。天候がよければ黒部川源流部の山々は勿論、槍ヶ岳や立山まで望めることから登山者の人気は高い。
・ 山頂は切り立った岩の双耳峰で、三角点のある北峰は2,977.7m、測定点である南峰は2,986mである。
《登山のメインコース》
・ 新穂高温泉から双六岳、鷲羽岳を経て赤岳(水晶小屋)まで所要12時間。 大町市から入る烏帽子岳からの裏銀座コースは高瀬ダム上から歩き出し、烏帽子岳、野口五郎岳、東沢乗越を経て赤岳まで所要11時間30分。赤岳から分岐して水晶岳まで40分。
【山名の由来】
・ 水晶を産する山とか、水晶を産する谷の源頭にあたる山などに付けられる。
《花の見ごろ》
6月〜8月 : 水晶小屋付近でチョウノスケソウ、シナノキンバイ、チングルマ、ヨツバシオガマ、ウサギギク、タカネバラ等。
53.鷲羽岳
【 鷲羽岳 】
・ 北アルプスのほぼ中央部、黒部川の源流に位置する。「裏銀座」と呼ばれる 縦走路上にあり、山頂からの展望が非常に良いため、登山口からは通常2日はかかる奥地にも関わらず夏期は登山者が多い。
・ 白馬岳〜後立山連峰〜三俣蓮華へと続く“裏銀座コース”にある火山。
【山名の由来】
・ 山頂部が鷲が羽ばたいているように見える山容に由来する。
《 主な登山ルート 》
・ 山頂を通過する尾根筋の縦走路と、黒部川源流の山腹を通る巻き道がある。
@ 北西は野口五郎岳方面から(裏銀座縦走路)、A 北は水晶岳方面から、B 北西は雲ノ平方面から、C 西は三俣蓮華岳を経ては黒部五郎岳方面から、D 南は三俣蓮華岳を経て双六岳方面から(裏銀座縦走路)と、多方面に登山道が通じている。
(〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)
52. 水晶岳-2、鷲羽岳ー2
行程 | 2014 平成26年9月15日(月) | 往復路:バス | バス:⇒、 タクシー:≫、 徒歩: → | 単独 |
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@ | 新宿 6:30 ⇒ 10:41 信濃大町沢 11:10 ≫ 11:50 高瀬ダム 12:00 → ぶな立て尾根 16:15 烏帽子小屋 → 17:00 鳥帽子岳 17:40 鳥帽子小屋 泊 | |||
A | 鳥帽子小屋 5:00 → 三ツ岳 6:30 → 8:00 野口五郎岳 8:15 → 真砂岳 → 11:00 水晶小屋 11:15 → 11:45 水晶岳 → 12:40 温泉沢の頭 →14:10 赤牛岳 14:20 → 17:30 水晶小屋 泊 | |||
B | 水晶小屋 4:50 → 5:50 ワリモ岳 → 6:25 鷲羽岳 → 7:10 三又山荘 → 8:40 三俣蓮華 → 10:10 双六岳 → 10:50 双六小屋 11:10 → 12:00 縦沢岳 → 15:00 千丈沢乗越 → 16:00 槍ヶ岳山荘 泊 | |||
C | 槍ヶ岳山荘 5:45 → 6:00 槍ヶ岳 6:20 → 6:30 槍ヶ岳山荘 6:40 → 7:50 天狗原分岐 8:00 → 8:30 天狗池 9:00 →9:30 天狗原分岐 → 11:40 横尾山荘 → 13:40 徳沢園 → 14:40 明陣館 → 15:30 上高地バスターミナル 16:15 ⇒ 21:40 新宿 |
《 裏銀座縦走(百名山3山、二百名山2山の二泊三日の山旅) 》 〜 2日目、3日目
【 コメント 】
『 2日目 』
・ 天候不順が続いていた今年の夏でしたが、ようやく好天が訪れる季節となり、以前から計画していた裏銀座コースの山行を行いました。
・ 烏帽子岳→水晶岳→赤牛岳→鷲羽岳→槍ヶ岳の百名山3山、二百名山2山の二泊三日の山旅です。
・ 高瀬ダムからの“ぶな立て尾根”を登り、烏帽子小屋に到着後、空身で烏帽子岳登頂後、同小屋で一泊。 翌日野口五郎岳、水晶小屋に到着後、空身で赤牛岳ピストン。 3日目、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳を登り、槍ヶ岳山荘泊。 4日目、槍ヶ岳登頂後、上高地へ下山する山旅です。
・ 裏銀座コース(烏帽子岳→槍ヶ岳)の二日目。
・ 前日烏帽子岳登山後、烏帽子小屋に宿泊し、早朝真っ暗な4時に起床。 朝食を撮り、5時に出発。
・ 日の出が5時過ぎと遅くなり、薄暗い中、三ツ岳方面への登山道を進む。 多数点在しているテントスペースの脇道を進んで行くうちに、標識が小屋方面を示している地点に来たので、地図とコンパスで確認、更にテントの宿泊者に訪ねて、分岐点を通過してしまったことに気づきました。
・ 一旦戻り、池の近くまで進むと右上に上がる細い何の標識もない細い道があるのを発見。
・ ようやく縦走路に入り一安心でした。
・ 三ツ岳への中間点付近では、まだコマクサが咲き残っていましたので、見栄えの良い花を探して撮影。
・ 3時間ほどで、野口五郎岳に到着。 山頂付近は大石が堆積していて、灰色で茫洋とした山容が特徴的な山で、「五郎」は岩場を指す「ゴーロ」のなまった言葉だそうです。
・ 真砂岳の主稜線分岐を進み、ヤセ尾根をアップダウン、東沢乗越から登り返し、ようやく水晶小屋に、予定の11時に水晶小屋に到着。
・ 休憩、食事を済ませて、サブザックに水と行動食と防寒着を入れて、赤牛岳へ向けて出発。
・ やや雲が広がってきましたが、視界は良好なので、予定のペースで進む。
・ 30分程で“水晶岳”に到着。北アルプスのどこから見ても一際目立つカッコいい山、水晶岳。山の上部で水晶が採取されることが山名の由来であり、山肌が黒いことが別名“黒岳”と言われている。
・ 狭い山頂からは北アルプスの中心に位置しているるため、360度の大展望が得られ、雄大な気分に浸れました。
・ 写真撮影、休憩後、“赤牛岳”迄のピストン。
・ 水晶小屋は縦走コースの分岐点に位置した重要な小屋で収容人員の少ない(定員30名)小屋なので、平日でしたが、ほぼ満室でした。
以下、赤牛岳 参照 ⇒ ⇒ 赤牛岳
『 3日目 』
・ 早朝4時に起床、朝食を摂ってから出発。
・ 今日も雲が多いながらも、遠方の視界良好で風もない穏やかな天気が続いてる中、霜柱を踏みつつ槍ヶ岳目指して登山開始。
・ 綺麗な日の出は見れませんでしたが、虹の日傘が現れました。 いつか山旅中に大きな虹を見たいものです。
・ 1時間ほどの緩やかな登りでワリモ岳を通過、一登りで鷲羽岳に到着。
・ 広い鷲羽岳山頂からは360度の展望が得られ、北方の水晶岳、西方の黒部五郎岳、南方の三俣蓮華岳や眼下に見える青色の鷲羽池を眺めながらの休憩は大変気持ちの良いものです。
・ 一旦下り、三又山荘で小休憩後、三俣蓮華岳へのジグザグの登り道を、アキノキリンソウやまだ咲き残っているチングルマの花、紅葉が始まったミヤマキンバイの紅葉、チングルマの傘などを見ながら進み、三俣蓮華に到着。
・ 三俣蓮華からも好展望が得られ、前方真近に双六岳、遥か彼方に槍ヶ岳が見えてきました。
・ あんなに遠いのに、後7時間で到着出来てしまうのには我ながら、人間の足の凄さに感心してしまいます。
・ 一旦下り登り返して、双六岳に到着。 南西方向に形の整った笠ヶ岳がスッキリした姿を見せてくれました。
・ ここで休憩しながらスマホを見る。最近のスマホでの受信は稜線上であれば良好で、ネットでニュースやメールなど見ることが出来、大変便利になって来たと感心しました。 スマホでの撮影もデジカメ並みに綺麗に撮れるようになり、便利になって感心です。ただバッテリー切れが早いので予備のバッテリーを二つ携行しました。
・ 双六岳から下ると巻き道に合流、すぐに双六小屋に到着。 小休憩後、槍を目指して出発。
・ 縦沢岳からの西鎌尾根は、高山植物の穴場でしたので、今回も期待して進みました。 期待どうり多くの種類の花が数は少ないですが、それなりに咲いていました。
・ 槍ヶ岳を背景にした各種の花の写真を撮るのに良い場所です。
・ 次第に槍ヶ岳が近づいてきましたが、同時に時々ガスに覆われ始めてしまい、稜線の西側を進む時に冷たい西風が強くなったので、上カッパを着用、東側を進む時は無風で暑くなるので脱ぐことを繰返しながら、槍ヶ岳下の“千丈乗越”に到着しました。
・ 双六小屋から此処まで同じ方向に進む登山客は一人もいなく、対向者が数人いただけの静かなコースで、危険個所も特になく、遅咲きの花を充分見ることが出来満足です。
・ ここから槍ヶ岳山荘までのキツイジグザグの登りを、時々立ち止まって行きを整えながら、1時間ほどで到着。
・ 残念ながら、槍の穂先はガスに覆われていましたので、宿泊手続きを済ませてそのまま室内に入り、談話室等で時間を過ごしました。
・ 夕食の17時に約100名が一斉に食堂に入り、整然と案内された席で食事しました。1回で済んだようです。
・ 食後、夜空を見上げましたが、星は見えづ、談話室でビデオを見たり、スマホを操作したりしたので、部屋に戻り、ゆったり空いた部屋で熟睡できました。
* 以後、槍ヶ岳のページへ ⇒ ⇒ 槍ヶ岳
・ 全コース、特に危険な箇所、不鮮明登山道は無し。
烏帽子小屋出発 | 烏帽子岳。 烏帽子小屋→三岳中間点付近より三ツ岳&コマクサ | |
トウヤクリンドウ | ヨツバシオガマ&ヤマハハコ | タカネヤハズハハコ |
イワキキョウ & ウラシマツツジの紅葉 | ウラシマツツジの紅葉 | イワギキョウ |
ヨツバシオガマ | イワギキョウ | ウサギギク |
ヨツバシオガマ&チングルマの傘 | ミヤマダイコンソウ | ミヤマキンバイ |
チングルマの傘 | ウラシマツツジの紅葉 | お花畑ルートを進む |
野口五郎小屋 | 〃 | 〃 |
野口五郎岳山頂 2,924 m | 〃 | ウラシマツツジの紅葉 |
ウメバチソウ | イワベンケイ | イワカガミ |
ミヤマキンバイの紅葉 | コケモモ | 超遅咲きのシャクナゲが一輪だけ |
水晶岳 山頂 2,978 m | 温泉沢ノ頭。 分岐点 赤牛岳 山頂 2,864 m :烏帽子方面 | |
赤牛岳 山頂 2,864 m : 立山方面。 水晶岳 山頂 2,986 m | 水晶岳より鷲羽岳方面 | |
水晶小屋前の赤岳山頂のお地蔵さん、 遠方水晶岳。 イワカガミの紅葉 | ウラシマツツジの紅葉 | |
『 3日目 』 水晶小屋 → 鷲羽岳 → 三俣蓮華岳 → 槍ヶ岳山荘 | ||
水晶小屋前分岐点 | ワリモ岳 | |
日の出の日傘 | 鷲羽岳 2,924 m | 鷲羽岳山頂からの 鷲羽池 |
三又山荘、三俣蓮華岳 | 振り返り鷲羽岳&チングルマ | チングルマの傘 |
双六岳山頂 2,860 m & アキノキリンソウ。 オンタデ | ||
三俣蓮華岳 山頂 2,841 m 西鎌尾根方面。 〃 双六方面 | 〃 水晶岳方面 | |
三俣蓮華岳 山頂 2,841 m | 野口五郎方面 | ミヤマアキノキリンソウ |
西鎌尾根方面 | ミヤマアキノキリンソウ&ミツバチ | チングルマの葉の紅葉 |
クサモミジ | 双六岳山頂 2,860 m 薬師方面 | |
双六岳山頂 2,860 m、 笠ヶ岳方面 | 〃 槍ヶ岳方面 | 〃 |
双六岳 | ||
双六小屋 | 双六小屋&双六岳 | ミヤマキンバイの紅葉 |
槍ヶ岳 | センブリ | |
ナナカマド&表銀座方面 | 縦沢岳山頂 2,755 m | イワギキョウ |
モミジイチゴ&(サンシュ) | トリカブト | ホシガラス |
ミネウスユキソウ | ヤマハハコ | クサモミジ |
イワギキョウ | イワオウギ | イブキジャコウソウ |
硫黄乗越 | ハクサンフウロ | オンタデ&硫黄岳 |
ミヤマキンバイの紅葉&硫黄岳 | コケモモ | 左俣乗越 |
イワイチョウの紅葉 | シシウド&硫黄岳 | チングルマの傘&硫黄岳 |
シラタマ | 西鎌尾根 | 千丈乗越 |
イワギキョウ |
52. 水晶岳-1、鷲羽岳ー1
【 立山 → 薬師・槍ヶ岳 縦走の旅 】 (百名山:5山、二百名山:1山) | ||||
---|---|---|---|---|
行程 | 2010 平成22年9月25日(土) 晴 | 往路:バス、復路:電車 | 電車: ≫≫、バス:≫、徒歩: → | 単独 |
@ 25 |
新宿 23:20 ≫ 5:40 富山駅 ≫≫ 立山駅 ⇒ 美女平 ⇒ 室堂 9:00 → みくりが池 → 地獄谷 → 雷鳥荘 10:15 → 雷鳥平 → 新室堂乗越 → 奥大日岳 → 新室堂乗越 → 室堂:雷鳥荘 泊 |
|||
A 26 |
室堂:雷鳥荘 5:20 → 一ノ越 6:30 → 7:20 雄山 7:40 → 7:50 大汝山 8:10 → 8:50 一ノ越 9:00 → 獅子岳 10:45 → 12:30 五色ケ原山荘 泊 | |||
B 27 |
五色ケ原山荘 5:25 → 6:45 越中沢岳 7:05 → スゴ乗越 8:45 → 9:40 スゴ乗越小屋 9:55 → 間山 11:20 → 13:15 北薬師岳 13:30 → 14:15 薬師岳 14:45 → 15:15 薬師岳山荘 泊 | |||
C 28 |
薬師岳山荘 6:45 → 薬師峠 → 8:00 太郎小屋 8:15 → 10:00 薬師沢小屋 10:20 → 13:45 雲の平山荘 泊 | |||
D 29 |
雲の平山荘 5:45 → 7:35 祖父岳 7:50 → 8:40 岩苔乗越 → 水晶小屋 9:40 → 10:15 水晶岳 10:30 → 11:20 岩苔乗越 11:30 → ワリモ岳 11:55 → 12:30 鷲羽岳 12:40 → 13:20 三俣山荘 13:35 → 14:45 三俣蓮華岳 14:55 → 15:50 双六岳 16:00 → 16:35 双六小屋 泊 | |||
E 30 |
双六小屋 7:00 → 縦沢岳 → 左俣岳 → 11:00 千丈沢乗越 11:15 → 12:30 槍ヶ岳山荘 泊 | |||
F 10/1 |
槍ヶ岳山荘 6:00 → 槍ヶ岳 8:00 → 大曲 10:00 → 槍沢ロッジ 11:00 → 横尾 11:40 → 徳沢 12:20 → 徳本峠入口 13:00 → 14:00 上高地 BT 15:15 ≫ 16:20 新島々 : 16:45 ≫≫ 17:14 松本 17:18≫≫ 19:08 新宿 |
【 コメント 】
・ 立山 → 薬師・槍ヶ岳 縦走の旅16年ぶりの立山と奥大日岳登山。“立山 → 薬師・槍ヶ岳 縦走の旅”
・ 紅葉が見頃を迎えたこの時期に、今までの登山歴で最長の6泊7日の日程で、室堂・立山山域から薬師岳、槍ヶ岳を経て上高地まで、直線水平距離で約40k、実質約60kの縦走登山をしてきました。
・ 期間中、天候に恵まれ、雨天は1日半だけで、他は連日晴天、東京は連日の雨模様。
《 27日 》
・ 晴天に恵まれた二日間の立山周辺を廻って気分爽快、いよいよ本日からの長大な稜線の中核部へ向けて出発。
・ 五色河原山荘を日の出の時刻に出発。
・ 昨日同様、快晴の空が明るくなるなか、越中沢へのやや急登を進む。
・ 越中沢岳からは、立山連峰、剣岳、鹿島槍、五龍、唐松白馬など確認できました。赤牛岳の大きな山様が目に止まりました。
・ 越中沢岳からの長い下りがあり、スゴ乗越まで一気に下り、小休憩。
・ スゴノ頭を巻いて樹林帯を登り返し、やがてスゴ乗越小屋へ到着。本来の計画ではスゴ小屋泊まりでしたが、25日で終了になったため、五色河原山荘での宿泊となった。
・ スゴ小屋から遥か彼方に見える北薬師岳(2,900m)を目標に登る。 手前にある間山をアップダウンして進む。
・ 北薬師岳に到着。 ほぼ同じ標高の薬師岳山頂がすぐ目の前に見える。
・ 山頂の薬師如来の祠が大きく見え、頂上直下には天然記念物の金作谷カールが黒部川まで深く切れ込んでいるのが分かる。
・ 眼前に薬師岳の金作谷カールが姿を現す。このカールはとても整っていて薬師岳の最も美しい姿の一つ。
・ 薬師岳山頂に到着、薬師堂があり、感謝のお祈りをする。
・ 薬師岳山頂からの展望は雄大で、北方へは剱・立山、東対岸先には赤牛岳から水晶岳に続く読売新道やその後方の裏銀座の山々、南東方向へは水晶、鷲羽、槍ヶ岳を眺めながら休憩。
・ 急にガスが出て風も強くなってきたので山荘へ向けて出発。
・ 要所にはケルンがあり、踏み跡もシッカリしているので視界が悪くても迷う心配は」ありませんでした。
・ すぐに昭和38年大量遭難が発生した東南稜との分岐に大きなケルンがありました。
・ 冷たい風が強くなってきたので一気に下って薬師岳山荘に到着。
・ 受付時に暖かいお茶を出してくれて冷えた身体に美味しく頂きました。山小屋到着時でのお茶のサービスは初めての経験です。受付の方、有難うございます。
・ 今日も僅か8人の宿泊者、17時からの夕食後、ゆったり寝れました。
《 28日 》
・ 翌日は、天気予報どうり朝から雨。風雨共に弱く、視界も良く、行程も下山が主体で、短いので、1週間の内で一番天候に関係ない行程だったため、結果的に丁度良かった。
・ 薬師沢から雲の平への登りは、標高差が約500mで、大きな岩のある歩きにくい登山道。特に最初の20分位は急登の連続で、思っていた以上の急な登りが続きました。
・ 空が明るくなり、止みそうな雨が降る中、雲の平の“アラスカ庭園”に到着。 雨天のため、水たまりだらけで、紅葉が始まったチングルマやの咲き柄ややコバイケイソウの花の実の光景がとてもきれいでした。
・ しばらく歩くと、雲の平山荘への分岐表示板に合い、木道を進んでいくと、雲の平山荘に到着。
・ 雲の平山荘はリニュアール工事中で、宿泊者は私と工事職人だけでした。
・ 夕食の件で大変お世話になり有難うございました。(肉、魚食べれないので)
《 29日 》
・ 翌日は快晴無風。 放射冷却のため冷え込みが厳しく、あたり一面霜で木道や岩が滑り易い状態がしばらく続きました。
・ 雲の平キャンプ地で二張り設営あり、片づけ」してるのを見降ろしながら祖父岳への道をジグザグに進む。
・ 祖父岳山頂に到着。祖父岳山頂からの展望が素晴らしい。
・ 岩苔乗越を過ぎ、ワリモ乗越に到着。
・ 空身になって、水晶岳へピストン開始。
・ 水晶岳からは南方、槍ヶ岳方面には三俣蓮華岳、その右方向に笠ヶ岳が雄大に見えました。
・ ワリモ岳に戻り、南下、鷲羽岳の山頂に到着。
・ 山頂から少し降った所から鷲羽池が眼下に見え、その先には槍ヶ岳がハッキリ見え撮影ポイントで、槍ヶ岳を入れた鷲羽池の写真を撮りました。
・ 三俣蓮華小屋付近からは、真下に黒部源流が眺められました。
・ チングルマやウラシマツツジ、イワベンケイ、などの紅葉した葉が輝いていて目を楽しませてくれ初夏の花園と同様に幸福感いっぱいに心を満たしてくれました。
・ 夕日が迫る中、双六岳頂上からの夕焼けを撮影しようと狙っていましたが、今日は巻・高積雲がなく低層雲のため綺麗な夕焼けは見られないので、双六山荘へ向かって一気に下る。
・ 今日は、行程中5人位しか会わない静かな山行でした。。
・ 今日も10名以下の宿泊者で、4人部屋一人で与えられ満足でした。
《 30日 》
・ 今日は曇り空の中、西鎌尾根を槍ヶ岳山荘までの短い行程のため、のんびり登山気分で進む。
・ 前方に特徴的な槍の穂を眺めながらの登山。
・ 到着まで対向者二人しか会わない静かな山歩きでした。
・ 雨が降り出したので、槍の穂には登頂せず、小屋の談話室などで夕食まで過ごす。
【注意】
・ 全般的に特に危険な個所はありませんでした。但し悪天候:雷・降雪・凍結時は危険になると思われる個所がかなりありました。
・ 立山を過ぎると双六岳までは携帯が圏外になってしまいました。(AU)縦沢岳から槍方面は上高地まで大部分繋がりました。
・ 山小屋の終了時期が早いので開設期間の確認を。
【 水晶 】 平成22年9月29日(水) | ||
雲の平の朝 遠方、雲の平山荘 | 雲の平 : 霜で真っ白な木道 | 薬師岳方向 |
下弦の月 | チングルマの傘 | 〃 |
キオン | 朝日に輝く露 | ミヤマキンバイの紅葉 |
雲の平 → 祖父岳 遠方、薬師岳 | 遠方:雲の平小屋 | 朝日 |
祖父岳 山頂から薬師岳方向 | 祖父岳 山頂 2,825m | 祖父岳 山頂 |
巻積雲 | ナナカマド : 水晶岳方向 | 岩苔乗越 |
チングルマの紅葉 | ミヤマキンバイの紅葉 | ウラシマツツジの紅葉 |
イワギキョウ | 高積雲 | 岩苔乗越 → 水晶岳 |
ワリモ乗越より水晶岳方向 | ワリモ乗越 → 赤岳 鷲羽岳方向 槍 | 〃 |
赤岳山頂 | 赤岳山頂のお地蔵さん 遠方水晶岳 | 赤岳 → 水晶岳 |
赤岳 → 水晶岳 | 水晶岳 山頂より 赤牛岳方向 : 2,986m | 〃 野口五郎岳方向 |
水晶岳 山頂より 槍ヶ岳方向 | 水晶岳 山頂より 笠ヶ岳方向 | 水晶岳 → ワリモ岳 |
コケモモ 紅葉した葉と真っ赤な実 | イワベンケイの紅葉 | 水晶岳 → ワリモ岳 : ウラシマツツジ |
水晶岳 → ワリモ岳 : ワリモ岳と槍 | ? | ワリモ岳 山頂 |
ワリモ岳 山頂 : 2,888m | ワリモ岳 → 鷲羽岳 | 〃 |
鷲羽岳 山頂 : 2,924m | 鷲羽岳 山頂からの鷲羽池、槍ヶ岳 | 鷲羽岳直下 |
鷲羽岳 → 三俣山荘 | 〃 鷲羽岳直下 | 鷲羽岳 → 三俣山荘 |
鷲羽岳 → 三俣山荘 | 黒部源流点の表示板 | 三俣山荘 → 三俣蓮華岳 後方鷲羽岳 |
秋本番の巻積雲 | カヤトと槍 | 三俣山荘 → 三俣蓮華岳 |
紅葉したヨツバシオガマの葉 | 紅葉したミヤマキンバイの葉 | 三俣蓮華岳 頂上 : 2,841m |
三俣蓮華岳頂上からの槍ヶ岳 | 双六岳 山頂 : 2,860m | 双六岳 山頂付近 |
雷鳥 まだ冬羽は少々 | ||
【 縦沢岳 】 平成22年9月30日(木) | ||
双六小屋 | 〃 後方双六岳 | 三俣蓮華岳方向 |
? | 双六岳 全景 | 西鎌尾根 遠方:槍ヶ岳 |
縦沢岳 山頂 : 2,755m | 〃 西鎌尾根 | 〃 |
縦沢岳 → 左俣岳 | 〃 シシウド | 〃 チングルマの傘 |
縦沢岳 → 左俣岳 | 〃 キオン | 〃 紅葉したミヤマキンバイの葉 |
縦沢岳 → 左俣岳 | 左俣岳 → 千丈乗越 | 〃 |
左俣岳 → 千丈乗越 | 〃 ウラシマツツジの紅葉 | 西鎌尾根: 左俣岳 → 千丈乗越 |
千丈乗越分岐 |